「よくものこのこ我らの前に出てこれたものだな!北郷一刀!」
「はぁ・・・厄介だな・・・孫・・・なんだっけ?」
「孫仲謀ですよ、一刀様」
「あぁ・・・孫策の妹だっけ・・・で?何の用?」
「・・・きさま・・・今すぐここで叩き斬ってくれる!」
「おいおい、用件ないのかよ・・・」
「蓮華様!お下がりください・・・蓮華様には指一本触れさせん!」
「はぁ?そっちから挑んできたと思ったら部下に守られてるとか・・・プッ・・・あははは」
「キサマ・・・これ以上の侮辱・・・許さぬぞ!」
「あっそ・・・一技、いくよ」
「はっはい」(チラッ)
「蓮華様・・・私たちも戻りましょう」
「ああ」
「あ、北郷様。沮授様。」
「ああ・・・そのままでいい、それより何かあったか?」
「これといって・・・あ」
「なんですか?」
「先ほど孫の旗を掲げた一団が来てましたが・・・それ以外は・・・」
「そうか・・・その件は今はほっといていいだろう・・・それより洛陽内部の情報は入ったか?」
「すみません・・・」
「仕方ないな・・・一技、明日朝一番で虎狼関に探りを入れに行く・・・厳選しておいてくれ」
「はい」
「今日は大将からの命がない限りはこのままだ・・・しばしの休み、ちゃんと安めよ」
『はい』
「・・・一刀お兄ちゃん」
「華琳様?」
「・・・今はまだ様子見ね」
「御意に」
「ねぇ冥琳」
「何だ?雪蓮」
「あの北郷の噂は本当かしら?」
「袁術と共に零陵にいるというあれか?」
「そう・・・てっきり今回のこれで袁術ちゃんが来ると思ったんだけど・・・当てが外れたわ」
「雪蓮の感でも外れることがあるということか・・・それで何をたくらんでいる?」
「たくらむなんて・・・ちょっと・・・遊んでみるだけよ」
「あまりはまるんじゃないぞ・・・そうゆうところは凛蓮様にそっくりなんだから・・・はぁ」
「あら、私は母さんほどじゃないわよ・・・ところで蓮華はどこに・・・」
「姉様!」
「あら、蓮華。お帰り・・・ドコ行っていたの?」
「姉様・・・なぜ今すぐ北郷を討たないのですか!?」
「ちょっちょっと・・・いきなり何言ってるのよ」
「北郷は我らにとって・・・いいえ、呉にとって害悪でしかありません!今の内に討つべきです!」
「ちょっと・・・落ちつきなさいって・・・どうゆうことなの?思春」
「はっ!・・・先ほど草よりの話ですが、北郷が袁紹を総大将に推薦。ほかに候補者がいなかったため概ね袁紹に決まるかと」
「それと蓮華が興奮してるのとどう関係あるのよ」
「あっれ~お姉様わかんないの~」
「小蓮!貴方勝手についてきたわね・・・」
「あは~・・・っじゃなくて・・・お姉ちゃんが言いたいのわ~・・・その北郷が出した条件のことだとおもうんだ~、シャオは」
「条件?・・・思春」
「はい、北郷は自軍が連合内で弱小だと自覚しており、袁紹が総大将になったなら自分たちは後方支援だけに専念させてほしいと・・・」
「あら、無駄に被害なくていいじゃない」
「ふむ・・・たしかにその見方もできるが・・・他の諸侯ももう一つの見方をするだろうな」
「・・・後方で機をうかがい、隙あらば手柄を掠め取る・・・ってこと?」
「だろうな・・・」
「あはは~なにそれ~・・・って笑ってられないってことよね?」
「ああ、だがしかし手柄をほしがっているのは袁紹に曹操・・・あとは我らぐらいのようだ」
「公孫賛と馬超はちがうの?」
「公孫賛は漢の将として、馬超はこの戦自体を見ているようだ」
「ふ~ん・・・とりあえず蓮華は頭冷やしてきなさい・・・思春お願いね」
「御意」
「・・・冥琳」
「・・・・言いたいことはわかるが・・・せめて明命が正気に戻ってからでも遅くないだろ」
「そう・・・なら、ちょっと明命を見てくるわ」
「ああ・・・こっちは任せろ」
「明命、いる?」
「・・・」
「今日はいい天気よ・・・風が気持ちいいし・・・ねぇ明命も外に出てみない?」
「・・・」
「私の声聞こえてる?」
「・・・」
「やっぱり・・・反応はないか・・・怨むわよ・・・北郷一刀」
「・・・ケテ」
「え!?」
「タ・・・ス・・・テ」
