No.395817

第6話 探索

神夜 晶さん

どうも!神夜晶です!

今回は休日に入り町へ出かけて町を探索しますw

ちなみに翠屋にも行かせますので!

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2012-03-21 19:34:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3519   閲覧ユーザー数:3357

あの悲劇の夜から数日が経ちました……

今日は土曜日です!これから町へお出かけに行こうと思います♪

やっぱり自分の住む町だもんね~♪

道を覚えないと駄目だよね!うんうん♪

という事でお姉ちゃん達に言ってお出かけ許可を貰いに行きます

 

 

僕は自分の部屋の扉を開けました

ガチャ!

 

 

「お姉ちゃん達!ちょっとお出かけしてきても良い……?」

 

 

「ん~……

別に良いわよ? でも、変な人には気をつけるのよ?」

 

 

「そうですわね……

最近物騒な世の中になりましたものね……」

 

 

「そうね……

命ちゃんなら大丈夫だとは思うけど

一応携帯を持って行きなさい!」

 

 

「うん!携帯持って行くよ~♪

それに、そこら辺の子供じゃないんだから……

付いて行かないよ!? 僕は前より強くなったから大丈夫!」

 

 

僕は左手を腰に右手を胸に当てて張りながらえっへん!という

それを見てお姉ちゃん達は鼻を抑えてました

何で……? 鼻血でも出したのかな……?

 

 

「取り合えず、行って来るね!」

 

 

「「「いってらっしゃい!!!」」」

 

 

僕は元気よく玄関を開けて外へと飛び出します

う~ん!やっぱり晴れの日には、お散歩するのが一番だよね♪

僕は、気分が良いので鼻歌を歌うことにしました!

曲名は『断罪は遍く人間の元に』

 

 

「~♪~♪~♪」

 

 

う……? 何か視線を感じるよ……

周りを見てみたら行く人行く人が

僕を見てる……歌ったからかな……?

見られると恥ずかしいね……///

僕は走ってその場を後にしました

う~ん……色々な景色が見られるね~♪

道覚えないとジュエルシードが来た時困るからね……

夜だったら飛んで行くんだけど

やっぱり昼間は人に見られちゃうから駄目なんだよね~……

僕は地理を頭に入れて翠屋へと足を運びました!

 

 

「ここが翠屋……」

 

 

僕は翠屋の扉を開けた

キィ~カランカラン!

 

 

「いらっしゃいませ~!

あら……? 可愛いお客さんね♪

お母さんのお使い?」

 

 

「いえ……

個人の買い物です……」

 

 

「そう♪ご注文は何かしら?」

 

 

「取り合えず……

ショートケーキとシュークリームを

4個づつお願いします……」

 

 

「分かりました!ちょっと待っててくれる?」

 

 

「はい……」

 

 

これが高町なのはさんのお母さん……

高町桃子さんか~……実物を見るのは初めてだけど

3人の子供を産んでるのに確かに若いよね……

でも、お姉ちゃん達のほうが綺麗だもんね!

僕はえっへん!と心の中で胸を張りました

 

 

「お待ちどうさまです!合計○○○○円になります」

 

 

「カードでも大丈夫ですか……?」

 

 

「ええ♪大丈夫よ!

でも、カード何か持ってるのかしら?」

 

 

「はい……

少しだけお金があるので……」

 

 

「あら? 良いわね~♪」

 

 

「これでお願いします……」

 

 

そう言う僕はブラックカードを渡します

実はこれこの前紫お姉ちゃんが4人分のカードを

作って来てくれていました……

やっぱりブラックカードって良いね♪

お金も捨てるほどあるから困らないね!

 

 

「ねぇ……? こ、これって……

ブラックカードよね……?」

 

 

「そうですけど……

それがどうかしたんですか……?」

 

 

「え? い、いえ何でもないわ……」

 

 

そういう高町桃子さんは引きつった顔で「あ、あはは……」と言ってる

どうしたんだろう……? やっぱり子供がブラックカード

持ってるのおかしいのかな?

