No.393114

IS ~運命を切り裂く剣~ 回想終了/パーティのお誘い

ISを唯一使える男がいた。
運命を変えた一人の男がいた。
この二人が出会うとき、何かが起こる!
運命の切り札を掴み取れ!part13

2012-03-17 16:10:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2206   閲覧ユーザー数:2176

 カッカッカッカ!

 

 彼ら…仮面ライダー剣もとい剣崎一真とIS「甲龍」を身に纏った凰鈴音は司令塔の最上階目指しエレベーターのようなものはないので階段でひたすら上った。

 

 ISを纏う鈴は、割と簡単に上り、剣崎は再度「MACH」のカードをラウズし上っているのだがなぜか最上階まで着かない。

 

いま、剣崎たちは14階なのだが最上階は、24階なのでやっと半分行ったくらいだ。

 

「まだ…着かないの…鈴ちゃん…?」ハァハァ

 

「まだ、14階よ。

 早く行くんでしょ!」

 

「でも…俺…走ってるし…鈴ちゃんは…浮いてる…だけじゃん…。」

 

「ちょっ、なに言ってるのよ!

 結構体力使うのよ!」

 

「そんなこと言っても…ダイエットになんないっしょ。」

 

「ああん?」カチン

 

「え?俺なんか変なこと言っt…あっぶね!何してんだよ!」

 

鈴がいきなり一真に甲龍の主要武器「龍咆」を撃ってくる。

 

「…れいよ。」

 

「え?」

 

「女の子に向かってダイエットっていうこと自体失礼よ!」

 

「な、何だって~~~!」

 

と、言いながらも鈴は龍砲を放ってくるので、一真は全速力で最上階まで上っていく。

 

「なっ!待ちなさーーーーーい!」

 

それを追うように鈴も最上階へ行く。

 

だが、『全速力』のブレイドを止められることはできない。

 

「はぁはぁ、早すぎ…きゃあ…!。」

 

 すると、ふらふらになってる鈴を誰かが布で鼻と口を塞ぎ、鈴が気絶するとISを起動させて最上階まで運んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、最上階までやっと着いた…。って、あれ?

 鈴ちゃんまだ来てない。

 もしかして、置いてきちゃった!?

 やばい、どうしようどうしよう…。」オロオロ

 

「お前が探しているのはこいつか?」

 

「誰だ!?」

 

 一真が後ろを振り向くと、そこにはISを起動させてる10人から19人の女達と下が鋭く尖った刃物が敷き詰められてる地面に天井から手足をロープで絞められてロープでくくられている鈴がいた。

 

「っ!鈴ちゃん!」

 

「動くな。動けばこの娘は死ぬ事になるぞ。この娘を助けたいなら、変身を解除し、こちらにベルトと13枚のカードを渡してもらおう。」

 

「だめ!一真!渡したら殺されちゃう!」

 

「黙れ小娘。さぁ、変身を介助して、渡してもらおうか。」

 

「くっ!」

(変身を解いて、カードを渡したら鈴ちゃんを助けられる。そうだ!)

 

何かを閃いたのか、一真は変身を解き、カードを『13枚』抜き去り、床に置き、その場から離れる。

 

 すると、近くにいた2人の内、片方がベルトを、もう片方がカードを回収し、ボスらしき人に渡し、受け取った女がカードを数える。

 

 彼女が見たのは、ヘラクレスオオカブト、蜥蜴、ライオン、猪、蝗、ヘラジカ、三葉虫、角牛、豹、

鷲、山羊、コーカサスオオカブト、そして何も書かれていないカード…コモンブランク。

 

彼女は、疑問に思う。

 

(データの中では、何も書かれていないカードは無かったはずだ。

 もう一枚は、黄金虫のはず。

 まさか!)

 

「全員射撃用意…!」

 

「一真!!!」

 

「鈴ちゃん、目を閉じて!」

 

そう剣崎から言われると反射的に鈴は目を閉じる。

 

「もう目を開けていいよ。」

 

不意に、剣崎の声が聞こえたので目を開けてみると無傷の一真が居る。

 

「いま、外して安全なところに降ろすから。」

 

そう言い、高い高い~のように鈴を持ち上げ、刃物がないような場所に降ろす。

 

「怪我はない?」

 

「無いわよ。ったく、何で置いて行ったのよ?」

 

「それは、…ごめん。」

 

「良いわよ。さぁ、帰りましょ。」

 

一真は、ベルトとカードを取り返したというのも鈴に報告しながら、彼女ともに家に帰ることにした。

 

 後日、一真は荷物を纏めると鈴と鈴の父に「今までありがとうございました。ここに居ると、また2人に危険を伴わせてしまうので、離れることにします。」と、置手紙を残すと街から離れた。

 

                剣崎回想end

 

「へぇ~。そんなことがあったんだ。」

 

「そうそう、そんなことがあったわけ。でも、どうやってあいつら倒したわけ?」

 

「そうですわね~。それが疑問ですわ。」

 

「そうだな。」

 

「「「「う~ん。」」」」

 

(言えない。スカベラアンデッドに変身して、時間止めてやっつけたなんて言えない。)

 

4人が考えている間に、1人の生徒が彼らのもとにやってきた。 

 

「あぁ~、いたいた。やっと、見つけた。」

 

「え?どうしたの?」

 

「剣崎先生もいたんだ。

 突然だけど、みんな放課後あいてる?」

 

「空いてますけれど。」

 

「一応、テストの答案をまる付けすれば空いてるなぁ。」

 

「内容によって、部活を早めに切り上げればあいている。」

 

「空いてるけど~。」

 

「空いてるけど、何かあるの?」

 

上から、セシリア、一真、箒、鈴、一夏の順だ。

 

「実は、放課後、クラス代表決定のパーティがあるんだけど、先生がいざこざの解析が終わるまで外出禁止っていうから準備が遅れて、1組と2組共同ですることになったんだけど来るよね?」

 

「「「「「もちろん行くよ (ますわよ)。」」」」」


 
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