=建寧二年 二月上旬3=
漢の中枢がごっそりを消えうせ、どうしよう?
鈴音は軍人だし、辺境に居てくれないと困る。
なんでも辺境から居なくなった瞬間に鮮卑と匈奴、鳥丸が連合を組んできたとかいう事態になったらしい。
辺境に戻ったら解散していたらしいけど…
今までニートしていたから人事とかも意味不明だし、政治が出来る人なんて知らない。
…ちょっ、太后!引き籠んないでください。
自分のせいで父親が死んだってことで精神的にやばい事になってる。
まじどうすんだよ。俺現代知識TUEEEなんてできねえぞ。
…そうだ。投げちゃえ。
「李膺よ。天下の規範は李元礼とまで呼ばれるお前に聞きたい。朕は幼く、天下を導くだけの力も後ろ盾もない。摂政をする太后も父を失った悲しみで部屋から出てこない。そして漢を支えてきた者たちも失った。朕はどうすればいい?」
「……僭越ながら漢を害してきた者はこの度の騒動で消えうせました。しかし、今まで漢を支えてきた者も失いました。今は漢を支える徳高き者を登用し、漢の復興に努めるべきと愚考しています。」
「ならば、多くの者に慕われる李元礼を相国として政治を担ってもらいたい。」
完璧な作戦だ。
国の為に命をかけて戦う忠誠心高くて、皆が文句言わなそうな李膺に全てを任せてしまえばいい。
三公の座より相国あげて軍事とか政治を全部投げてやるわ。
と思ったら断られた。
漢の歴史うんぬん。官職の重さだとかどうとか、ほぼ説教。
しょうがないので丞相復活させる事でなんとか説得したよ。
=建寧二年 三月上旬(晴れ)=
成人した。
清流派を許す為の大赦する為の祝いと漢の再興の為にだとかそんな感じなことと、太后が今流行のHIKIKOMORIになってしまった為、スタンプ押ししなくちゃならない。
めんどくさすぎる。
=建寧二年 三月中旬(曇り)=
母上を宮殿に入れる事に成功。
竇武さんと俺と血繋がってないし居たら母上が摂政すべき。とかなりそうだし、今まで摂政するのに邪魔だってことで後宮に入れなかった。竇太后はあくまで前の皇帝のだから下手に呼ぶと殺されちゃうかも知れないと決めてから気づいた。
本当にごめん。目先の利に飛びついてしまうとこんな事になるなんて。
=建寧二年 三月下旬(曇り)=
母上が暴走しています。
「世の中で金ほど大切なものはありません。天下の最高位にあるのですからお金を最高に保持しなければならないのです!」
ごめんよ。母上。そんなに生活が苦しかったのか。
皇帝の従弟に嫁いでいるわけだから、かなりお嬢様だったのにいきなり貧民生活。
どうも母上はいきなりまたリッチな生活が出来る事になって、やばい事に……
なんとか暴走する母上を止める事に成功した。
目の前の餌に飛び込んではいけない事をこれでもかというほど学んだよ。
宦官も元は貧乏人。ち〇こ切ってまで生きようとした人物なんだよな。
まあ、政治犯も結構な割合でいたけど。
秘密を握り貴族や高官が吸っていた甘い汁の一部を手に入れて…
まあ、あのままサインしてたらとんでもない事になってたかもしれないから、後悔はしてないが、ちょっと考えさせられるな。
=建寧二年 四月中旬(雨)=
なんかスタンプ押しの仕事で財務の方見たけど戦費が凄い事になってる。
対騎馬民族に掛かった戦費が1年で15億銭…勝ってこれとかとかやばいね。
でも宦官から財産没収したから結構いけるはず。
本当に横領の額が凄いよ。
1年で30万銭とか普通にいるとか…
調べるだけで嫌になるが、改竄の処理がヘタクソなので分かりやすかったのが救いだ。
そういえば、隣のペルシア朝が死にかけてるらしい。頑張れ!