 

 

「はいこれ、絶対に失くしちゃ駄目よ?」

 

 

「はい……失くしたりしませんよ……」

 

 

「分かってるのなら良いわ♪

はい、ケーキ落とさないようにね?」

 

 

「はい……

有り難うございます……」

 

 

「いえいえ、どういたしまして!」

 

 

こんな感じで話してる間にあの子が来ました……

そう……高町なのはさんが……

 

 

「あ!? 命君!こんにちは♪

此処ね? 私のお父さんとお母さんが経営してるお店なんだ~♪」

 

 

「そうなんですか……

凄いですね……」

 

 

「うん!それで今日はどうしたの?」

 

 

「ちょっと町を探索がてらに此処に来ました……」

 

 

「なのは? この子とお友達?」

 

 

「うん!クラスメートの神羅命君っていうの!

こんな容姿してるけど男の子なんだよ~?」

 

 

「へぇ~……男の娘……

ねぇ? 命君ちょっと良い……?」

 

 

「ひゃ、ひゃい!

な、なんでしゅか……?」

 

 

余りの恐ろしさに噛んでしまいました……

何か、獲物を見つめる目してるんだもん……

 

 

「可愛いわね~♪

ちょっとメイド服着てみない……?」

 

 

「お、お断りします……!」

 

 

「へぇ~……

断るのね……? へぇ~……」

 

 

「うっ……(泣)

わ、分かりましたよぉ~……」

 

 

「そうこなくっちゃ!

さぁ、なのは!これを持って命君を更衣室へ

案内してあげて!」

 

 

「分かったの!

命君こっちだよ!」

 

 

高町なのはさんはそう言いながら僕の手を引いていきます

ぁぅぁぅ……メイド服着るの嫌だなぁ~……

だって恥ずかしいし……///

 

 

「ここが更衣室だよ!

後これ、メイド服なの!

どうやって着るか分からなかったら

言ってね? 手伝うよ!」

 

 

「は、はい……」

 

 

「じゃ、私は廊下で待ってるから!

ちゃんと着て来ないと……」

 

 

「き、着て来ないと……?」

 

 

「無理やり着替えさせるの♪」

 

 

「絶対着て行きます……」

 

 

「ぶ~……

連れないな~……

じゃ、私は外に居るね!」

 

 

そういうと高町なのはさんが廊下に出て行きました

はぁ~……着るの嫌だなぁ~……

でも、無理やり着替えさせられるのも嫌だよね……

さっさと着替えて帰ろう……

僕は、渋々着替え始めました

そして、着替え終えて鏡を見ました

 

 

「……もう完璧に女の子だね……

これをお姉ちゃん達に見せたら喜ぶかな?

でも、恥ずかしいから止めとこう……///

さてと、廊下に出よう……」

 

 

僕は着替え終えたので扉を開けて外に出ます

ガチャ!

 

 

「あ、命君着替え終わった?」

 

 

「はい……」

 

 

「うん!やっぱり似合ってるの!

でも、女の子として自身失くすな~……

私より可愛いもん!」

 

 

「複雑な気分ですね……」

 

 

「それじゃ、お母さんの所に行こ!」

 

 

「余り気は進みませんが

分かりました……」

 

 

「あ、あはは……」

 

 

僕達は高町桃子さんの所へ向かったよ!

そして、高町桃子さんに着て見せたら……

 

 

「まぁ!とっても似合ってるじゃない!

やっぱり私の目は間違ってなかったわ♪」

 

 

「……。」

 

 

「もう着替えても良いですか……?」

 

 

「う~ん……

ちょっとだけお手伝いをお願い出来ないかしら?」

 

 

「え……? ……。

何分位ですか……?」

 

 

僕は渋々お願いを受け入れてしまいました……

本当はしたくないけど断ったら後が怖いんだもん……(ガタガタガタ)

 

 

「そうね~……

30分だけで良いわ!本当なら閉店までお願いしたいけど

そこまでは悪いから30分お願い出来る?」

 

 

「30分だけなら何とかやってみます……」

 

 

「本当に? 有り難うね♪」

 

 

そう言って桃子さんは僕の頭を撫でてきます

僕は無意識に目を細めてしまいました……

 

 

「あ~!可愛いわね!

