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　　　　　　　　　　　　　イリスへ

　　　　　　　　　　　　　　　　　あなたの友　****　より

　　　　　　　　　　　　　　　　　空の涯(はて)にて

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あなたには、空がふさわしい。

この手紙が、希望とならんことを。

　　　　　　　　　　　　　イリスへ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　****　より

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あなたは　空を　飛べないという

しかし、私は　あなたのお陰で

空を飛べたのだ

イリス、あなたは此処で

空をみているばかりだ。

いつか　疲れて

うなだれてしまうだろう

僅かの金と

絶え間ない空想と

時を満たすヴィオラの音色

私は　手を差し伸べて

あなたが手をとってくれる事を　望むのに

幸福とは何であるかを

イリス

あなたは　知っているのだろうか