No.333505

恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第5話

ssnowwさん

普通の人ルートです

・・・だんだん君主の空気化が進んでいます。

オリキャラと魏のあの人が仲間に入ります。

2011-11-12 19:03:11 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:4326   閲覧ユーザー数:3714

前回までのあらすじ

 

1 調査した

 

2 白蓮に呼ばれた

 

3 白蓮しすたーに会った。あれ?顔があかいぞ・・・?

 

 

 

 

 

 

 

一刀side

 

 

俺はこれから来る本格的な戦乱に向けて準備をはじめた。

 

と言ってもまずは黄巾党への準備だ。俺の記憶だと黄巾党って、確か、

 

高い税と餓えが原因なんだよな。それを張角が煽って・・・。この世界でも、天和達なのか?

 

そうだとしたら何とか助けて、華琳のように徴兵や士気の向上に使えるんだが・・・。

 

話がそれた。戻そう。

 

という事で俺は白蓮にある事を提案した。

 

提案とは、農業の肥料に動物、人の糞尿を使うことだ。

 

時間が掛かる政策だが、前回の黄巾の乱までにはまだ時間があったはずだ。

 

最初は抵抗があった人達もこれを行うと収穫量が上がるので喜んで行うようになった。

 

そのほかにもかく街ごとに倉を作らせ、そこに保存の利く麦を多く溜めていった。

 

もともと白蓮は民からの支持が高かったので素直に従ってくれた。

 

そんなこんなで各地に黄色の頭巾をした賊が出たという報告は幽州では無かった。

 

袁紹の領地の冀州ではかなり多くの賊が出ているようだったので州境を警戒させいつもより

 

多めに兵を置いた。と同時に民に扮装させた兵に幽州各地に、

 

『幽州で賊が出ないのは、御使い様の加護があるからだ。しかし兵が足りていないらしい』

 

という噂を流し、同時に各地に義勇兵の募集をかけた。噂のおかげでかなりスムーズに

 

徴兵は進んだ。そんなこんなでいろいろあって大変なある日。

 

俺は白蓮の部屋に呼ばれていた。

 

「入るぞ。白蓮」

 

「おお、きたか一刀」

 

「用はなんだ?」

 

「実は冀州との境に大規模な賊が出たらしくてな。今、伝令で救援要請が来たんだ。

 境においている兵は5000だが賊は集団を作っていて兵力は10000を越えるらしい。

 うちは人員不足だから境に将がいないんだよあいにく私は仕事で手が離せないし星も黒蓮も

 出払っている。だから兵を率いて応援に行ってほしい」

 

「兵力差は約二倍か・・・。分かった兵3000を連れて行くが構わないか?」

 

「ああ。州の中に賊はほとんどいないしな」

 

「分かった。・・・今すぐ準備しても明日になるな・・・。よし、明日の朝、出発だ」

 

「よろしく頼むよ」

 

という事で俺は州境に行くことになった。

 

・・・そういえばこの世界で兵を率いるのは初めてなんだよな。

戦えるようになったといっても人は殺したことが無い・・・。でも、こんな所で悩んでも

どうにもならないか。

 

とこんなことを考えている間に日が明けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

俺は今3000の兵の前に立っていた

 

「皆!今回の出撃は州境の兵達を助ける為のものだ!

 敵の数は約一万だ!急がなければ、味方の皆がやられてしまう。

 俺は皆が死ぬのは見たくない!だから、俺に力を貸してくれ!味方を救うぞ、出撃だ!」

 

「「「「「「「「「応!!!!」」」」」」」」

 

御使いに率いられるということで兵達の士気は高かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

 

~州境『冀州と幽州』

 

 

州境、幽州防衛部隊の指揮官side

 

 

「ありったけの矢を射掛けるのだ!賊を城に近づけるな!!

 この城を越えられたら、我等が故郷が賊に蹂躙されてしまう!!

