非常に容姿端麗であり、男が見ると美女に、女が見ると美男に見間違えてしまうような中性的な顔立ちをした女性が師岡卓也に尋ねた。
『お前、私の髪の毛が好きで結婚したのか?』
当然、師岡卓也は否定した。
『なんで、そうなるのさ!? 僕が好きなのは全部だよ!」
女性は下を向いてしまった。というよりも顔は真っ赤だった。
『なら、ちゃんと幸せにしろよ』
ある意味殺気がこもった言葉だったが、卓也は笑顔で微笑んだ。
『もちろん!』
気がつけば寝ていたらしい。
師岡卓也は、秘密基地で眠ってしまっていたことに気づく。
「夢、か……」
それにしてはとても現実味がある夢だ。
「まさか………ね」
卓也はそのまま秘密基地を出た。
――――果たして彼が見た夢は現実か? 夢なのか?
それは……。
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私達は師岡卓也の未来を応援してます。