第0話『タイム・0』
「なんでだよ・・・。」
荒れ果てた大地に倒れる一人の青年・・。
彼の名は西門 四季。その美しく長い黒髪とその胸は血で濡れている・・。
「ごめんなさい四季くん・・この世界を救うにはこの方法しか・・・」
その彼に向かい合って立つ白装束の女性。栗色の髪が風に揺れその手には赤い真珠が輝く白と金の杖が握られている。
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pf>そしてその横にはコート着たホームレスのような中年の男。彼は四季の様子を見て嬉しそうに笑っていた・・・・。
「アーッははは!!これで終わりだ紅蓮の破壊者!!貴様はここで滅び、世界は救われるのだ!!!ハハッハハハハハハハハ!!」
「鳴滝!!!」
四季は悔しげに声を出すも傷が深すぎまともに動けない。
「くそ・・・くっそおおおおおお!!」
ピキキキキキ・・・
すると彼の叫びに応じるが如く彼のいた地面にヒビが入り、それは空間にまで広がっていく・・。
「これは!?世界が・・物語が砕けようとしているのか!?おのれぇぇぇぇ!!」
中年の男はそれを確認すると高笑いを止め背後に出現した銀色のオーロラの中へ去っていった・・。
「ごめんなさい・・」
女性も涙を流しながらそれに続く・・。
「あああああああああああああああああああ!!!」
数秒後・・・
そして四季の断末魔が響き、その世界は壊れた・・・・。
別のどこかの並行世界・・・
「これが僕と彼のタイム・ゼロ・・・おわりとはじまりの時だ。」
夜の砂漠に立つ紅い瞳をした青年が呟いた・・・。
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紅蓮の破壊者、仮面ライダーディケイド・ブラット・・・西門 四季。
仮面ライダーと様々な戦士の入り乱れる世界でその瞳は何を見る?
紅蓮の破壊者、タイトル改めここに復活!!
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