「みっ明命!?」
「タスケテ・・・私を・・・たすけて・・・」
「助けて?明命!?」
「雪蓮どうしたんだ?大声を上げて」
「冥琳!明命が・・・」
「同じことを繰り返してるな・・・きっかけは何だ?」
「私が・・言った言葉に答えがあるのかしら?」
「なんと言ったんだ?」
「怨むわよ・・・北郷一刀」
「・・・・一刀様」
「「え?」」
「性欲をもてあます!」
「何言ってるんですか!ほら、変なこと言ってないで軍儀いきますよ!」
「ちょっひっぱるな・・・アー」
「・・・(ギロッ)」
「もうやらないよ・・・それで?こんな時間に何の用なんだ?」
「わかりません・・・ただ、急用だと・・・」
「何なのよまったく・・・あら」
「げっ」
「ちょっと!?何よその『ゲッ』って」
「会いたくないやつに会ったんだ・・・当然の反応だろ」
「悲しいわ・・・泣いちゃうかも(ヨヨヨ)」
「嘘無きしても同情なんてしないからな、曹操」
「あら・・・そう(なぜばれたの!?)」
「皆さん夜分遅くすみません」
「誰?」
「顔良さんですよ、一刀様」
「よくしってるな~・・・それで?」
「はい、こちらへ」
「すまないな」
「あら、公孫賛・・・あなたが皆を呼んだのかしら?」
「ああ・・・すまない・・・」
「まぁいいわ・・・」
「ああ、用はこれのことなんだ(手紙)」
「何かの書状かしら」
「呼んでくれて構わない・・・・というか私の頭じゃいまいちピンとこないんだ」
「へぇ・・・・そう・・・面白いわね」
「そっ曹操?」
「公孫賛・・・これはたいしたものよ」
「どうゆうことなんだ?」
「そうね・・・簡単に言うと、仲間にならないと帰る場所、地位を失うわよって言ってきているのよ」
「なっ・・・かしてくれ「はい」まさかこんな意味があるなんて」
「そうね・・・見慣れない字体だし、意味もわからないのが多いわ」
「ちょっと見せてくれないか?」
「ん?ああ・・・いいぞ」
「うん・・・(これって・・・あれだよなぁ・・・そりゃ読めないよなぁ・・・ってことはこれを書いたやつは俺と同じ?)」
「北郷?」
「ああ、すまない・・・そのな、ここに書いてある言葉・・・俺なら読めるし意味もわかるのだが・・・」
「おお、ほんとうか!?なっなら・・・意味を教えてくれ」
「ああ・・・これはな・・・」
「まぁおおよそは曹操が言ったことと変わりはないな」
「そうか」
「ただ、俺は不思議に思ってるんだが」
「何をだ?」
「この天の御使いってそんなに凄いのか?」
「あー・・・そのことか・・・」
「私が得た情報だと、見たこともないカラクリを作ったり、改革的な法案をあげたり、恐ろしく強かったり・・真実なのか単なる噂なのか」
「真意がわからない・・・それに、一部の村や街では天の御使いは女ではなく男だとか・・・」
「情報が混走してるな・・・一枝はどうだ?」
「はい、天の御使いは女で、僕たちが知らない技術や思いもよらない方法で治安維持をしていると・・・・」
「ふーん、まぁどうでもいいや」
「「「え?」」」
「見たこともない相手を想像しても何にも意味ないし、どうせ敵対してるんだ、そのうち会うことになるだろ」
「それもそうですね」
「公孫賛は・・・自分が思う道を行けとしかいないな・・・それじゃぁ俺たちは戻るよ」
「失礼します」
「ああ、おやすみ」
「私も戻るわ・・・ドノ道を選ぶことになっても・・・後悔はないようにね」
「ああ、わかってるさ」
「おお、公孫賛殿・・・決められましたか?」
「ええ・・・」
「では、どのように?」
「私の答えは・・・これだ!『ザシュッ!』」
「私は!すべて失うことになろうと!自分の信念は貫き通して見せる!」
「私は公孫賛だ!」
「そんな・・・白蓮ちゃん・・・」
「桃香ちゃん・・・」
「白蓮ちゃんと戦うことになるのかなぁ?私どうしたら・・・ご主人様~」
「大丈夫・・・私にいい考えがあるの・・・・これなら誰も・・・傷つかない。大丈夫だよ」
「ご主人様」
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