No.333946

観察処分者召喚獣レポート

さん

今回は、明久たちの使う召喚獣の変更点を載せています。

2011-11-13 14:49:48 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1154   閲覧ユーザー数:1133

 ☆観察処分者召喚獣レポート★

 

 

 《通常の召喚獣と観察処分者の召喚獣の違いについて》

 

 通常の召喚獣は、教師の召喚獣を除いて基本的に現実の物体に触る事は出来ない。

 だが、観察処分者の召喚獣、通称フィードバックシステム搭載の召喚獣だけは現実の物体に触れる事が出来る。

 代わりに、召喚獣の疲れやダメージが召喚者本人、コントローラーに反映される。

 

 

 

 《フィードバックシステムについて》

 

 フィードバックシステムは、召喚獣の受けている感覚をコントローラーと共有する事の出来るシステムである。

 本来召喚獣とコントローラーの感覚は共有できず、それを無理やりやった結果、このシステムを搭載した召喚獣が現実の物体に触れるといった副作用が起きた。

 なお、フィードバックシステムの本来の目的は召喚獣との五感を完全にリンクするためのものであった。だが、視覚や嗅覚といった感覚を反映するためには、召喚獣との共鳴率を上げなくてはならないため、ダメージもその分上がる危険性があったためシステムの開発は一時凍結。

 なお、このシステムは後に観察処分者と呼ばれる約二名の罰としてその二人の召喚獣に搭載された。

 

 

 《吉井明久・ジュニアの召喚獣について》

 

 吉井明久、ジュニア、以上の二名は観察処分者と呼ばれるフィードバックシステム搭載の召喚獣のコントローラーとなった。

 二名の召喚獣はその特性上新たに違う召喚獣の可能性を生み出し自由に使う事が出来る。

 

 

 ・チャージ

 召喚獣には、テストの点がそのまま反映されるが、通常100点を取ったらまず武器と召喚獣自体に100点ずつ反映される。

 その後、召喚獣本体には点数のエネルギーは身体中に振り分けられてしまい、召喚獣本体の力は二割も出せなくなってしまう。

 だが、感覚共有してるコントローラーには、召喚獣自体の中にあるエネルギーを感覚で感じ取れるため、エネルギーを拳といった一箇所に集中することが可能。

 それにより低い点でも一時的に高得点者の召喚獣と同等の力を持つ事が可能。

 ちなみに、チャージ中それ以外の箇所はエネルギーが極端に減ってしまうため、防御力が極端に低くなる。

 なお、慣れていないとチャージ中にエネルギーにムラが出来てしまい、点数が多少消費してしまう。

 

 

 ・反射行動

 本来人体には危機的な状況になった時に、反射的に動けることができるが、召喚獣はあくまで人が命令して動かすため基本的に反射は使えず、また実際に行動に移すまで少しタイムラグが出来てしまう。

 だがフィードバックシステム搭載のコントローラーは感覚を共有するため、共鳴率を上げればその分召喚獣をスムーズに動かす事が出来、とっさの事にもすぐに動かすことが出来る。

 さらに、現実のコントローラーの動きもかなり鮮明に反映する事も出来るようになる。

(例・物を掴む・特技を出す・など)

 

 

 

 ・五感リンク

 フィードバックシステムは、共鳴率を上げれば上げるほど五感を共有できるようになるが、その分コントローラーへのダメージも強くなる危険性もあったため凍結されたシステムだった。

 だが、普段からありえないほど私生活でダメージを受けまくっている二人にとっては共鳴率を上げても特に問題はないという。

 二人の召喚獣には、ある程度自由に共鳴率を変えられるようシステムをいじっている。

 そのため、二人は共鳴率を上げることで、従来出来なかった視覚、嗅覚、聴覚、味覚もフィードバックすることが出来るようになった。

 なお、最低でも視覚などの共有には50%の共鳴率が必要。

 

 

 

 ・オーバーリミッツモード

 フィードバックシステムを使い慣れた二人が編み出したオリジナル強化モードであり、召喚獣のエネルギーを感じ、意のままに操作できるようになった時に発動できるなるもの。

 これを発動中は常に全身がチャージした後と同じ状態になる。

 そして、低得点者であっても一時的に高得点者の召喚獣と同じ扱いになるため腕輪の能力が使用可能に。

 だが、これは一種の暴走状態でもあり、発動中はエネルギーの操作に慣れていないと点数のエネルギーがどんどん消費していってしまうという危険性がある。

 

 

 

 《フィードバックシステムのデメリットについて》

 

 調査により、以上の利点が見られたが、それにより多少新たなデメリットが生まれている。

 

 ・莫大なメモリ使用

 フィードバックシステム搭載の召喚獣はそのシステムの複雑さゆえに莫大なメモリを必要とする。

 そのため、従来の学園のサーバーではフィードバックシステム搭載の召喚獣のデータの負荷に耐え切れなくなってしまった。

 今現在は新たに支給されたノートパソコンに二人の召喚獣のデータ管理及びデータ収集を行っているが、学園のサーバーには今だ負荷が掛かっているため、いずれ何らかの対処が必要とされる。

 

 

 

 

 バルフォア博士レポート

 


 
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