 皆で故郷を守るんだ!!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「応!!」」」」」」」」」」」」」」」

 

ここまで高い士気を保っていたが、兵数差がおよそ倍だからだんだん苦しくなってきた。

 

死んだ兵は少ないが、怪我している兵が多い・・・。今共に戦っている仲間達も、傷ついていない者

 

などほとんどいないくらいだ・・・。救援要請が間に合えばいいが・・・。

 

そこで伝令の兵の声が聞こえた

 

「指揮官殿!もう限界です!門が破られます!!」

 

・・・間に合わなかったか。申し訳ございません。御使い様、公孫賛様、越様・・・。

 

なんて事を考え皆で最後に人あてしようと準備をしていると、

 

「指揮官殿!賊の向こうから約3000の部隊がやって来ます!!」

 

「なんだと!!旗印はなんだ!!」

 

「白地に十の字・・・御使い様です!!」

 

この報告を聞いた兵達はさっきの状況が嘘のように士気が上がる。

 

「よし!皆の者!我等が御使い様が救援に来てくれたぞ!!

 今が好機、御使い様と協力して賊を殲滅するのだ!!」

 

「「「「「「「「「「「応!!!!」」」」」」」」」」」

 

「門を開けろ!全軍突撃だ!!」

 

「「「「「「「「ウオオォォォォ!!!」」」」」」」」」

 

指揮官side end

 

 

 

一刀side

 

 

城を出た後、俺達救援部隊は全力で州境の城の救援に向かっていた。

 

やがて城が見える。

 

「よし!まだ落ちてはいないな!このまま突っ込むぞ!城の仲間達と挟み撃ちにするんだ!

 全軍突撃!!」

 

「「「「「「「ウォォォォォ!!!」」」」」」」

 

 

俺達が賊の後方に突撃すると、城の仲間達はそれに呼応して城から打って出た。

 

・・・確かあの城の指揮官は黒蓮を副将だったな・・・。だいぶ優秀なようだ。

 

あとで白蓮に推薦しようか。

 

なんて考えている間に賊は殲滅された。長引く攻城戦で士気が下がっていたようだ。

 

そんな連中に士気が高い味方が負けるはずも無くそのまま一方的な蹂躙が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

戦いが終わり、負傷者の収容後、俺は城の指揮官と話しをしていた。

 

「私は姓が田、名は豫、字は国譲。真名は渚と申します。

 

長い黒髪を女性だった。

 

「俺は北郷一刀だ、北郷でも一刀とでも呼んでくれ」

 

「では一刀様とお呼びいたします」

 

「様はいらないんだけど・・・。まぁいい。城の指揮見事だった。

 倍の軍を相手に城を守りぬいたんだ。戻ったら、白蓮、公孫賛に話をしてみよう」

 

「ありがたいお言葉です。御使い・・・一刀様」

 

そんな感じで渚と話をしていると

 

「本郷様!賊の残党が近くの森にいて村が襲われていると報告が・・・」

 

「何だって!・・・くそ、殲滅しきれていなかったか・・・。

 今すぐ500の兵を集めてくれ。殲滅する。

 

「御意!」

 

「渚はここに居てくれ。すぐに戻る。あと本城に伝令を送ってくれ」

 

「分かりました。気をつけて下さい」

 

 

こうして俺は数十人の賊の残党と殲滅しに出た。

 

 

「よし!皆準備はいいか?」

 

「「「「「応!」」」」」

 

「これより我等は賊の残党の殲滅に掛かる。てきは約数十人だが油断はするな!「

 出撃だ!」

 

「「「「「オオオオオォ!!」」」」」

 

 

    ・・・・・・・

      ・・・・・・ 

        ・・・・・・

 

500の兵を250ずつに分け捜索を行っていると、森の中から煙と人の悲鳴が聞こえた

 

「あそこか!確かあそこは・・・小規模の村があるところだ!皆急ぐぞ!!」

 

といって現場に急行した。

 

村についた俺は絶句した。

 

目の前では家が焼かれ人が殺され、賊と思われる奴等から逃げ惑う人達・・・。

 

「ハハハハ!殺されたく無ければ金をよこせ!!」

 

「食いもんをだせえぇ!!」

 

「男は殺せ!女は連れてくぞ!!」

 

「ん?コイツはいい女だ!連れて行くぞ!」

 

「キャー!誰か、誰か助けて!!」

 

ん?あの猫耳フード・・・あの声・・・なんでこんな所に居るんだ!!

