物語は、無限に広がる。
ちょっとした些細なことでも。
100や1000もの物語に繋がることもある。
これは、とある化け物がとある戦いに勝ってしまった物語。
オリジナルのブレイドの世界とは、違う終末になった哀しき化け物と、
とある少女たちと戦う、純心な闇の少女の物語。
彼らが出会ったのは、些細な事だった。
化け物…相川 始が、自身を封印してもらう人を全て殺してしまったことだった。
始は、自分を封印させようとしていた親友を、間違えて殺してしまった。
「…なんで、なんで、最後に手を緩めた!」
周りに散らばるのは、52枚のカード。
雨の中、親友を抱えながら言う。
「無理に決まってる。
だって、親友を殺すなんてsゲホゲホ!!。」
親友は、血を吐きながら言う。
「ごめん…。
俺、無理だ。」
「何言ってんだよ!
俺を封印するのはお前だろ!!!」
「俺、眠い…。
ごめん、明日にしてくんないか…?」
「おい。
おい!
おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!」
そして、親友は朽ちて行く。
すると、どうだろう。
彼の体の中からガーバラ ジェロンド オレンジの花が出てくる。
そして、花から光が出てくる。
その光が、彼を包む。
次の瞬間には、親友の死体以外は、居なかった。
ガーバラ ジェロンド オレンジの花言葉は、希望。
その希望が、彼の希望になったのだろうか知らないが彼は、いや、化け物は、少女たちが戦う世界のとある砂漠に落ちていく。
その日、彼女…ダークプリキュアは、砂漠の使徒周辺の砂漠を散歩していた。
最初、彼女は、気でも狂ったのかと思ったが、引き寄せられるように砂漠へと歩いて行った。
1000m弱でも歩いただろうか。
彼女は、(もういいだろう。)と、思い、砂漠の使徒へ、引き返そうと思ったが、100m先ぐらいだろうか、小範囲の光を一瞬発する。
気になり、光を発した場所に行く。
「なっ!」
声を出すほど、目がおかしいと思うほどの光景を目にした。
コートを羽織った男とその頭の隣にあるきちんと重ねられたカード。
だが、彼女が疑ったのは、それだけでは無かった。
本来なら、人間にはあるはずの『心の花』。
それが、無かったのだ。
これが、化け物と少女のファーストコンタクトだった。
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別の世界のカリスがハートキャッチプリキュアの世界に…。