Glomanar
グロマナル
―――人のカタチをした悪意―――
ある日少女は夢を見た。
真っ白で何もない。
そんな終わりのない空間で
向かい合っているのは。
私
と
もぅ一人の
ワタシ。
もぅ一人の私はたった一言。
”グロマナル”
目が覚めた後。
少女は体に、少し違和感を覚えた。
しかしそんなことはすぐに忘れるもの。
さして気にも留めていなかったんだ――
少女の名前は「メレナ」。
メレナは学園のアイドル。
才色兼備 容姿端麗。
だれもが憧れる存在だったのだ。
しかし、
その日からメレナは変わってしまった。
誰にでも優しかった彼女も、
明るく活発で、
アイドルだったころの彼女ではもぅなくなっていた。
色白だった肌は荒れ、変色し。
整った顔立ちは崩れ、醜いものに。
「メレナ」はその日
壊れた。
「メレナ」はもぅ外に出ることも、
会話をしたり 食事をとることもしなくなった数日後。
「メレナ」は首を吊って死んだ。
「メレナ」の足元には手紙が置いてあった。
その手紙は丁寧に糊付けされていて、
いつもの「メレナ」に最後は戻ったのだと両親は思った。
これが、娘の最後の言葉だと。
しかし、その手紙にはたった一言。
”Glomanar” と―――――――――
そしてまた数日後。
ある掲示板に匿名で書き込みがあった。
『
444 Glomanar
Glomanar ―グロマナル―
みなさんはこんな都市伝説をご存じだろうか。
夢に自分自身が出てくる。
そのときたった一言。
”Glomanar”
といわれたら。
それは自分が壊れる前兆。
自分からの最後の警告。
意味は
≪人のカタチをした悪意≫
』
その書き込みがあった直後。
各地で殺人事件が多発した。
その犯人たちの供述はすべて同じ。
性格・生活環境、
殺人の動機までも。
―みんなから好かれる学園のアイドル―
―縛られるのは嫌だった カラ 壊したくて―
―悪意は伝染するって グろマナ るが教えてくれたんだ―
『
4444 Glomanar
みんなにも、 私の悪意をばらまいてあげるね。
「メレナ」
』
end
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき的なもの。
さぁーー
意味は伝わったんだショーかっ!
メレナ→アイドル→飽きる→”優等生”がめんどくさい↴
ぶち壊したい→溜まりに溜まって→悪意→ぎっしり↴
→壊れる→他の奴等にも→味わわせてやる→悪意の伝染
まぁ・・・
めっちゃはた迷惑な御嬢さんですわな。。
んで
Glomanarっていう英語は存在しません。
これは作者が勝手に作ったものと思われます。
そこらへんは調べる手段がなかったのでww
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