No.366690

紳士は銀髪がお好き

星 倫吾さん

3時間ほどUpが遅れましたが、貴音のお誕生日記念に書いてみました。 個人的には、マリリン・モンローの主演作は「お熱いのがお好き」も捨てがたいが、 演技派女優の面も垣間見られる「バス停留所」が好きですね。

2012-01-22 03:24:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1112   閲覧ユーザー数:1089

萩原雪歩・双海真美・四条貴音のトリオユニット《ワンダラーズ》の、

近日発売予定のニューシングル「Do-dai」は、ユニットの知名度と相まって、

世間の耳目を集めていた。

 

まず、今までセンターを務めていたリーダーの雪歩に変わって、真美がセンターとなること。

そして、ショップ店頭やネット向けに先行配信されているPVでは、

ユニットの3人が修学旅行に行くという設定で、

制服姿やパジャマ姿で踊っているのが話題を呼んでいた。

 

そして、新曲披露の記者会見を迎える。

「みんな、これが事前に送られてきた、インタビューでの質問事項だ。

 一応俺の方でチェックしておいたが、何か答えにくい質問とかあるか?」

「プロデューサー、あの……」

「どうした、貴音、何か問題でも?」

「問題というほどのものではありせんが、この質問は……」

「どれどれ……『《ワンダラーズ》のメンバーの皆さんは、普段寝る時には何を着ていますか?』

 ……特段、何も問題ないと思うが……」

「私は、こういう質問はちょっと……」

「確かに、下世話ではあるが、プライベートを垣間見たいというのも、ファン心理としては解るし、

 それだけ関心を持たれていると言うことだ。

 もっとも、こういう質問は、いくらでも取り繕う事が出来るしな。例えば、『シャネルの5番』とかな」

「『しゃねるの5番』、ですね……」

「そういう香水があって、マリリン・モンローが、”wear”という単語に、

 『着る』と『着ける』という意味があるのに引っ掛けて言った名言でな……」

「ありがとうございます、プロデューサー……!」

「イヤ、あくまでコレは一つの例でな、貴音、ちょっと待て-!」

 

 

”《ワンダラース》の四条貴音、寝るときは全裸?!”

記者会見が終って、こんな見出しがネットのニュースサイトやツイッターを駆け巡った。

この曲でセンターを取る真美をプッシュしたかったのに、貴音が前に出てしまい、

思惑が外れた点については苦笑いするしかなかったプロデューサーだが、

貴音のミステリアスなセクシーさが深まる事によって、

当初の予想よりも《ワンダラーズ》はより注目を集めたので結果オーライでもあり、痛し痒しである。

 

「ところで貴音、本当の所はどうなんだ?」

「それは乙女の秘密です」

「まさか本当にぜn……!」


 
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