駅にて....。
4月。
そう。それは新たな出会いが訪れる月。
4月。
そう。それは.........やべ、もう思いつかね。
..............。
ま、まぁ、あれだ。兎も角だ....
4月。
俺は.....帰って来た!!!
『まぁ。そんな事言ってもキャラ設定しか挟んでないんけどね〜』
あっ!作者てめぇ!出てくんな!!しっしっ!!
ゲフン
気を取り直して....。
現在:午後4時ぴったし。
先月。通っていた全寮制の男子中学校を卒業した俺は、
今年から通う高校のある、懐かしの故郷(育った街)へと、帰還した
『のでした。おしま
せいっ(飛び蹴り)!!
い"はっ!!.....っ!ひ、ひた(舌)かんだ!!』
ざまぁ〜。
さて、悶えながらどこかへ消えた作者は放っておいて......もう帰ってくんな〜。
話が脱線しすぎたな。
駅を出た後、そのまま自宅へと直行........現在自宅の前にいる。
しかし........迎えがいない。
今日帰る事は知らせてある筈なんだけど....
あのブラコン姉妹が迎えに来ないなんて、なんか寂し......はっ!!
なんだ、これで良いんじゃないか。
そうだよ、その為に俺は妹2人から逃げゲフンゲフ、距離を取ったんじゃないか。
結果成功。
成長したな....そうだなもう2人共高校生(憂は来年)だ、
いい加減、お兄ちゃん離れしても良いお年頃と言うやつだろうな。
「ただいま〜」
玄関の扉をオープン・ザ・プライス......古いか、これ。
「..............(し〜ん」
返事がない只の屍の様だ。
っかしいな〜。
鍵開いてたし、靴あるし、留守じゃないと思うんだけどな....。
こ、これはまさか、俺を完全無視か!!!
べ、別に、悲しくなんかないんだからねっ!!
......キモいってか?ほっとけ!!
うむぅ......まさかココまで効果が出るとわなぁ〜。
『効果覿面っ!僕イケ(グシャ......ぎゃぁぁぁぁ!!!』
........そう思いながら、2階へと続く階段を上る『スルーされた!(ドゴッ...ぐふぅ!!』
家は2階にリビングがあるのだ。故に階段を上る。
そして、リビングの扉を開け、中へと入る。
???「「「おかえり〜!!!」」」
するとどうだろうか。
綺麗に飾り付けられた部屋。机の上に並べられた料理。
そして、満面の笑みした、妹達(唯と憂)と幼馴染み(和)が.....。
どうやら.....俺を待っていてくれたようだ。
そうか、だから迎えも返事もなかったのか。
あれ、目から汗が....。
憂「お、お兄ちゃん!?」
和「なに泣いてるのよ推」
唯「泣く程嬉しかったんだね〜スッくんは」
推「な、泣いてなんかないやい!!ちょっと目から塩っぱい汁が出ただけだ!」
和「.....それを泣いてるっていうんじゃない」
推「....すまん。もう大丈夫だ....」
唯「じゃあ気を取り直して.....」
唯憂和「「「おかえり。すーくん!」お兄ちゃん!」推!」
推「あぁただいま」
この、3人が開いてくれた俺の歓迎会
『おかえりすーくんの会(命名:唯)』の途中で1つ分かった事が.....。
あ!因に〝すーくん〟ってのは、唯の俺を呼ぶ時の愛称な。
おっと.......話を戻そうか、その会で分かった事が1つ。
やっぱりマイシスター(唯と憂)はブラコンでした。
ちっとも治ってねぇじゃん!!
いや、まてよ....2人のブラコンは最初からか、そら治るわけないわな......うん。
......じゃなくて!!!ちっとも治お...変わってないじゃないか。
どうなってんだ、この2人!!
現在の状況はこうだ
唯「ねぇねぇすーくん。これも美味しいよ!!」
推「あ、あぁ.....って!それさっきも食べたyもごっ!」
憂「お兄ちゃん。これ上手く出来たと思うんだけど。美味しいかな?」
推「あぁ。美味しい!腕を上げたな憂!」
と、こんな感じで、2人して一定リズムで人の口ん中に料理を突っ込んでくる。
中でも特に酷いのは唯だ。
ずっと人の右腕に自分の腕を絡めてくる。
俺が左利きだったから良かったものの.....将来右利きの彼氏が出来たらどうすんだよ
そいつなんも出来なくなるぞ。
でも、こんな状況でも、一番印象に残ったのは和の顔だったな。
この俺達の光景を、苦笑いして見ながらも、
俺に哀れんだ目を向けてくるという、なんとも器用な顔をしてやがったぞ、あいつ。
時刻が夜8時を廻り、和が自宅へ帰ると言うので、家まで送る事にした。
推「3年間、2人が世話んなったな」
和「これからも面倒見なきゃ、だけどね.....特に唯の」
推「...........そうだな。これからも仲良くしてやってくれ」
和「えぇ。......あ!ここまでで良いわよ」
推「そうか?家の前まで送るつもりだったんだが....」
和「大丈夫よ。これ以上推を独占したら、唯に何言われる事やら。
....大変だったのよ?貴方のいない3年間、ずっと唯の愚痴を聞かされてたんだから。
『スッくんが全然家に帰って来てくれない〜』って」
推「............それは、大変ご迷惑お掛けしました」
一応一昨年(2年)の夏休みに帰ったんだがな〜。
和「だから早く帰って相手してあげなさい」
推「.........そうだな。久しぶりだし仕方ない、かな」
和「ふふ。じゃあ。また明日ね!?」
推「おう。じゃあな」
そして現在、和を途中まで送り帰宅した俺は......