どう? 命君家の子にならない?」

 

 

「それは……絶対に出来ません……」

 

 

「あら……残念ね~」

 

 

「すみません……」

 

 

「いえ、私の方こそ無理言ってごめんなさいね?」

 

 

「いえ、大丈夫です……」

 

 

「ふふ……良かった

それじゃ、お客さんを出迎えれくれる?」

 

 

「はい……」

 

 

僕は言われた通りにお客さんを出迎えて席に案内します

途中で「可愛い~♪」とか「お持ち帰り~♪」とか聞こえたのは

気の所為だと思いたい……写メも撮られました……

 

 

「命君!そろそろ30分経つから着替えて着て良いわよ~!」

 

 

「はい……」

 

 

僕は、更衣室へと向かい着替えました

元の服(巫女服)に戻ると高町なのはさんが来ました!

 

 

「命君!お疲れ様~♪

メイド服の命君凄く可愛かったの!」

 

 

「お疲れ様です……

そうですか、有り難うございます……」

 

 

「それでね? お母さんが呼んでたよ~

手伝ってくれたお礼にケーキご馳走してくれるって!」

 

 

「分かりました……

一緒に行きましょう……!」

 

 

「うん!」

 

 

僕達は桃子さんの所に戻りました

そして、ケーキと紅茶を淹れておいてくれた様です

 

 

「あら? お帰りなさい!

お手伝いのお礼にケーキと紅茶用意しておいたから

食べて行ってね♪」

 

 

「分かりました……

有り難うございます……」

 

 

「寧ろ、私の方こそお礼を言いたいわ!

お店を手伝ってくれたお陰で大繁盛よ!

有り難うね? 命君♪」

 

 

「いえいえ……

どういたしましてです……」

 

 

僕は黙々とケーキを食べます!

あ!このケーキ美味しい……

 

 

「もきゅもきゅ~♪」

 

 

「じー……」

 

 

「もきゅ……?」

 

 

視線を感じるよ……?

視線をした方を見ると高町なのはさんがこっちを凝視していました

何か用かな……?

 

 

「何か御用ですか……?」

 

 

「あ……ううん!

何でもないよ!食べてる姿が可愛かったから

見つめてたの!」

 

 

「そ、そうですか……///」

 

 

「!? 命君もしかしてテレてる……?」

 

 

「テレてないです……」

 

 

危うく悟られる所だったよ……

テレてる所なんて見られたら恥ずかしいもんね……

そうしてる内に僕はケーキを食べ終えて

桃子さんが買ったケーキを冷やしておいてくれたらしい

優しい……

 

 

「冷やしてもらって有り難うございます……」

 

 

「い~え、どういたしまして!

また、来てね? いつでも歓迎するわ!」

 

 

「はい……

機会があれば来ますね……」

 

 

「命君またね!次は学校で会おうね!」

 

 

「はい……

学校で会いましょう……」

 

 

カランカラン!

僕は翠屋を後して家に戻ります

帰宅中に内に秘めた想いが頭によぎります

後、1週間位で原作が始まる……

もう誰も僕の目の前では死なせはしません!

必ず守ってみせるよ!

そして、考えてる内に家に着きました

 

 

「ただいま~♪」

 

 

「「「お帰りなさい!!!」」」

 

 

「出迎えてくれて有り難うね!(ニコッ♪)」

 

 

「「「(((可愛い過ぎるわ(ますわ)……!)))」」」

 

 

「あ、お土産に翠屋でケーキとシュークリームを

買って来たよ~♪皆で食べよ?」

 

 

「「「ええ(はい)!」」」

 

 

「もきゅもきゅ♪」

 

 

「「「(((ああ、可愛過ぎるわ(ますわ)……!)))」」」

 

 

「えっとね、お姉ちゃん達怒らないで聞いてほしいんだけど

さっき翠屋で高町なのはさんのお母さんと会ったんだけど……

メイド服着させられちゃった……///」

 

 

「「「何ですって……」」」

 

 

「ひっ……!?」

 

 

「「「命ちゃん……?

私達の前でもメイド服着てくれるわね……?」」」

 

 

「ひゃ、ひゃい(ガタガタガタ)!」

 

 

こ、怖かったよ……

あれは頷くしかないよね……?

 

 

「「「さぁ、命ちゃん……

ここにメイド服とスク水とナース服その他etc……

着てもらうわよ(ますわよ)……?」」」

 

 

「は、はい……」

 

 

こうして、僕はその日の夕方から夜中まで着せ替え人形になりました

写真もいっぱい撮られました……

もう、お婿にいけません……

お姉ちゃん達が貰ってくれるらしいです……///

そして夜が更けていきました……


 
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