No.392655

IS~深緑の狙撃姫~「あなたと一緒に過ごした日は忘れない・・!」

十河さん

コラボ最終回。

2012-03-16 21:05:35 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2667   閲覧ユーザー数:2595

試合が終わった頃、メテオたちは廃材置き場まであと少しで着くところだが・・。

 

「ふふ、行かせないわ。」

「・・!触角付き!」

「行きなさい。」

 

丘の上にリブラが待ち構えており、分身体のダスタードを召喚、襲いかかる。

 

「フォーゼ、このまま突っ切る!」

「了解!」

 

挿入歌:ENDLESS PLAY

 

メテオはスピードを上げてダスタードを弾き飛ばし、方向転換してまた弾き飛ばす。

 

「よし!」

 

フォーゼはウインチのフックを戻して光弾をジャンプして回避。

空中でウインチをオフにしてロケットとクローを入れ換えオンにする。

 

(クロー)

(クロー・オン)

 

「はぁぁ!」

 

テクニカルな動きとブースターを利用した動きでダスタードを切り裂いていく。

 

「てやぁぁ!」

 

アクロバティックに動き回って最後のダスタードをボードのエッジで攻撃してすべてのダスタードを倒す。

メテオとペガサスは対峙していたがそこへフォーゼが駆けつける。

弾は既にパワーダイザーを降りて陰で戦いを見守っている。

 

「ふぅ。」

「露払いご苦労様。」

「もう!楽しめたからいいけどさ!」

 

フォーゼはクローを構えてペガサスに立ち向かう。

 

「ぐ、教官にキズをつけた貴様らを倒す!」

「はっ、ホワチャ!(こいつ、ボーデヴィッヒ?)」

「えい!(織斑先生の事を教官って呼ぶのはボーデヴィッヒさんしかいないし・・。)」

「アタァ!(それにあたしたちを知っているのもボーデヴィッヒしかいない。確定ね。)」

 

ペガサスが攻撃しているなか、フォーゼとメテオは正体を悟った。

 

「ワタァ!」

「はぁ!」

 

メテオの攻撃とフォーゼの攻撃を立て続けに食らうペガサス。

二人は一旦距離を取る。

 

「仮にあたしたちを倒したとして、その教官にどう説明するつもり?」

「自分がゾディアーツになって仮面ライダーを倒して仇を取りましたってその教官に言うの?」

「ふん、教えると思うか?今日は分が悪いから引くが次に会ったら貴様らを殺す!」

 

ペガサスはそのまま逃走。

逃走を確認してメテオとフォーゼは構えを解く。

 

「ふぅ、あの子は自業自得っていう言葉を知らないのかしら?」

「織斑先生をあそこまで崇拝するのも問題だね。」

「あれは織斑先生の事を神様か何かと勘違いしてるわ。全く、何をどうしたらあんな風に崇拝するようになるのか逆に気になるわ。」

 

二人はペガサスが去っていった方向を見つつ呆れながら言った。

隠れていた弾がフォーゼに駆け寄る。

 

「久しぶりだな、シャルロット。」

「うん、弾も久しぶり。」

 

弾と軽く話をした後IS学園へと戻り、ラビットハッチでペガサスの事を話す。

 

戻った方法?

ロケットで飛んで帰りましたが何か?

 

ラビットハッチ

 

「ボーデヴィッヒがペガサスか・・。」

「ええ、どうも織斑先生の敵討ちとドイツへ連れ帰りたいみたい。」

「ったく、面倒だな。こっちのラウラは。」

「ラウラさん・・。」

 

ロックオンの言葉に悪態をつく終にラウラを心配する楓。

すると銀色のオーロラが現れる。

楓と終はそれを見て帰るときだと悟る。

 

「行こうぜ、楓。」

「はい、皆さんお世話になりました。」

 

ロックオンは楓に抱きつく。

楓はいきなりの事で混乱するがロックオンから泣いている声が聞こえる。

 

「楓・・あなたと一緒に過ごした日は忘れない・・!あなたが忘れてもあたしはずっと覚えているから・・!」

「ロックオンさん・・私も忘れません・・!皆さんと過ごした日々を・・!」

 

ロックオンは楓から離れ、楓はシャルに向き直る。

 

「楓、ロケットスイッチスーパー1ありがとう。大切に使わせてもらうよ。あとはあっちの僕に頑張れと少しは自重してよねって伝えてね。」

「はい、必ず伝えます。」

 

楓は次に鈴に向き直る。

 

「私もシャルと同じかな。あっちの私にもう少し冷静になりなさいって伝えて。」

「はい。」

 

楓は次にティアナに向き直る。

 

「私たちの事、忘れないでね。楓ちゃんと終くんはずっと仮面ライダー部の部員だから。」

「はい!」

「これ、写真。」

 

楓は写真を受けとって見る。

 

そこには宇宙で撮影した仮面ライダー部が写っていた。(フォーゼ原作OPのような感じ)

ラビットハッチで作業していた時の一枚、フードロイドと戯れている一枚、学食での一枚などさまざまな写真があった。

 

一夏は終と話をしていた。

 

「楽しかった。お前とバカやったりここで過ごしたりしたことは忘れねぇ。」

「終、俺もだ。また戦おう。」

「次こそケリを着ける。」

「ああ、もっと強くなってやるさ。」

 

二人は握手をした後、友情の証を交わす。

 

「じゃあな!」

「皆さん!ありがとうごさいました!」

 

最初に終がオーロラの向こうへと消える。

 

「楓!」

「え?」

 

ロックオンは楓の頬にキスをした。

 

「ろ、ロックオンさん!?///」

「また会いましょう。決着も着けなくちゃいけないし。」

「はい!私もっと強くなります!」

 

顔を赤くした楓がオーロラを潜ると同時にオーロラが消える。

 

「行っちゃったね。」

(楓、いつかまた・・。)

 

こうして永遠の月と黒の牙は己の世界へと帰還した。

そしてスイッチを調整する部屋に宇宙で撮った仮面ライダー部と楓たちの写真が納められた額縁が飾られた。

そこにはみんな笑顔で写っていた。

 


 
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