No.380046

遠邇さん

地と対以下略

2012-02-19 00:31:27 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:304   閲覧ユーザー数:304

 

 

 

 

 

 

 

 

                                      解かれた手に絡まる髪が

                                  

                                            帳をはためかせ

                    

                           一筋 空を絶つ

 

 

       光が抱きしめた掌は

          輪郭を喚び起こす

 

 

                                  痣が絡んだ喉がひりむ

                                 なんて濃い手付かずの大気

 

 

                                                      白む空の奥底で

                                             太陽に焼かれたあの鳥が見ている

 

 

                                  透過していったあらゆる色が

                          あたしに還ってくる

 

 

       機首を上げろ

   何者ともすれ違わない空の境界に

          今滑り込むとき

 

 

                           向かい風を呑み

                         あなたの高度を取りなさい

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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