三
午後の鍛錬に入る前に大食い大会の結果を報告しておこう。結局一番人気の恋が僅差で優勝。
なぁ鈴々、季衣・・・・・オニギリと肉まんは飲み物じゃないんだよ・・・・そして恋、いつもと同じあの食べ方で、どうしてこの二人より早いんだ?
俺たち三人を含め軍師組が整列すると、蓮華が南海覇王のレプリカを手にして、前に立ち号令を掛ける。
「それでは午後の鍛錬を開始する。全員こちらに来て木刀を受取りなさい。」
ちゃんと顔を見てますよ。桔梗に指摘されてから、みんなの視線が冷たいんだもん・・・・・。
穏以外のみんなが木刀を手にしてその重さを吟味している。俺たちも一緒に木刀を手にしてみるとその手触りに懐かしさを感じた。
「なあ、これって・・・・」
俺の声に赤と紫も頷く。
「なあ蓮華、この木刀の原材料ってもしかして
「え?えぇ、前に一刀が使っていたと言っていたから作らせておいたの・・・・・どうかしら?」
「うん、懐かしいな・・・・・じいちゃんの顔まで思い出したよ。」
気がつくと大喬と小喬が不思議そうな顔で俺たちを見てた。
「そういえば二人には言ってなかったっけ。俺たちのじいちゃんは剣術道場の道場主でね、子供の頃から鍛えられてたんだ。」
「そうだったんですか。」
「それで一刀さま、剣を持つ姿が素敵なんですね。」
「「「そ、そうかな?」」」
そんな目で見られれると照れるなぁ。
「はい♪背筋がピンとして」
「お顔も引き締まってカッコイイです♪」
「そうだよねぇ、ご主人様が初陣の時も震えてても背筋は伸びてて、兵のみんなはあれで結構勇気付けられてたもん。」
桃香も懐かしい事言ってくるなぁ。
「紫一刀もそうだったわね。それに馬術は全然だめだったし、戦いが終わった後気絶してたわね。」
華琳も笑って思い出話を言ってきた。
「私は残念ながら赤一刀の初陣には居られなかったから、桃香と華琳が羨ましいわ・・・・」
「はっはっはっ蓮華様。こちらも同じでしたぞ。馬上で震えておるくせして背筋だけは伸ばして、初めて会った時から妙に度胸の座った感じが有りましたが、初陣であそこまで保てば上等じゃ。もっともその後で戻しておりましたがな。」
なんか褒められてるのか貶されてるのか良く分からなくなってきたけど、俺たちは照れくさくてしょうがないよ。初陣の話は三人で呑むと時々話題になるけどね。
「ところで北郷、折角じゃから大喬と小喬におぬしたちの剣術を披露してやってはどうじゃ?」
「そうねぇ、普通皇帝の剣術なんて見れるものではないのだから。大喬と小喬も見たいでしょう。」
華琳が祭さんの言葉に乗っかってニヤニヤしながらとんでもない事を言ってくれる。
「「は、はい!是非見ていたいですっ!」」
うぅ、二人にそんな顔で言われたらやるしかないじゃないか・・・。
「みんなの前でまたアレを披露するのか・・・・・・」
「大喬と小喬には見られたくないなぁ・・・・・・」
「なんとかアレは回避する方向に持っていくしかないよな・・・・・・」
俺たち三人はため息混じりに準備を始める。
「あ、そういえば・・・」
「「どうした緑?」」
「さっき愛紗と午後からはジャージを脱いで鍛錬するって約束してたんだった。」
「「はぁ?それにどんな意味があるんだ?」」
「俺たちが脱ぐと愛紗もジャージを脱いでくれる!」
「「なにぃ!?」」
三人で離れた処にいる愛紗の方を見ると、愛紗もこちらを見て佇んでいた。
「「「よし、直ぐに脱ごう!!」」」
俺たちが上着を脱ぐと愛紗も上着を脱いでくれた。
すかさず下も脱いで短パン姿になると愛紗もおおおお!ついに愛紗のブルマ姿を網膜に焼き付けることが出来たぞっ!!え?愛紗・・・・そんな!ブルマに手をかけバゴキッ!
