この作品はキャラ設定が崩壊しております。原作重視の方はご注意ください。
オリキャラ、ゲストが多数登場しております。
一刀くんがチートです。(及川も)
それでもよろしいかたはどうぞ。
一刀「お、マリアおはよ~って…なんで財布の中身を見ながら肩落として歩いてるんだ?」
校門付近でマリアに会った一刀は、いつもと違うマリアの様子を少し心配していた
マリア「あぁ一刀か。昨日ナ、ソコノオ好ミ焼キヤ逝ッタンダケドサ。四千八百円ガ消エテサ……」
一刀「え? あそこのお好み焼きやって安いって噂なのに…」
マリア「ソレダケナライインダケド、ソノ後ニハーゲンダ●ツノ大キイサイズを四ツ買ワサレテ……フフ」
一刀「ご…ご愁傷様」
一刀がそう声をかけると、マリアはフラフラとした足取りでそのまま校舎へと向かっていった
及川「なんや大変そうやな~。っと陽蓮先輩や」
及川の視線の先で多数の女子生徒に挨拶を返している陽蓮の姿があった
陽蓮はその男勝りの性格と、ボーイッシュな顔のおかげで学園ないでも屈指の人気を誇っていた……変な意味でも
光「おはよう一刀。……と及川。今日もいい天気だな」
一刀「おはよう光」
及川「おは~。ってなんでワイと一刀で微妙な間があったんや」
光「気のせいじゃないか?」
三人がそうこうしている内に、陽蓮が三人の近くへとやってくる
陽蓮「おう、光に一刀と……及川じゃないか」
及川「またですか!?」
光「おはようございます陽蓮さん」
一刀「おはようございます」
陽蓮「おはよう」
及川「あっれ~。スルーですか?」
それぞれが軽い挨拶をすますと、そのまま並んで歩き出す。及川が何かブツブツと言ってはいたものの、残りの三人はそれを聞き流していた。しばらく歩いていると四人は小さな人だかりにぶつかる
及川「ん? なんの騒ぎや?」
陽蓮「あー。恐らくスカウト戦だろうな」
一刀「スカウト戦? 何だそれ?」
光「生徒手帳読んでないのか? この学園では『軍』っていうのが存在して、その『軍』に他者を誘う際にスカウト戦ってのが行われるときがあるんだ。スカウトした相手が素直に『軍』に入ってくれなかった場合に、スカウトした側が仕掛ける戦いのことで、もちろんスカウトされた側はこれを拒否することもできる」
聞きなれない言葉に反応して一刀が光に視線を向けると、光は生徒手帳を開きながら説明をして、スカウト戦について説明の記載されているページを一刀に見せる
及川「なになに? スカウト戦に敗北した場合は『軍』ないし『集団』への強制所属。勝利した場合には『チケット』の贈呈? 『チケット』ってのは?」
陽蓮「『チケット』を使用すると一つの授業を出席扱いで休むことが出来る。まぁ、なくてもいいがあれば便利といったものだな」
一刀「へ~。こんな制度があったのか」
光「『集団』っていうのは規模の小さな『軍』みたいなもので、『将』の数が六人未満の『軍』のことを指す」
陽蓮「ちなみに『集団』や『軍』同志が戦う際には『大戦』という扱いになる。『大戦』の場合はとある場所で行われる。まぁ、『大戦』が行われる際には学園内のTVとかで中継されるから、それまでのお楽しみだな」
及川「ほへ~。それで、光や陽蓮先輩はその『軍』ってものには所属してるんか?」
光「俺も陽蓮さんも『呉軍』に所属してるんだよ」
陽蓮「ちなみにオレは『呉軍』の総大将だ」
えっへんと言わんばかりに陽蓮が胸を張れば、たわわに実った乳房が大きく揺れた
朱里「敵です……」
雛里「………」
一刀「ん? 今何か声が……」
及川「気のせいやないか? それにしても『呉軍』って、三国志に出てくるあの『呉軍』ですか?」
