「ふあ･･･ああ･･･」

いつもと変わらない朝･･･なはずなんだけど･･･

一刀「なんでいるのかな？･･･秋蘭」

秋蘭「あ、おはようございます」

一刀「おはよう･･･じゃないよね？」

秋蘭「はい？」

一刀「俺、寝るときは一人だったはずなんだけど？」

秋蘭「はい、一刀様が寝てしまってから私が来ましたから」

一刀「何で？」

秋蘭「質問の意味がわかりません」

一刀「何で、一緒に寝てるのってか何で部屋にくるの？」

秋蘭「･･･たから」

一刀「え？」

秋蘭「昨日、私にだけ･･･その･･･なでなでしてくれなかったから」

一刀「なでなでって･･･頭のあれ？」

秋蘭「はい」

一刀「いや･･正直秋蘭は迷惑かなって･･･なでるといつも顔赤いし」

秋蘭「迷惑じゃ･･･ありませんよ･･･」

一刀「それならいいんだけど････秋蘭？」

秋蘭「なんですか？(すりすり)」

一刀「なんですかってこっちが････ってあー！」

一刀「まずい時間が」

秋蘭「あ～･･･朝礼の時間すぎてますね～」

一刀「すぎてますね～じゃないよ！ほら、着替えるから退いて」

秋蘭「あう･･･うぅ」

一刀「秋蘭は･･･いいのか？」

秋蘭「私は･･･大丈夫ですよ～非番なので～」

一刀「納得･･･ってほんと非番になるとダメダメだな･･･うひゃ～皆怒ってるかなぁ」

秋蘭「あ･･･いってらっしゃ『ばたん』あう」

秋蘭「はぁ･･･いっちゃった」

春蘭「ふむ･･･異常はないな･･･次は･･･」

『どんっ』

春蘭「誰だ！？ちゃんと前を向いｔ･･･」

一刀「いたた･･･ごっごめんなさいって春蘭？」

春蘭「すっすみませんでした！」

一刀「いや、俺は大丈夫だからそんなに必死にならなくても」

春蘭「いっいえ･･･ですが」

一刀「それより春蘭はここで何を？」

春蘭「はい！私は今の警備体制についての報告書を書くために見回っていたのですが･･･」

一刀「何か問題でもあった？」

春蘭「いえ･･･今のところは･･･一刀様？」

一刀「ん？」

春蘭「あ･･･その、いつもの顔になられていたので･･･」

一刀「ああ･･･ごめん、直したいと思ってるだけどね･･･もう癖になってるみたいだな」

春蘭「いえ･･･直さなくても･･･いいです(ぼそっ)」

一刀「何か言ったかな？」

春蘭「いえ。では私はコレで･･･失礼します」

一刀「ああ、報告書楽しみに待ってるね」

春蘭「はっはい」

春蘭「あの顔は私だけ･･･にみせてくれたらなぁ･･･」

霞「一刀～どこや～」

霞「あ、あんた。一刀がどこにいるかしらへんか？」

「一刀様でしたら･･･今頃屋上ではないでしょうか？」

霞「ほんまか！？おおきにな～」

『カツンカツンカツン』

霞「相変わらず長い階段やね～････一刀おらんかったらどないしよ」

霞「一刀！？」

一刀「ん･･･」

霞「おお、ほんまにおったわ･･･って一刀？」

一刀「ぅん････誰？」

霞「うちやうち･･･霞や」

一刀「ああ･･･霞か･･･どうしたんだ？」

霞「そりゃこっちのセリフや･･･どないしたん？一刀」

一刀「ちょっと風にあたりにな･･･」

霞「ちょっとじゃないでぇ･･･めっちゃ顔色わるいやん･･･失礼するでぇ」

『ピト』

一刀「あ～」

霞「あつっ！なんやこれ！おでこめっちゃあついやん」

一刀「大丈夫大丈夫･･･だいじょうぶ」

霞「大丈夫やない！いつから･･･いつからこんなことになっとんねん！？」

一刀「朝に測った時は･･･３９度くらいしかなかったからまだだいじょう『ごすっ』し･･･あ？」

霞「これ以上は無理させられへんからな！」

ぐったりとなった一刀を抱えると霞は一目散に風の元に走った

「治療はいちおうおわりました～･･･相当無理してたみたいですね～お兄様は」

霞「ほんで･･･どんな状態や？」

「そうですね～･･･過労と風邪･･･後は不眠でしょうかね」