「おぬしらこんな所でそれ以上脱いで何をする気じゃ!?」
「「「へ?」」」
祭さんに木刀でぶん殴られ我に帰った俺たち。どうやら俺たちは無意識で短パンも脱ごうとしていたらしい・・・・・それにつられて愛紗もブルマに手を掛けたのか。
見ると愛紗も我に帰ったらしく顔をまた真っ赤にしてオロオロしてる・・・・・そこにまた星がやって来て・・・なにやらからかっているみたいだな。あ!愛紗がついにキレた。愛紗の振り回す青龍偃月刀を星が龍牙で去なしつつ体を入れ替え、おお!ブルマに包まれた愛紗のお尻がこちらを向いて踊っておりますぞ!!ナイス星!!俺たちは揃って親指を上げて星を讃える!後で極上の酒とメンマを贈るぞっ!!
「何をやっとるんじゃ、あ奴らは?ほれ、おぬしらもさっさと準備せんか!」
準備を終え気持ちを落ち着けて・・・・・・俺たち三人は立木に向かい『蜻蛉』の姿勢を取る。攻撃の姿勢である『蜻蛉』は、本来防御を示す『構える』とは表現しない。
俺たちは息を吸い込むと立木に向って駆け出した。
「「「キイエエエエェェェエエエェエェエエエエェェェエエイッ!!!!!」」」
息の続く限り気合と共に駆け抜けながら十本の立木を打ち据え、ガシガシと立木を削っていく。
「「「ふぅ・・・」」」
みんなに向かい礼をすると恋と月が二人でパチパチと拍手してくれた。大喬と小喬を見てみると・・・・・目を見開いて固まっている。
「うむ、以前見せてもらった時よりも腕は上がっておるようじゃな。」
「「「え?そう?」」」
「ええ、気合も前より良くなっているわ。」
蓮華にも笑顔で褒められ気が良くなる俺たち。
冥琳と華琳が軍師組を困った顔で眺めている。うわ、大喬と小喬だけじゃなくほとんどが俺たちの気合に当てられてるよ。
「こっちは被害甚大だな。」
「まったく、大喬と小喬はしょうがないとして月とねね以外全滅なんて・・・・・戦場での殺気に比べればどうということはないでしょうに。」
冥琳と華琳が喝を入れて復活させていく。
「恋殿の気に比べたらそよ風のようなモノなのです。」
ねねは腕を組んで得意げにふんぞり返ってる。そりゃ恋のと比べるなんて出来るわけないだろ。でもねねがいつも大きな態度の意味が分かった気がする。戦場でいつも恋と一緒に居れば胆も座るよな。
「私は時々ご主人様たちが鍛錬されてたのを見てましたから、身構えることが出来ただけですよ。」
月がにっこり笑って言ってくれるけど・・・・・・見られてたんだ・・・こっそりやってたつもりだけど、あの声出してりゃこっそりも無いか・・・恥ずかしぃ。
「うぅ・・・ボクとしたことが油断した・・・・・調練の時みたいに気を張ってれば問題無いのに・・・・・。」
はは、詠がすごい悔しそうだな・・・・・・まさか明日の朝起こされるとき仕返しにドロップキックなんてことは無いだろうな?