=建寧二年 八月上旬(曇り)=
反乱起こされました。
ちょっと待て。
悪の宦官やっつけたんだよ。(張奐が)
清流派も重用したよ。(李膺が)
事情を聞くと合肥侯を擁立しようとしてるらしい。
主な人物は王芬、許攸、周旌、そして陳逸…陳蕃さんの子供らしい。
なんでも宦官に詔勅使って高官を殺させた後に鈴音を使って使い捨てたという事をしたとか思われたらしい。太后がヒッキーとなり俺が母上を呼び寄せたから、外戚の地位に居られなくなったことに文句言ってたらしい。
今までは宦官使って外戚を排除的なノリだったけどそれを低い身分の者で代替わりしたとでも思われてんのかな?
「じゃあ王芬とか許攸、周旌はなんでだ?」
とか報告と聞くと清流派士大夫Aがオブラートに包みまくっているが
パーフェクトな李膺とその仲間たちが善政してんのに天気が良くなんねえし異民族攻めてくる→皇帝が悪いに違いない。→皇帝チェンジだ。
という感じとか。
…ちょっと待て。
俺のせいかよ。
なんか厨房と名乗るスタンドが出てきて
「僕も苦労したんだよ。王だったころは何も言わなかったのに皇帝になったとたんに政務を自分で処理すると、天は怒って天変地異を起して陛下を戒めてるから何もしないで顧雍、陸遜、潘濬に全て任せて酒でも飲んでろとか言われてさ。そんな事言われたらキレるのも当然だと思わないかい?憤死ぐらいさせるさ。(キラッ)」
うるさいよ。ちょっと黙っててくれ。
なんだ今のは?
とりあえず、鎮圧命じて、天候悪いとか言われて暗殺されるかも知れないから鈴音ちゃんに腕利きを紹介してと泣きつくことにした。
本当は手元に置いておきたいけど、反乱とかやばすぎる。
不安だと話すと自分を配下を置いてくれるそうな。
なんと素手で牛を殺し、4桁の胡人ぬっ殺すような武勇を持つそうな人らしい。
董卓…北〇神拳でも使えそうな奴だ。
しかし、今は生命の危機。もしマッチョな筋肉であろうが護衛には欲しい。
なんか聞いたことあるような…まあいいや。
=八月上旬2(雨)=
涼州から董卓と言う人がやってきたらしい。
「姓は董、名は卓、字は仲穎です。微力非才の身ではございますが陛下のお役に立てるよう、努めてまいります。」
「あ、ああ、宜しく頼むぞ。」
ロリだった。北ではロリな武将が流行っているのだろうか?
本当に微力だったらやばいんだが鈴音がそんな人寄こすはずがない。
大丈夫…なはず!
〇霊帝紀によると霊帝の売官は母上が進めたっぽいので暴走させました。生活が苦しかったんです。でも贅沢はしてないという言うなれば貯金通帳見てニヤニヤしてる人。
〇厨房
なんかノリで出しました。実際にはこんな人いませんよ。
気に入らない臣下の家を放火したり、呂〇さんが甘〇さんを勝手に処刑しようとしても放置したり、気に入らない臣下をなんで殺しちゃだめなの?とぐれたり、兄の親友の息子を酒癖が悪いって事で流刑にしたりした人なんかじゃないんだからね!
〇李膺
鮮卑族を何度も寡兵で打ち破った事で恐れられた将で、攻められる前に連れ去った男女をすべて送還してくるほど。後漢で李膺だけは自分の信義を貫いていたとされ、士で李膺の所に出入りがかなう者があると、「竜門に登った」といわれる。
荀爽は彼に面会しその折、馭者を務め、家に帰って大喜びで「今日始めて李君の馭者になれたぞ。」と言った。どこのアイドルだよ…
Tweet |
|
|
5
|
1
|
追加するフォルダを選択
恋姫まつりってもげろな作品が多いですよね~…本当にもげてくれないかなあ~