霞「そか･･･うちらが頼りないから「ちがうのですよ～」ちがう？」

「お兄様は自分を下に見すぎなんですよ･･･だからたまにこうして無理をするんですよ～･･･もっと甘えてくれてもいいのに」

霞「それには同意やな･･･ほんでどうするん？」

「もう少し様子見ですかね･･･一応このことは内緒に」

霞「もちろんや･･･やけども秋蘭には話すでぇ」

「ソレくらいならいいですよ～むしろ言わなかった後の方が怖いですからねぇ～」

霞「ほんならうちはこのまま秋蘭の処いくわ･･･一刀のことよろしくたのむで」

「お任せなのですよ～」

秋蘭「放せ！一刀様！今行きます！」

霞「はなすかっちゅうねん！ちぃっとはおちつけ！」

秋蘭「コレが落ちついていられるか！？」

霞「今行っても何もできへんやろが！」

秋蘭「わからないじゃないか！？」

霞「････一刀が無理する理由わかった気がするでぇ」

秋蘭「なん･･･だと？」

霞「普段物静かな秋蘭ですらこんなに取り乱すんや･･･他の子･･･お嬢ならなおさらや･･･考えてみぃ」

秋蘭「あ･･･あああ･･･」(ガタガタブルブル)

霞「簡単に想像できるやろ？･･･だから今はおとなしくしとき」

秋蘭「ああ･･･すまない」

霞「ほな、うちは帰るが･･･このことは他言無用やで」

秋蘭「ああ･･･わかった」

凪「はぁ･･･」

楓「凪お姉ちゃん？」

凪「ああ、楓か･･･どうかしたのか？」

楓「それはこっちのセリフって･･･ほんとにどうしたの？」

凪「いまだに信じられなくてな」

楓「一刀お兄ちゃんのこと？」

凪「６年間あってないだけで北郷の代表になんかなって･･･」

楓「私はあの道場が一刀お兄ちゃんの勢力内にいたことがびっくり」

凪「わっわたしだって･･･当主がやったツケを兄貴が肩代わりしてたなんて･･･昔着てた借金取りも来なくなったからもうナイト思ってたのに」

楓「私もみたことある･･･覚えてるだけで･･･５つくらい」

凪「正確には９社から相当の金を借りてたらしいけど･･･」

『コンコン』

凪「はい、どうぞ」

「おじゃまするでぇ～」

凪「あ、真桜さんこんにちわ」

真桜「なんやさん付けは照れるなぁ･･･凪嬢と楓嬢は飯くったか？」

凪「いえ、まだです」

真桜「ほんならうちとどこか食べにいかへんか？」

真桜「何か食いたいものある？」

楓「んとね～」

凪「私は特に･･･」

楓「楓はオムライス！」

真桜「了解や･･･ちっとまってな『ピポパ』」

真桜「『あ～、流琉？うちや、真桜や。今からそっちいくんやけど･･･オムライスの材料あるか？おー、そうか･･･ほんならつれていくわ』ピ」

凪「一体ドコに･･･」

真桜「行けばわかるって･･･ほら、のったのった」

凪「地下？」

真桜「ほい、到着や･･･流琉つれてきたでぇ」

「あ、真桜さん･･･その方たちが兄様の妹ですか？」

真桜「そうや･･･まぁ話よりも飯ほしいんやけども」

「あ、はい！すぐに作りますので･･･オムライスとほかは？」

真桜「うちはお任せで･･･凪嬢はどないする？」

凪「なら私も真桜さんと同じので」

「はい！ではすぐに用意しますね」

真桜「いやぁくったくった」

一刀「真桜･･･はしたないぞ」

真桜「へ？･･･一刀様！？」

一刀「どうした？そんな驚いて･･･凪と楓もいるのか･･･相席してもいいか？」

真桜「はっはい、もちろ･･･」

凪「私はかまわなぞ」

楓「うん」

一刀「ってことだ･･･流琉！いつもの」

「はーい！」

食事が終わって一刀がひと言

一刀「真桜、例のあれ、もうちょっと考えてみてくれ･･･それじゃぁ」

真桜「へ～い」

凪「例の？」

楓「アレ？」

真桜「ちょい仕事の話～･･･次は案内するでぇ～」

「「はーい」」

護衛よりひと言･･･

次は誰を出そうか？

誰かアンケでも作ってくれ