桃香をはじめ残りのみんなも復活したな。
「え~と、俺たちの剣術は示現流っていって一撃で相手を倒す事が極意の剣なんだ。一人で鍛錬できる上に短期間でそこそこ強くなれる。俺たちの腕じゃ武将のみんなには全然かなわないけど、達人は愛紗みたいに相手の武器と兜を一撃で両断したって・・・・」
「能書きはよいから続きをはよう見せんか!確か『再起』と云ったか?あれを是非披露して欲しいのじゃが。相手は儂と恋、それに・・・思春あたりがよかろう!おい思春っ!!ちとこちらを手伝えっ!」
やっぱりこうなったか・・・・・『再起』の型は一撃必殺を目的とした示現流では珍しい連撃だ。しかしこれは示現流の真髄でもある。
「こちらはいつでもよいぞ。」
「・・・・・ご主人さま・・・恋もいいよ。」
「ふん、笑ってやるからかかって来い。」
俺の相手は恋、紫が祭さんで赤が思春。
「一刀さまっ!今度はちゃんと見てますから!」
「がんばって下さい!一刀さまっ!」
大喬と小喬の声援を俺たちは曖昧な笑顔で答え相手に対峙する。
「「「あぁ、もう!こうなりゃやってやるっ!!キエエエェェェアアアァァアアァァァアアアアアアアイッ!!!」」」
俺たち三人が相手の木刀を撃つ「カカカカカカ」という音が鳴り響く。
示現流の真髄。すなわち敵を確実に倒す事。一撃目を防がれても素早く二撃目三撃目と次々繰り出す。そのため剣の振り幅は小さくなる。ひたすら前へ突き進む歩法は相手がジリジリ下がって行くのに合わせるため歩幅が小さくなる。更に気持ちを前へ前へと向けるので自然と頭が前に出る。
結果傍から見た俺たちの姿は・・・・・やや前かがみになり顔を前に突き出しチョコチョコと前に進みながら肘を支点に剣を細かく振るかたち・・・・・悪い言い方をすればカラクリのおもちゃみたいに見えるのだ。
「ぷふっ!」
誰かの吹き出す声が聞こえるけど・・・・・こっちは真面目にやってるんだよぅ・・・・・そういえば俺も初めて見た時、その動きのコミカルさに大笑いしたっけ。その後でじいちゃんに叩きのめされたけど。
「「「ふう・・・・・」」」
「ぶわっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」
「うわっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
祭さんと・・・そして思春には宣言通り大笑いされた。
「・・・・・・ご主人さま・・・可愛かった。」
俺一人恋に頭を撫でられ、赤と紫に涙目で睨まれた。
「こ、これが『再起』っていう連撃なんだ!」
開き直ってみんなを見ると全員が口を両手で抑えて笑いを堪えてた・・・・ぐっすん。
「ふむ、三人とも確かに連撃の速度は上がっているな。気合も以前よりマシになっている・・・・・せっかくの理に適った剣術だ、精進しろ。」
さっきの大笑いといい、微笑みながらの今の褒め言葉といい思春にしては珍しい・・・というか俺は初めて見たな。赤は今までこんな思春を見たことが有ったのかな?
「思春にそんなふうに褒められると照れるなぁ。」
「ありがとう思春。」
「これからはもっと精進するよ。」
「なっ・・・・・ふ、ふん。次もまた笑ってやるから覚悟しておけ。」
そう言っていつもの表情で後ろを向いてしまうが、耳が赤くなっているのは黙っておこう・・・・・・。
ようやく軍師たちの鍛錬が始まった。
今回は指導役が一人か二人を受け持って鍛錬することになり、冥琳から誰が誰を指導するか指示があった。で、俺が指導するのは
「朱里・・・・・木刀をもっと短くて軽い物に替えた方がいいぞ。」
とりあえず素振り、というか長い棒を振り回す感覚を覚えてもらうつもりでやらせてみたのだが・・・・・振り上げるだけでフラフラとあっちへ行ったりこっちへ行ったりするブルマが・・・・いやいや、もうこれ以上旅立ってはいられない!俺たちの威厳を保つ為にも・・・・・・・どこからか「手遅れ」って声が聞こえた気がするがきっと幻聴だな。
「はうぅ・・・・・折角ですから、その・・・ご主人様と同じ剣術をやってみたいと思っていたのですが・・・・・」
「示現流を!?」
そういえばあの外史で朱里が剣の稽古をしてたことが有ったっけ・・・・この外史じゃ雛里と『お勉強』ばっかりしてるけど。
「だめでしょうか?」
「別にダメって事はないけど・・・・・とりあえず木刀を替えて剣を振ることに慣れよう。それで冥琳が言ったように、もっと自分にあった武具が無いか探してみようよ。」
「・・・・・・・・・はい。」
う~ん、明らかに納得してないなぁ。まぁ、やりたがってるならその方が上達は早いんだけど・・・・・・。
「武具が見つからない時は改めて教えてあげるよ。」
「はわわ!は、はい!ご主人様、その時はお願いします!!」
そんな嬉しそうな顔して・・・・・これは弟子一号決定かな?