確かに聞こえた声に一刀が首をかしげているなか、及川の質問に陽蓮と光が深く頷き返す
陽蓮「色々考えたのだがオレ含めた『呉軍』の皆は三国志に登場する勢力の中では『呉軍』が一番好きでな」
光「それ以外に特にいい名前がなかったのもあって、そうなったんだよ」
及川「なるほどな~。その『軍』ってのは他にもあるんかいな?」
光「他には四条院さんを中心とした『魏軍』、桜野さんを中心とした『蜀軍』が大きな勢力かな」
そうこうしているうちに人だかりが徐々に散り散りになり、誰が戦っていたのかが見えてくる
及川「あれは……月守 友希(つきもり ともき)はんやな。確か同じ武術部やったな」
一刀「そうなのか? 意外と部員多いな…」
陽蓮「オレは何度か話したことがあるぞ。よくトレーニングルームに居るから、今度声を掛けてみるといい」
友希は服についた誇りを払い落とすと、四人に気がついたのか頭を下げる。一刀、及川、光の三人はそれに同じように頭を軽く下げて返し、陽蓮は軽く手を振って返した
そして友希は何事もなかったかのようにその場を去ろうとしたとき、どこから現れたのか、卑弥呼、貂蝉、鴉の三人が立っていた
そして友希が何かを貂蝉に渡すと、卑弥呼は渡された物を大切そうにパンツの中へとしまった
一刀「今のは何を渡したんだ?」
友希達の行動を見ていた一刀が光にそう質問をする
光「あれはエンブレムを渡してたんだよ。『軍』や『集団』に所属するものは必ずエンブレムを持っていて、スカウト戦や『軍』、『集団』戦に負けた際に没収されるんだ。一度没収されると二ヶ月の間は再発行されず、その間はどんな戦いも禁止されるんだよ」
及川「なるほどな~」
そこまで話すと四人は校舎へと歩き出した
鴉「にしても月守に挑むとは無謀な奴らだな」
そう言いながら鴉は自分の足元に転がる男子生徒を一人担ぎ上げる
卑弥呼「まぁ、武術部に所属する者は即戦力になるだけに、スカウト戦を挑まれやすいからの」
貂蝉「さてと、この子達はこれから特別補修ねん♪」
そう言いながら貂蝉が舌なめずりをすれば、鴉は呆れたと言わんばかりに頭を項垂れた
鴉「ほどほどに頼むぞ。後の処理をする華佗先生が大変なんだから」
卑弥呼「むっ! 卑弥呼、貴様ダーリンに迷惑をかけるでないぞ!!」
貂蝉「わかってるわよ」
そんなことを話しながら卑弥呼と貂蝉が残り四人の生徒を、それぞれ二人ずつ担ぐと、三人は校舎とは別の方向にある、生徒達から『開かずの校舎』と呼ばれる特別補修校舎へと向かっていった
~朝の一幕~
ベル「お、凪おはよう」
そう言ってベルは下駄箱で偶然出会った凪にそう声をかけた
凪「あぁ、おはようベルフェゴール。今日は朝からスカウト戦があったみたいで、皆騒いでいたな」
ベル「みたいだな~。朝からこう騒ぎがあるとテンションも上がるな。俺にもスカウト戦挑んでくれる奴いないもんかね」
そういいながらベルがシャドウをすると、凪が靴を履き替えながら
凪「ベルフェゴールに勝負を挑む奴なんて滅多にいないだろう」
そう言って笑顔を向けた
ベル「つまんないな……。ところで、凪。俺のことはベルって呼んでくれ。ベルフェゴールだと長い上に噛みそうだろ?」
凪「長いのは確かだが…噛みそうか?」
靴を履き替えた二人は肩を並べながら教室へと向かう
ベル「じゃあ俺の名前を十回言ってみてくれ」
凪「いいぞ。ベルフェゴール、ベルフェゴール、ベルフェゴール、ベルフェゴール―」
真桜「凪~。お~は~よ~」
凪「あぁ、おはよう真桜。ベリュフェギョー、うぎ!!」
