第3話 「激闘?二人の気持ち・・・」
「・・・」
「・・・」
闘技場は静まり返っていた。それというのも、俺とリィンが向かい合って軽く5分は経っているはずな
のに俺たちが動いてないからだ。お互い魔法による身体強化を同時に行ってから一歩もその場を移動していない。
静寂に包まれる・・・。互いのことを理解しているからこそ一瞬の隙を探し続ける。
「《動いた時が勝負!!》」
一撃で決めるために俺が得物に気を送り始めた時!
「はぁああああああああああああああ!!」
リィンが手に持った槍と一体となってこっちに向かってきた!俺は即座に気を送るのを止めリィンの攻撃に備えた。自分で編み出した対槍用の受け流し。しかし、実践で試したのは一度きりだ。リィンに通用するとは限らない。
「(だが、やってみなければ分からない!!)こい!リィン!!」
互いの火花が飛び散る音が辺りに響き渡る。受け流しには失敗したもののガードすることには成功したようだ。しかし、突きを剣の刃で受けるのは無理がある。事実、刃毀れが目立ってきた。
「ちっ、やるな!リィン!」
「私だってあんたと同じくらいのつよさなのよ!」
「んじゃ、次は俺から行くぜ。武器壊れねぇようにちゃんとよけろよ?」
「えっ?」
受け筋を変え、矛先をずらした、その直ぐ後、この1年間で身につけた対人戦用の捕縛技の一つの武器破壊をするために俺はリィンの脇に移動した。
「いっくぜぇええええええええええええええええええええええ!!!」
「っ!?」
そのまま一閃するように見せかけ、俺は槍の一番脆い場所である鏃と柄の接合部分を狙って突きを放った!
「ただの突きなんて!!」
「そう思っていられるのは最初だけだぜ!せぇあ!!」
そう言い放った瞬間!
ピキッ!と音が鳴ったかと思うと、そのまま、リィンの槍は2つに分離した。
「強くなったな。」
俺はそう正直にリィンに告げた。
「何で武器まで壊しちゃうのよぉ!!」
「わりぃ、つい本気を出した。直すから許してくれよ。」
「ふん!いっつもそう言うんだから。」
自分でも流石にやりすぎた。最初は武器破壊なんぞする気もなかったのに、ついつい本気にな・・・いや、かなり危なかったのでやってしまった。後の祭りとか云々言われるがまさにそのとおりだ。んで、俺たちはその関連で俺いきつけ(元)の店へと向かっていたのだが、その道中、リィンはずっと何処で覚えてきたのか知らないが、罵詈雑言を俺に浴びせ続けた・・・。はぁ、ほんと、何処で覚えてきたのやら。
「強くなったな。」
そういわれて正直うれしかった。・・・でも、武器が折れてることに気がついたときに、悔しさと怒りがこみ上げて来て、その後、ずっと文句いっちゃったなぁ。う~、私のばか!どうして素直にありがとうっていえないのよ~。・・・でも、何であんなに暴言が吐けたんだろう?そう思っているうちに、ルインがよく行ってるお店に着いた。よし!しっかり修理代請求しちゃおーっと!
(第4話へ)
はいどうも、3話です!!
うん、やっぱり文章量が少ないですね。反省します。
さて、そろそろ序章も終幕を迎え、物語の本編へと話は移っていきます。私自身来年度受験を控えているので更新が遅くなりますので。
ここまで見てくださった方々!どうも有難う御座います!これからも私の駄文をどうかよろしくお願いします!
ではまた4話で会いましょう!
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さて!第3話です!!
相変わらず文章の量が少ないのですが、そこはご容赦ください!
ではいってみよー!