「それじゃあ朱里、木刀を替えて来て。」
「はい!!」
木刀を替えた朱里はさっきとは見違えて、ちゃんと素振りができるようになっている。それでもやっぱり腕力が無いためまだちょっとフラついてるけど。
「あのご主人様・・・・・・ちゃんと見てくださってますか?」
「へ?ちゃんと見てるけど・・・・」
「嘘ですぅ~。さっきから周りの皆さんのぶるまを見てますよぉ。」
ありゃりゃ、拗ねちゃったよ・・・・・・いや、周り全部をブルマに取り囲まれているのですよ?このブルマーランドでブルマを見ないなんて(世界的)ランドで(世界的ネズミ)を見ないのと同じ・・・・・・じゃないっ!ここは朱里の為にちゃんと指導しなくてはっ!
「ごめん、朱里。心を入れ替えて真剣に指導するよ。」
「ご主人様・・・・」
「もしよそ見をしてたらその木刀で殴っていいから(ポコ)それじゃあ(ポコ)素振りを(ポコ)再開(ポコ)して(ポコ)くれ(ポコ)る(ポコ)か(ポコ)な(ポコポコポコポコポコポコポコ)」
朱里に殴られまくる俺・・・・・。
「ご主人様っ!言っている事と行動が違いすぎますっ!!」
「ゴメンナサイ・・・・」
「で、ナニコレ?」
「視界をさえぎって前だけ見えるようにすればご主人様も気を散らさなくていいと思いまして。」
俺の顔の両側に四角い板を付けられた。
「あはは、まるで競走馬みたいだな。種馬と呼ばれるだけに!」
・・・・・・・自虐ネタって心が抉られるよね・・・・ホント。
「朱里、その板はまだ有るか?」
この声は冥琳だな。アレ?首が動かないぞ?この板って頭ごと固定してるのかよ!
「はい、ちゃんと三人分用意しておきました。」
ちょっと待ってください朱里さん?それは最初からこの板・・・というかこれ首枷だよね!これを付ける気満々だったってことですか?
「赤と紫の北郷もまるっきり同じでな、まともな鍛錬にならんから付けてしまおう。」
かくして俺たち三人はこの『視界限定機能付首枷』を付けられ指導することになってしまった・・・・・・・。
「これで本日の鍛錬を終了とします!みんなお疲れさま。」
華琳の号令で木刀を振っていた子たちが全員座り込んで大きく息を吐いた。
「気を付けてはいたけど手の豆が破れたり怪我をした者はいないかしら?」
みんな自分の手のひらを見たりフウフウと息をかけたりしているが怪我はしてないようだな。
ん?華佗が甕を持って華琳の横にやってきたな。
「それじゃあみんなこちらに来てこの甕の中に入っている薬液に手を浸してくれ。これは拳法家が外功行うときに使う薬液をみんな用に俺が改良したものだ。腫れや痛みを消すだけじゃなく美肌効果も付加してある。」
外功ってたしか手とかの打撃部分を硬い物に打ち付けて鍛える方法だっけ?後で凪に聞いておこう。
「それではこの後風呂に入ってから、今後の予定を組むわけだが。みな風呂のときに武将たちの誰かに筋肉をほぐしてもらうようにな。これをしておかないと明日目を覚ましたとき全身筋肉痛で起き上がれなくなるぞ。」
冥淋はその姿を想像したのか笑ってみんなにマッサージを促した。もちろん俺はお風呂でマッサージの映像が頭の中でリピート妄想中!
いやっ!いっそ俺たちがみんなにお風呂でマッサージをっ!
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?なんで俺たち縛られてるの?」」」
気が付くと縄でグルグル巻きにされた上に、さっきの鍛錬で使った立木に括り付けられていた。そして目の前には縄を持った蒲公英。
「ごめんねぇご主人さま。たんぽぽは一緒に入りたかったんだけど華琳に命令されちゃって。てへ♪」
いや・・・・・・蒲公英、こんなガッチリ縛って「てへ♪」は無いだろ!