途中で真桜に挨拶を返したのがいけなかったのか、凪は見事に舌を噛み口をおさえながら涙目になっていた
ベル「はっはっは。見事に噛んだな~。おはよう、真桜」
真桜「おはようさん、ベル。そうそう、つい昨日おもろい発明を考えたんや!!」
ベル「ほほぅ、それは興味深い……是非後で聞かせて欲しいものだ」
凪「いはい……まほうのへいだ…」
真桜「「凪…逆恨みもいいとこやで…」
華雄「狭乃先生。ちょっといいですか?」
朝登校をすませた狼が職員室へ向かっていると、後ろから声をかけられ振り返った先には華雄がノートを片手に持っていた
狼「おお、華雄。何か授業の内容で質問か?」
華雄「はい、ここなんですけど」
狼が近づいてノートを覗き込むと、華雄はノートのとある部分を指差した
二人が暫くの間問答を繰り返していると、狼の耳に愛しい声が聞こえてくる
桂花「ちょっと、どきなさいよ!!」
男子生徒H「はぁはぁ…小さい子はぁはぁ…」
そんな声が聞こえてくると同時に狼の持っていたボールペンが真っ二つに折れ、どこからか日本刀を取り出していた
狼「ブッコロス……」
華雄「? 先生、どうし…」
狼「すまん華雄、少しここで待っててくれ。あぁ、でももうHRの時間も近いな、放課後に時間あるようなら私の所に来てくれ。ではな!!」
それだけ言うと狼は自身のいる階段とは間逆の方向にある階段へとダッシュし、駆け下りていった
一人取り残された華雄は首を一度首を傾げると、仕方ないと言った感じに教室へと戻っていった
桂花「いいかげんにしないと蹴るわよ!!」
男子生徒H「うへへ……かわいいな~」
桂花の前に立ちはだかっている男子生徒は意味不明な言葉を呟くのみで、決してその場をどこうとはしなかった。そこへ……
狼「何しとんじゃ我こらーー!!」
男子生徒H「ぶべら!!」
ものすごい勢いで走ってきた狼はそのまま男子生徒Hに対してドロップキックを放つ。見事にドロップキックを喰らった男子生徒Hは吹っ飛び地面に倒れる
狼はそのままマウントポジションを取ると、訳が分からないといった表情をしている男子生徒Hの顔面すれすれに思い切り日本刀を突き立てた
狼「今死ぬか、何か言い残して死ぬかどっちがいい?」
男子生徒H「へ? へ?」
狼「ドッチガイイ……」
桂花「ちょっとパパ!!」
狼「あぁ、桂花は教室に行きなさい。時間が時間だから」
桂花「……半殺し程度にしてよね。それと、お弁当忘れたでしょ。はい」
そう言って桂花は狼に弁当を渡すと少し急ぎ足で教室へと向かった。それを笑顔で見送った狼が男子生徒Hのほうに視線を戻す
狼「フッフッフ。今日は機嫌がいい…見逃してやるからさっさと教室へ向かえ。だが…次に同じようなことをしたら……」
日本刀を横に倒し男子生徒Hの首元に添える
狼「大変なことになるかもしれないな……」
狼は立ち上がり日本刀を鞘に収めると、弁当を大事そうに抱えながら職員室へと戻っていた
残された男子生徒Hは暫くの間呆然としていたが
『キーンぶるあぁぁぁ、ぶるぁぁぁぁああ、ぶるああああああああああああああ!! HRの時間よん♪』
チャイムの音で我を取り戻し、慌てて教室へと向かった
~朝の一幕・終~
担任「さてと、今日の連絡事項だがそろそろ体育祭が行われる。それに伴って多少時間割が変更されるから、間違わないようにな。体育祭実行委員だっけか? そんなんに所属している奴は放課後の委員会に遅れたりしないようにしろよ~。以上」
一刀「体育祭か~。そういえばこの学園での体育祭は初めてなんだよな」
桃香「そっか。一刀くんとか、男子生徒の皆は今回が初めてなんだよね」