 

俺はこんな状況を目の前にしながらあの筋肉お化けの言葉を思い出していた。

 

『ご主人様、には覚悟がある?』

 

『覚悟?』

 

『そうよ、人を殺める覚悟よ。いろんな覚悟があるけど・・・いま必要な覚悟は

 教えた武を使って人を殺める覚悟よ』

 

『・・・・・正直分からない。でも・・・でも、大切な人達を守るためなら覚悟は出来る!!』

 

『そう・・・やっぱりご主人様ね♪』

 

・・・今がその覚悟を決めるときだ。

 

「やめろ!!」

 

「ん?何だお前?」

 

カタカタカタ・・・手が震える、怖い・・・。

 

「はははは!手が震えてるぜ!そんな弱腰じゃ俺達は倒せねぇよ!」

 

・・・くそ、覚悟を決めろ北郷一刀!今はあの少女を守るんだ!

 

ブシュ・・・

 

「ぐああ・・・」

 

「何!!お前何をしたんだ!!」

 

「お前らに話すことなんてないんだよ!!」

 

そういって一刀はもう一人の賊へ高速で回りこむを刀を腹に突き立てた。

 

「「「うわあああ」」」

 

そういうと賊は逃げ出した。だが逃げ出しても兵から逃げることは出来ず殲滅された。

 

俺は人を殺したことに耐え切れずしゃがみこんでいた。

 

「ちょっと、アンタ大丈夫?」

 

猫耳少女が話しかけてくる。

 

「・・・問題ない。それよりもここは危険だから、生き残っている村の人達といっしょに城へ行こう」

 

「え!アンタどこかの武将なの?」

 

「あぁ、天の御使いなんて呼ばれてるよ『えっ!!』・・・今は自己紹介よりも安全だ。

 皆、城へ向かう準備をしてくれ。怪我をしている人には手を貸してあげるんだ!」

 

「「「「「応!」」」」」

 

こうして賊の殲滅を終えた俺は兵と民達と城に戻った。

 

 

 

 

 

 

~州境の城の中

 

 

「自己紹介が遅れたな。俺の名前は北郷一刀だ」

 

「私は姓が田、名は豫、字は国譲です」

 

「君の名前は何て言うんだい?」

 

「・・・男になんて一回しか言わないからよく聞きなさいよ!

 私は姓が荀、名が彧、字は文若よ!」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

・・・桂花とは分かっていたが、なんでこんな所に居るんだ・・・?

 

「ちょっと!何か反応しなさいよ!・・・これだから男って・・・・ブツブツ、、、ヒィッ」

 

「荀彧殿、さっきから黙って聞いていれば・・・御使い様への暴言これ以上は許しませんよ!」

 

といって渚が桂花の首へ剣を添えていた。

 

「ちょっとまって渚。俺は別に気にしてないから・・・」

 

「しかし!『いいんだ』・・・分かりました。荀彧殿次は無いですからね・・・」

 

といって渚は部屋から出て行った。

 

「さて、君のことだけどなぜあの村に居たのかな?

 見た所、親などは居なかったようだけど?」

 

「・・・私、さっきまで袁紹の所に居たのよ。でも、私が思いついた策は

 『華麗じゃありませんわ!袁家の策はもっと派手なものでなければ!!』

 とかいって受け入れてくれないから来たのよ」

 

・・・コレは前の世界と一緒か、ただ俺のところに来たっていうのが違うが・・・。

 

「・・・なあ荀彧、俺達と一緒にいかないか?」

 

「は?アンタ何言ってるのよ。なんで私が何もかも普通で男のアンタが居る

 公孫賛の所になんか行かなくちゃいけないのよ?」

 

「・・・なあ荀彧・・・訂正してもらおうか。

 俺が言われる分には構わないが、白蓮の事を言うのはやめろ!

 あいつは世間に普通、普通言われるがな、民の事をあいつなりに想っているんだよ。

 君は・・・普通の人間は嫌だから、自分の策は採用されないから。なんていう考えで

 仕官先を選んでいて大陸の民が救えるとでも思っているのか?

 民のため、大陸を平和にするために軍師になったんだろ?ならば・・・ならば何故

 民のためにその智を振るわないんだ!

