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No.396121
K-Kかなこさん
昔、世界を救った英雄が生まれたと言われるティアルダ王国。 この国の王家には現在、双子の王子と王女がいた。 王子は気が弱いが心優しい少年。 王女はおてんばで、いつか剣を振るって過去の英雄のようになりたいと願っていた。
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そんなある日の夜、城から近い「竜の山」と言われる山に怪しい光が輝いていたのを見かける。 好奇心旺盛な王女は親にも侍従にも内緒で、王子を連れてその光の原因を探索に。 果たして二人がそこに辿りつくと、洞窟の中では瀕死の竜が一体横たわっていた。 二人を見て竜は「あの英雄の子孫か」とつぶやくと、二人に己の牙を一つずつ手渡しながら言った。 「私の瞳と角、そして爪を探し出して欲しい」 「その牙を使えば最強の剣と魔杖を手に入れることが出来るだろう。お前達一人一人がそれを持ち、世界に散らばってしまった私の探し物を手に入れてきてはくれまいか」 冒険の旅に憧れていた王女は一も二も無く引き受けるが、王子は気が進まない。 そもそも自分達は英雄の子孫などではないはずだ、と。 父王に許可を貰ってからにしようと提案し、王女はそれをしぶしぶ了解する。 しかし、二人が戻った城で待ち受けていたのは……一人残らず石化し、時が止まっている光景だった。 突然のことに驚愕し、慌てて山へと引き返す二人。 すると竜は言った。 「私はナーガ。この世界の守護神だ。私と敵対する神、サーガとこれまで戦ってきたが、この度の戦いで奴に瞳と角、爪を奪われてしまった。そして奴は世界の覇権を手に入れようとしている。その第一の標的として英雄を生んだこの国の王宮を狙ったのだ。お前達が無事なのは幸いだった。城の者たちを取り戻したくば、サーガ神を倒すしかない」と。 王女は決心し頷くが、王子は「自分にそんな大それたことは出来ない」とためらう。 しかし王女に叱咤され、そして石になった自分の父の姿を思い出すと王女と友に旅立つことを決心した。 ナーガは最後の力を振り絞って牙を剣と杖に変え、そのまま深い眠りに付く。 王女は剣を手に取るが重過ぎて思うように振るえない。 だが王子が試しに持ってみるとその剣を軽々と扱うことが出来たのだった。 王子は自分は前線タイプではないということで杖を持とうとしていたが、この事実に仕方なく剣を持ち戦うことにする。王女もまたその事実を不服に思いつつも杖を持ち魔法を扱うことにするのであった。 二人はやがて「自分は死神である」と名乗る謎のしゃべる鶏、森に住む民の少年、妖精族の長の娘、元海賊の男と出会って共に旅をすることになるが、旅を続ける内にこの旅に隠された重大な事実を知ることになる……。 という設定の一次創作…。 2年前くらいに投稿したこれhttp://www.tinami.com/view/158937 と同じキャラらしい。 デザイン違うけど
2012-03-22 04:00:51 投稿 / 500×522ピクセル
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昔、世界を救った英雄が生まれたと言われるティアルダ王国。
この国の王家には現在、双子の王子と王女がいた。
王子は気が弱いが心優しい少年。
王女はおてんばで、いつか剣を振るって過去の英雄のようになりたいと願っていた。
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