一刀が何の気なしに漏らした独り言が偶然聞こえていたのか、近くを通りかかった桃香がそう声をかける
一刀「あ、桜野さん。そうなんだよね、ここの体育祭って何か変わったことやりそうだけど、何かあるかな?」
桃香「えーっとね。北郷くんが関係ありそうなのは、武道会かな? 各クラスから勇士を募ってトーナメント方式で戦うんだけど、確か武術部は強制参加だったと思う」
一刀「へ~。そんなものがあるんだ」
桃香「ちなみに個人戦と団体戦の二つがあって、個人戦を行った後に場所を変えて団体戦が行われるんだ」
『あー、そろそろ一限目が始まるぞ。準備をするように、皆に五斗米道の導きがあらんことを』
桃香「あ、席に着かなきゃ。それじゃあね北郷くん」
桃香が席に戻るとほぼ同時に先生が教室へとやってくる。ようやく届いた教材が配られると、そのまま授業へと入っていった
昴「昴と~!!」
響「響の」
昴&響「「ナゼなに学園モノ語り~♪」」
響「と、いきなり意味不明なコーナーが始まったわけだが、ここはどういった所なんだ?」
昴「ここは作品で出てきたちょっと特殊なルールとかを説明するコーナーよ。作中でグダグダキャラに説明させるのは、作者としては好きじゃないみたいね」
響「で、今回は何をするんだ?」
昴「今回は『軍』や『集団』に関してね。といってもこれは作中でほとんど説明しきってるんじゃないかしら?」
響「確かにな。この『軍』や『集団』に所属しているメリットとしては、『軍』同士や『集団』同士の大戦に勝つことで得られる賞品の類だな」
昴「『軍』に比べて『集団』での大戦は賞品がしょぼいのよね~。だからどこの『集団』も積極的にスカウトをして規模を大きくして『軍』にしようとしてるの」
響「大戦については後々出てくるっであろうしな。そこで説明するとしよう。次に体育祭で行われる『武道会』についてだが」
昴「こっちは完全にイベントね。体育祭で争う勢力ごとにメンバーを選出して、戦ってもらうの」
響「作中では桃香が武術部員は強制参加と言っていたが、正しくは『個人戦か団体戦のどちらかには必ず参加すること』というものだな。もちろん両方参加してもOKだ」
昴「組み分けはまず『軍』ごとにわけてから各クラスの生徒をランダムに分けるのね」
響「今のところ『魏軍』、『蜀軍』、『呉軍』、『月軍』の四つがメインだな。恐らく組み分けもこの四つを中心に分けることだろう」
昴「この体育祭の面白いところは教師陣も生徒に混じって参加することよね」
響「より生徒と教師の距離を埋めることが目的と言っているが、完全に面白がってのことだろうな」
昴「まぁ、いいんじゃないかしら? 私としても公的に教師を突き刺す機会が出来るってことで嬉しいし」
響「はぁ……お前は本当に…」
昴「ふふふ。冗談よ冗談♪ さて、今回はここらへんでお開きね。何か質問があった場合には、次回作のこのコーナーでお答えするからそれまで待っててね~」
響「では」
昴「ここまでお送りしたのは~」
響「響と」
昴「昴でした~♪ ばいば~い」
karasu「次回はまた別の恋姫に依頼するつもりでございます」
どうもkarasuです。
いかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたでしょうか?
ちょっとしたルールを追加しました。こうでもしないと大佐たちからもらった設定が生かせなくなりそうでして……
ではまた次の作品で……
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