登場人物
・草薙 (くさなぎ)
各地を風来していた剣士。国の中心である大戸(おおど)で賞金目当てに剣術大会に出場し、優勝したことをきっかけに名のある家の剣術指南役を務めることになる。初めはめんどくさく、途中でばっくれてやろうと思っていたが、若(子来)のこの国を変えてやるという心意気に惚れ、正式に仕える事になる。基本的に直由と若の言うことしか聞かない。
自分と唯一渡り合うことができた吉之助とは親友の関係。
・吉之助(きちのすけ)
直由の私兵団の隊長を勤める男。直由に忠誠を誓い、若の護衛役も務めている。いままで自分の武に渡り合う男が少なく、退屈している所に草薙と出会う。基本かなりの生真面目で性格は草薙とは真逆。しかし、なぜか馬が合うことで草薙とよくつるむようになる。
・子来(しらい)
直由唯一の嫡子。頭脳明晰、容姿端麗、努力家という天才。この国の次期将軍候補筆頭に挙げられている。「僕はこの国を変えて見せるよ」というのが口癖。草薙のことを草(くさ)と呼び、かなり慕っている。政府の要職である大老を勤める父のこともかなり尊敬しており、父を目標に日々勉学、鍛錬に励んでいる。
・直由(なおよし)
現在、政府の大老を勤める大物人物。子来の父。かなりの政治手腕を持っており、将軍から大半の政治的権限を譲られている。基本は温和な性格だが、交渉術は並外れた物を持っており、状況に応じて厳しい判断も下すこともある。他の職員の者達からの絶大な信頼がある一方、敵もそれと同数いると思われる。現在、外国との(交渉)通商条約締結に着手している。
・成明(なりあき)
政府の重職である老中を勤める。しかし、一度汚職事件が将軍にばれてしまっており、将軍の温情によって助かっているという背景もあり、立場が非常に危ういため、将軍のご機嫌取りに忙しい。息子を次期将軍にしようといろいろ裏工作をおこなっているが、思うようにいっていない。将軍の前で直由に恥をかかせられたこともあり、かなり嫌っている。また、大老の職に直由がついたこともあまり快く思っていない。
・麻呂(まろ)
次期将軍候補を子来と争う立場にあるが、どうしようもないと言う噂がたっている。親の七光りで威張り散らしている。いつも子来に負けていて、子来のことを目の敵にしているふしあり。
・茂富(もちとみ)
現在の大戸の将軍を勤めている。幼少から体が弱かったこともあり、子供が居らず、将軍継嗣の問題が浮上している。茂富は成明の子(麻呂)か直由の子(子来)のどちらかを養子にとり、後を継がせようと考えている。
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プロローグよりも先にあげたはずなのに、なんかうまくいかなかったので中途半端ですが、外伝で登場する主な人物を紹介します。