新恋姫夢想 もう一度~ 第二話(外史)
???~
一刀「俺はどうなったんだ……?…そうか、俺は死んだのか…」
一刀は記憶を掘り起こす。
??「はい。あなたは死にました」
なに者かが声をかけてくる。
一刀「誰だ?」
一刀がその声に反応する。
??「私は外史の管理者の一人の飛燕という者です」
一刀「外史?管理者?」
一刀の頭が知らない言葉に混乱する。
飛燕「簡単に言えば、別の世界みたいなものです」
一刀「で、その管理者さんがなんのようだ?」
飛燕「あなたはもう一度生きたくはありませんか?」
その言葉に一刀が反応す。
一刀「っ!生きれるのか?」
飛燕「はい。二度目の人生ということです」
一刀「二度目…ということは記憶は無くなるのか?」
飛燕「いえ、記憶も技術も経験もすべて引き継げます……ですが…」
一刀「ですが、何だよ?」
飛燕「はい、信長のところではありませんよ」
一刀「なっ!そうなのか?」
飛燕「はい。なので、あなたに行ってもらうのは後に中国と呼ばれる場所です。そしてそこで天の御使いとして天下を統一してもらいます」
一刀「天下を?」
飛燕「ええ、おねがいしますね」
そういうと飛燕が一刀に手をかざしてその手から光をだす。
一刀「な、なんだ!?」
突然のことに一刀は驚く。
飛燕「今からその場所に行ってもらいます」
一刀「えっ!もう?」
飛燕「あなたの刀もあるので安心してください」
そういって何もない場所から刀が出てくる。
一刀「これは、薄桜!」
飛燕「それでは、頑張ってください」
光が一段と強くなる。
一刀「うわっ!」
一刀がそう言ったあと、その場所には誰もいなかった。
飛燕「頑張ってくださいね……」
一刀が消えたあと飛燕はそう呟いた。
???~
??「はあ~何も面白いことないわね~」
そう呟いた、褐色の肌をした女性。
名を孫策。史実では江東の小覇王と呼ばれる者である。
??「そんなため息を吐きなさるな、策殿」
そう言って、孫策を宥める女性。
名を黄蓋。孫呉の宿将である。
孫策「そうは言ってもさ~。袁術ちゃんの言いなりになるのも、もう嫌なのよね~」
心底嫌そうにする孫策。
黄蓋「まあ…確かにのう…」
同意する黄蓋。
黄蓋「あっ、そういえば知ってますかな策殿」
突然思い出したようにいう黄蓋。
孫策「何を?」
黄蓋「天の御遣いの噂じゃよ」
孫策「天の御遣い?」
黄蓋「左様。なにやら乱世を治めるための人物らしいが…」
その話を聞くと、
孫策「なにそれ!すごい面白そう!」
と孫策は目を輝かせていた。
そこへ、
孫策「ねえ祭…」
黄蓋「どうかしましたか?策殿?」
孫策「なんか、あの星落ちてきてない?」
そう一つの星が落ちてきたのだ。
そしてそれは近くに落ちた。
それを見ると孫策は、
孫策「いくわよ!祭!」
一目散に星に向かって走っていった。
黄蓋「お待ちくだされ策殿!」
そう言って黄蓋も孫策のほうへ向かっていた。
そして孫策は、
孫策「ふふ、何か面白いことが起きそうな予感♪」
と笑っていた。
続く~
こんばんわLisaです。
今回は短くしました。
そして、所属は呉にしました。
それでは、楽しんでいただけたら幸いです。
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一刀君強めです。
地の文少なめです。