唯の部屋のベットで唯と憂と3人で〝小の字〟になって寝ている。
別に、深い意味や諸君らが期待している様な事はないぞ。
.........なぜ、こうなったかと聞かれると。
簡単だ唯の『折角だし今日は一緒に寝よう』発言の所為だ。
「折角ってなんの!?」とか色々言ってやったのだが、
唯の発言に呼応した憂と、まさかの俺の荷物がまだ届いていないという
引っ越し業者の裏切りにあい、あえなく返された....
それでも反論したが、軽く流され現在に至る。
さらに、実を言うと明日、俺と唯が今年から通う『桜ヶ丘高校』の入学式なのだ。
今年から共学になったんだよなぁ〜あそこ。去年まで女子校だったのに。
あ〜あれだよ。ハーレムとか狙ってないよ。
唯が、そこ(桜高)に一緒に通お?と誘って来たので、
反対する理由もなかったから二つ返事でOKしただけだ。....あと和も通うらしい。
.....くそっ!!2人が完全に寝付いたから、今の内に抜け出そうと思ったんだが、
なんだこの力は!!この細腕のどこにこんな力が!!
左右の妹君達に両腕をガッチリとホールドされ動けないという結果に終わってしまった。
どうなる事やら、俺の初日。
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翌日。
はい。俺の初日はこんなん(困難)でしたよ。
時計を見間違えた唯が遅刻と勘違いして俺を巻き込み学校へダッシュ!!
という事で、いま学校(桜ヶ丘高校)の前にいる訳なのだ。
現在の時刻8時5分。入学式の開始時刻は9時から.......約1時間暇だ。
唯「ど、どうしようかすーくん。まだ時間まで1時間はあるよ」
知らんがな〜。
推「まぁ取り敢えず学校探検でもすっか。
これから通うんだ。いま知っておいて損はない」
唯「うん!!そうだね」
推「.....ほらいくぞ」
唯「あ!待ってよ〜」
それから40分位かけて、ざっと学校を一周した俺達は、
また校門まで戻って来た。
和「唯〜。推〜」
和と合流。
和「珍しいわね?唯が私より早く着くなんて.....」
唯「いやぁ〜それがね。お恥ずかし乍ら、私達時計を見間違えちゃって.....」
推「私〝達〟じゃなくて、私(唯)〝だけ〟な」
唯「す、すーくん!それは言わない約束だよ!!」
お兄さん、そんな約束した覚えはありません。
和「.....唯らしいわね」
まったくだ。3年前(小学生の頃)から、ちっとも変わっちゃいない。
唯「そ、そんな事より、クラス。クラス発表見に行こうよ!!」
推和「(話をそらした......はぁ〜)」
そんなこんなで、クラス発表を見終わった後、
それぞれ、自分の割り振られてクラスへと向かった。
と言っても、唯と和は3組。和が一緒だから唯は大丈夫だろ。
俺は1組。
俺だけ違うクラスなのが何だか悲しい気もするが、唯と別の教室になったのはラッキーだ。
さらば唯
ブラコン
よ。
そう言えば別れ際に唯泣いてた様な..........気のせい、だよな。
そして、入学式を終え、
いまは教室で担任の自己紹介(因に女性)と各々の自己紹介の時間だ。
途中思ったが、やはりと言って男子の数が少ないな。
担任「じゃあ次。平沢 推くん」
おっともう俺の番か。
推「え〜と......平沢 推って言います。
趣味は家事全般とギターを少々。.....1年間よろしくお願いします」
軽く頭を下げ席に着く。
あれ?なんか見られてる?妙に熱い視線を感じる。
............気のせいかな?
担任「じゃあ次。はなふだ。(作者)くん」
『..........只の人間には興味ありません。この中に宇(ry』
........うん。いま変なのいたね。某団長の様な事を言ってるのが。
.........忘れよう...うん、そうしよう.....もう出て来ないだろうし。
『ふっ甘いな。俺はこの物語の作者だぜ?言わば、この世界のかm(バコッ.....がはっ!!』
言った傍から出てくるな!!この愚作者が!!
自己紹介も無事?終了し、明日の予定を再確認しその日は解散となった。
推「おっと!」
荷物をまとめ、1人の女子の後を通過した所で、
同時にその娘が椅子を引き、ぶつかりそうになった。
?「あ!ごめんなさい。大丈夫ですか?」
おっとりとしたしゃべりかたで、いかにも〝お嬢様〟と言う雰囲気を醸し出す、少女。
髪は金髪.....正確にはベージュ?かな。......そして何より、
特徴的な眉毛。...........沢庵?...な、訳ないよね〜。
?「...あの?」
推「へ?」
?「怪我とかは?」
どうやら、眉毛に気を取られすぎたようだ。
眉ちゃん(仮)が不安そうにこちらの顔を覗き込んで来た。
名前?知らないよそんなの。皆の自己紹介聞いてなかったんだから仕方ないだろ?
推「あぁ、大丈夫!大丈夫!ぶつかってないからね」
?「そう良かった....」
俺の返事に、安堵する眉ちゃん。
そこまで心配してたのか?律儀なのか。将又、気が弱いのか。
まぁどっちにしろ彼女の自由だがな。
推「じゃあ、俺行くから」
?「えぇ。また明日ね平沢君」
俺の名前.......成る程。どうやら律儀な様です。
その後、教室から出た所で、唯と和と遭遇。そのまま一緒に帰宅した。
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帰って来た主人公....てまだ設定しか挟んでないけど(笑)