私の子が生まれてから5年の月日が経った
5年・・・長いかと思ったらあっと言う間に過ぎた気がする
その間に色々な出来事があったが今言うと長くなるのでまたの機会にしようと思う
と・・そんな思い出にも浸れない現状が今この時だ
「関平~待ちなさい~!」私は今わが子を追いかけている
「嫌だー!!父上と遊ぶんだから!」そう言いながら私から逃げる
最近は特に言う事を聞かなくなってきた。私が子供の頃もそうだったのだろうか?
自分ではそんな事ないと思いたいが・・この子見てると・・・
「今日はお勉強する日!朱里も待っているんだからー」
「キャンセルでー!!」この言葉使いはご主人様が教えたのだろう・・
最近はよく天の言葉を使うようになってきている
「その・・きゃ・・きゃんせる?って何よ?」
走りながらも会話を続ける。それにしても逃げ足が速い。まったく体力と素早さだけはあるんだから!!
そのまま関平は執務室に入っていく
「あっこら今入っては駄目でしょ!?」私の声は虚(むな)しく響いただけだった。
私が慌てて部屋に入ると、関平はご主人様の膝の上に座っている
「へへー父上の膝の上は気持ちいい」などと笑顔で言っている。一方ご主人様は苦笑いだ。
「こら!関平!ご主人様は仕事中なのだ。そこから降りなさい」
「やだー。今日父上遊んでー」
「あー今仕事中なんだ・・・ごめんな」
「むー・・」関平は残念そうな顔して膝から降りた。
「今度の休み遊ぼうな」ご主人様は関平の頭に手を置いてそう言った
「絶対だよ。約束ね」
「あぁ。約束だ。だから今日はちゃんと勉強しておいで」
「はーい」笑顔で返事をする。まったく私の時もこれぐら素直だったら楽なのに
そして夜。私は関平の寝顔を見ながら
「はぁ~今日も疲れてたな~」独り言を言ってしまうほど疲れているのだろう
寝顔は可愛いのだがな。もう少し言う事を聞いてくれればいいのだが。
しかしこの子ももう五歳か・・早いものだな私もだいぶ年を取ったな
「しかし疲れた・・寝るとするか・・」
私はそのまま眠りに落ちた
私はその日いつより早く目が覚めると
「ふぁ~・・・ん?んん?」ある異変に気がつく
「か・・・関平?」関平が居ない・・こんな朝早くから居ないなんて私より早く起きる事あるが
私は慌てて飛び起きて部屋を出る
「はぁ・・はぁ・・」城を探し回る
一体何処に?もしかして何処かに連れ去られた?しかしここは城の中・・しかし・・
どうしても悪い方に考えてしまう
中庭の方から声がする・・
「関平?・・今の声は関平」私は急いで中庭に行くと
「たぁ!てやぁ!」真剣な顔をして木刀を振り回している。
そしてその近くに居るのはご主人様。
私はご主人様にそっと近寄る
「ご主人様・・」
「おわ!?あ・・愛紗」ご主人様は驚いた顔をした後苦笑いしている
「どういう事ですか?」私は少し怒って言った
「あっいや・・そのさ・・関平が鍛錬俺に見てほしいって言うから・・」
「はぁ~そうですか」
私は気が抜けてその場に座り込む
「まったく・・こんなに朝早くからすることないのに」
「それが関平いつもこの時間から鍛錬してるらしいぞ?」その言葉に私は驚きを隠せない
「えっ?こんな朝からですか?」
「あぁ・・なんでも愛紗を驚かせるんだって行ってたな」
「・・・・」
「愛紗・・子供はいつか俺たちの手から離れていくんだろうな・・
そして俺たちが思っている以上に自分で考えて成長してるんだな」
私はその言葉を聞いてどう思ったとか何を思ったかよりは
ただ・・嬉しかった
そう私は嬉しかった
(完)
やばい・・やっちゃった。何か変な終わり方した
別にいいか・・
そのうち長編に挑戦しようと思います
ただ長編ってどれくらいで長編なの?ってなるんですけど
それはわかりません
話はだいたいまとまっているので後はどう伸ばすか?
そこらへんだけですね
期待せずに待っててください
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さてさて久々の投稿だったり
何してたの?って聞かれれば、エロゲなんですけど、
何か文句でも?
まぁどうでもいいですよね
さてこの作品はいきなり時空が飛んで愛紗の子が生まれてから
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