No.375568

真・恋姫無双~武の頂点に立つ者~第肆話

これは、ひとりの男の転生から始まる物語。
男は力を得て、何を為し、どう生きるのか。
それはまだ、誰も知らない。
どうも、ナナシノゴンベです。
処女作です。学生なので、鈍亀更新です。ついでに、駄文です。

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2012-02-10 01:29:50 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:8887   閲覧ユーザー数:8187

 

 

 

  第肆話 8万対人中と、人外

 

 

あの仕合いから一日が経った。

あの後、見ていた全員に詰め寄られた。

霞と華雄は、俺と闘うために、

ねねは恋と再戦させるために、

詠は驚きから、

月は純粋な労いのため(かなり驚いていたが)、

凪は俺に師事するため、

沙和と真桜はそんな、凪を止めるため、

と、様々な理由から詰め寄られた。

ひとまず、霞、華雄との仕合いはまたいずれということに決め、

恋とは断らせてもらい、詠を宥め、月に礼を言い、

凪には時間があれば、基礎と簡単な技ならということで

承諾した。

 

そして、正式に仕官する事になった。

仕官するに当たって、華雄以外の真名を許された。

華雄は結婚する相手以外、真名は教えられないらしい。

凪達も一緒に仕官して、詠が人手が増えることに安堵していた。

最初、武官も文官もできると言ったら、竹簡を山のように任された。

重要度は低かったが、その分数が多かった。

それでも、2刻ほど(およそ、4時間)で、一日分を終わらしたので、

凪達のところにいくと、沙和と真桜が死にそうになりながら、

竹簡を処理していた。凪も心なしか、やつれていたため、

凪達のを手伝っていたら、

詠が来て、俺の分が終わていることに驚かれた。

次の日、数が倍になっていた。

 

 

 

 

それから、さらにひと月が過ぎた。

あれから、仕事を終わらせる度に山の数が増え、

今では、エレベストが5つ位になっている。

詠曰わく、「戦闘はできても、竹簡処理できる人材は

少ないからね。八雲が来てからボクも楽になったわ」だそうだ。

そして、今回は賊の討伐にきている。

大将は恋、補佐に俺、副官に凪とねねだ。沙和と真桜は洛陽で、

泣く泣く、竹簡と向き合っている。

討伐対象は、最近活発になってきた、

頭に黄色い布を巻いた集団だ。

十中八九、黄巾党だろう。

断定しないのは、この世界で、本当に黄巾党と呼ばれるか分からないからだ。

そいつ等は、今、ここから8里はなれた(およそ、4km)、

平原にいるらしい。

数は8万、対するこちらは僅か2万、普通ならまず不可能だ。

不可能にも関わらず、何故このままきたか。

理由は、そう難しくもない。

 まず、単純な兵の質、元農民と、訓練を受けた兵、

どちらがより強いかなど考えるまでもない。

 二つ目に、これは最も単純で、最も大きな理由だ。

それは、俺と恋の存在。

過去、俺は、賊1万を片手間に処理したことがある。

誰一人逃さなかったため、知る者はいないが、

その闘いで、(あれを闘いと、呼ぶかは疑問だが)

俺は傷ひとつ負わなかった。

そして、恋もまた、2万位なら一人でもやれるだろう。

以上の3点の理由から、俺たちは、このままきた。

「そろそろ、見えてくるのです」

ねねの言葉を聞きながら、賊の状態、陣形、志気、

そして、周囲の状態、地面の状態をみる。

その後、ねねに、俺と恋で暴れまわることを伝え、

最後に、凪に戦闘中の部隊の指揮をねねとするよう指示して、終了。

あとは、戦端がひらかれるのを待つだけだ。

そうして、そのときは来た。

 

 

 

 

  →<凪視点>→

 

 

私は、八雲さんに部隊の指揮を執るように言われたため、

中軍で、ねねさんと一緒に指示を出している。

それにしても、八雲さんは本当にとんでもない。

恋様と共に最前線へいってしまわれたが、開いた口が塞がらない。

決して、行動に呆れた訳じゃない。

だか、あれは、

「なあ、見間違えか?

俺には、人が飛んでるようにみえるんだが・・・・」

「いや、俺もそう見える」

そう、人が飛んでいるのだ。

それも、10や20じゃない。100は飛んでいる。

当然、打ち上げられたものが助かるわけもなく、

周囲の者を巻き込み、さらに、敵の被害を広げている。

だか、打ち上げられている以上に、斬られている者のほうが多い。

一振りで、何百という数斬っていく。

私は、切り込みながら剣を振るう黒い背中を見ていた。

その背中には、強い、強い意志が感じられた。

その背は酷く大きく、広く感じた。

賊からは、「化け物だ!」という叫びも聞こえてきた。

きっと、私は、この光景を忘れることはないだろう。

 

 

 

 →<三人称>→

 

この闘いで、恋と八雲は一躍名を挙げることとなる。

恋は3万、八雲に至っては4万強もの賊を斬ったために。

これにより、もともと知られていた、

「飛将軍」の名はさらに、知れ渡り、

恋は、「人中の呂布」と呼ばれ、

八雲はその黒い姿から、「黒鴉将軍」や、「人外の陽堂」と呼ばれることとなる。

ここから、八雲の不敗伝説が始まる。

 

 

 

 

 あとがき

 

 

いや、漸くここまでこれた。

長かった。始まったばかりなのに長かった。

マジで文才欲しい。

あ、それと、主人公設定修正しました。

見直してみたら、あれ?主人公の容姿って書いてあんのに、

格好書いてなくね?って気づきまして。

格好も書きました。

スミマセン。

では、次回予告。

居場所を手に入れ、名を挙げた八雲。

反董卓連合を思い出し、月を護るため、動き出す。

 

次回、 第伍話 暗躍

 

 

マネージャーさーん!次回予告ってこんな感じでいいんですよねー!?


 
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