「ごめんなさい一刀。さすがにみんなが一緒に入る所に一刀を入れる訳には・・・」
そ、そんな蓮華・・・。
「我慢してねご主人さま。こうしないとお風呂で大騒ぎが起きちゃうから。」
と、桃香まで・・・。
「諦めなさい一刀。お風呂が終わったら解きに来てあげるから。」
華琳、せめてお情けを・・・・・え?
(今日の所は我慢なさい。今の状態じゃあなたの取り合いになって禍根を残すことになるのだから。いつかみんなとお風呂に入れるようにしてあげるから。)
今の耳打ち・・・・・・本当に華琳が言ったのか?
(なあ・・・・今の華琳の・・・・)
(ああ・・・華琳があんなこと言うなんて・・・・・)
(どうしたんだ華琳のヤツ・・・・・)
赤はもちろん、華琳と一番長く付き合ってきた紫まで驚いている。
そしてみんなの気配が無くなったところで華琳の声が聞こえた。
「それじゃあ貂蝉、卑弥呼。一刀の事よろしく頼むわね。」
「「「ええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」」」
「むわっかせてちょうだい、華琳ちゅわん♪全身全霊を込めてご奉仕・し・ちゃ・う・か・ら♪」
「うむ!任されたぞ曹孟徳よ。手取り足取り腰取り漢女道の限りを尽くして魅せようぞっ!!」
逃げることは当然かなわず、顔を背ける事も出来ず、助けを求めようにも華佗の気配すら既に無い、狭い視界一杯に貂蝉と卑弥呼がブルマ姿で近づいてくる・・・・・・・。
「「「ちょ、貂蝉!卑弥呼!ジャージ!ジャージはどうしたっ!?」」」
「あ~らご主人さま~、ペアルックって言ったじゃなぁい♪」
「御主人様がジャージを脱いだとき我らも脱いだに決まっておるでわないか!」
ひいぃ・・・目を閉じたい!が、閉じれば何をされるか分からないという恐怖に襲われるのは明白!どどどどどどどうすればいいんだ!!??
「そうだわ卑弥呼。せっかくだからご主人さまをお風呂に入れてさしあげましょ♪」
「おお、それは良い処に気が付いた。ちょうどあそこに風呂桶に出来そうな物が三つ転がっておる。」
「「「ちょっと待てっ!それって鈴々たちが食べてたラーメンの・・・・・」」」
「それじゃあすぐにお湯を沸かすわねぇ。ご主人・さ・ま♪」
「ふっふっふ、ピッカピカでツヤツヤのイイオノコに仕上げてみせるぞ、御主人様。」
「「「く、喰われるううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!」」」
第四部 『ぶるま幻想(ファンタジー)』 了
あとがき
こうして悪は滅びました。
もとい、最後はきちんと地獄にオチた一刀たちでした。
一刀の剣術ですが、
実は結構悩みました。
オリジナルか剣道か薩摩剣術か
薩摩剣術でも示現流、薬丸自顕流、直心影流、浅山一伝流、太刀流。
あと、一刀の名前から北辰一刀流なんかも候補に有りました。
歴史的見地から見ると薬丸自顕流が一番違和感が無いと思いますが
ここはあえて示現流とさせていただきました。
決め手は他の方が書かれた外史でも使っていた方がいらっしゃったのと、
やはり『再起』の映像を見てしまったから。
もし、示現流関係者の方がこの小説を目にする事があれば
ここでお詫び申し上げます。
決して愚弄している訳ではありませんのでご容赦ください。
そして一番困ったのは「示現流が強すぎる」ことでした。
子供の頃からじいちゃんに鍛えられているとして10年くらいでしょうか?
一刀がサボっていないかぎりかなりの腕になっているはず。
これは一刀の精神面、優しさと弱さの為ということにしたいと思います。
示現流について詳しく知りたい方はウィキ
再起はヨウツベ等でご確認をw
華琳は漢女二人に耐性が付いたようですwww
次回は『三人の天の御使い』初のショートストーリーを予定しております。
最後に
お風呂シーンを期待されていた方
雷起が書くとTINAMIの規約から大きく逸脱するものが出来上がってしまうので今回はお許しくださいwww
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第四部 『ぶるま幻想(ファンタジー)』其の三をお送りします。
今回は『剣術鍛錬編』
第四部最終回となります。
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