No.371738

恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第三十五話

アキナスさん

第二試合を制するのはどちらか?

2012-02-02 06:48:00 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4859   閲覧ユーザー数:4081

「第一試合はあまりにも馬鹿らしい結果になってしまいましたが、続いて第二試合が始まります」

 

「優勝候補を破った星・霞の二人と、蜀の宿将紫苑と桔梗ね」

 

「はい!華琳様の予想はどうですか?」

 

「・・・それよりも、他に突っ込むべきところがあるんじゃないかしら?」

 

闘場に目を向けて言う華琳。

 

「・・・まあ、そうですね」

 

地和もそう言って、闘場に目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

「四人共、中央へ!」

 

審判が選手を中央へ呼んだ。

 

「・・・何でそこにおるんや?」

 

霞が審判に対して疑問の声をあげた。

 

「負けて暇だったから」

 

あっけらかんと言い放つ審判。

 

そう、今審判をやっているのは一刀であった。

 

何故か片目に黒の眼帯を着けている。

 

「思春殿はどうされた?」

 

「呉のみんなの所逃げ込んで、祭さんに取り押さえてもらった」

 

星の質問にもよどみなく答える一刀。

 

「・・・まあ、エエけどな」

 

「それじゃ、構えて・・・」

 

一刀がそう言うと、四人は武器を構えた。

 

「それでは!恋姫ファイト!レディーーーゴーーー!!」

 

眼帯を外して試合を開始する一刀であった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

試合は傍目から見れば、星・霞有利で進んでいた。

 

ヒュッ!

 

ドーン!

 

紫苑と桔梗の射撃をかいくぐり、

 

「そりゃあ!」

 

ビュン!

 

「はっ!」

 

ヒュウ!

 

星と霞が攻撃を繰り出す。

 

それを避けて、距離を取っては反撃する紫苑と桔梗。

 

そしてまたかいくぐる星と霞。

 

この繰り返し。

 

慣れてきたのか、次第に星たちが接近戦に持ち込む間隔が短くなってきた。

 

「このままではジリ貧になる。紫苑、耳を貸せ」

 

ぼそぼそと紫苑に耳打ちする桔梗。

 

「・・・それしかないかしらね」

 

乗り気ではないようだったが、紫苑は首を縦に振った。

 

そして桔梗が前、紫苑が後ろと言う陣形を取った。

 

 

 

「これで!」

 

「終わりや~~!!」

 

星と霞がとどめとばかりに桔梗へ集中攻撃を仕掛けてきた。

 

二人が目前まで迫った時、桔梗は豪天砲をななめ下、つまり闘場に向けて・・・

 

ドカーン!!

 

発射した。

 

「ぬっ!」

 

「なあ!?」

 

破片が直撃し、星と霞は一瞬ひるんだ。

 

「くうっ!」

 

しかし、至近距離だったため桔梗にも破片は当たってしまう。

 

その一瞬を、後ろに居た紫苑は見逃さず・・・

 

ヒュヒュヒュ!

 

一瞬で三矢を放っていた。そして・・・

 

ガガガ!

 

三本の矢は、見事に星の急所を捉えていた。

 

「ぐっ!・・・不覚」

 

崩れ落ちる星。

 

「勝負あり!紫苑・桔梗組の勝ちだ!」

 

すかさず一刀が宣言する。

 

 

 

 

こうして第二試合は

 

 

 

 

紫苑・桔梗の勝利で

 

 

 

 

 

幕を閉じたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

寒い日が続きますね、ほんと。

 

今も布団と毛布にくるまりながらこれを書いてます。

 

さて、残る試合もあと少し。

 

最後に勝ち残るのはどの組でしょうか?

 

それでは次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハドロン砲!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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