 そんなお前に白蓮・・・公孫賛のことが笑えるのか?

 どうせ普通の人間は大陸の統一など、民を救うなどできないってな!!

 お前にそれが言えるか?答えてみろ荀彧!」

 

「・・・・・・・」

 

「荀彧、俺は、俺達は大陸を統一して民達が笑って暮らせるような世の中にしたいんだ。

 そのために、君の智を貸してほしいんだ。君の力が借りれれば戦で犠牲になる人達が少なくなる。

 俺に、俺達に力を貸してくれ荀彧!!」

 

「・・・・分かったわ。貴方には命を救われた恩もある。

 公孫賛殿のことは訂正・・・するわよ!・・・ごめんなさい。

 そして・・・私の真名は桂花、北郷殿・・・いや一刀様、私の智を貴方に預けるわ・・・」

 

「ありがとう。君の真名を預かろう!よろしく桂花!」

 

こうして『王佐の才』・・・荀彧が仲間になった。

 

一刀side end

 

 

 

 

 

 

 

 

桂花side

 

 

昨日袁紹のところを出た。自分の策が上策といえるのに採用されない・・・。

 

私は思った。ここに居るべきではない、もっと自分を必要としている人の下へ行こう・・・と。

 

袁紹の所を出たは良かったものの、森に入ると、道に迷い路頭に暮れてしまった。

 

しばらく歩いていると光が見えた。村があるようだ。

 

私は助かった!と村へ入り、住人の人に事情を説明すると、快く泊めてもらえることになった。

 

明日のあさ此処を出て噂の曹操様の所へ行こう・・・と考えている矢先の出来事だった。

 

カーンカーンと村の鐘の音が鳴る。とたんに女性の悲鳴が聞こえる。

 

続けて聞こえたのは男の叫び声。村人『賊だー!賊が出たぞ!』という声が聞こえる。

 

近くで、人を斬る音が聞こえる。私は怖くて、その場所から動くことが出来なくなってしまった。

 

「・・・こんな所で、こんな所で死ぬの?私は・・・」

 

怖くて頭が一杯になった。しばらく経つと家に賊が入ってきて、私は捕まった。

 

賊の「女は連れて行け!」という声が聞こえる。

 

・・・私は慰め者にされて殺されるんだ・・・と半ばあきらめていると白く綺麗な服を着ている男が

 

来た。男は震えていた。きっと人を殺したことが無いんだ。と思う。

 

でも彼は強かった。あっという間に賊を倒してしまった。

 

兵に指示を出した後、彼はしばらく蹲っていた。思わず私は彼に

 

「ちょっと、アンタ大丈夫?」と声をかけていた。

 

私の顔を見た彼は一瞬驚いたようだったが、すばやく兵に指示を出して城に戻るよう言った。

 

・・・どこかの将でもやっているのかな?

 

城の中に入ると、私は呼ばれた。

 

部屋に入ると、さっきの男と黒髪の女性がいた。

 

女性は田豫と言うらしい。そして男は北郷一刀と言った。・・・変な名前。

 

私はなぜあの村に居たか聞かれたので答えた。

 

袁紹の所に居たが抜け出してきた・・・と。

 

そうすると男は私に公孫賛軍に来ないかといった。

 

私の中では公孫賛は特別に目立ったこともしていない、ただの太守程度の認識しかなかったので

 

正直にそのことを言うと、

 

「・・・なあ荀彧・・・訂正してもらおうか。

 俺が言われる分には構わないが、白蓮の事を言うのはやめろ!

 あいつは世間に普通、普通言われるがな、民の事をあいつなりに想っているんだよ。

 君は・・・普通の人間は嫌だから、自分の策は採用されないから。なんていう考えで

 仕官先を選んでいて大陸の民が救えるとでも思っているのか?

 民のため、大陸を平和にするために軍師になったんだろ?ならば・・・ならば何故

 民のためにその智を振るわないんだ!

 そんなお前に白蓮・・・公孫賛のことが笑えるのか?

 どうせ普通の人間は大陸の統一など、民を救うなどできないってな!!

 お前にそれが言えるか?答えてみろ荀彧!」

 

・・・彼の言うことは正論だった。私には何も言えなかった。

 

その後に男は

 

「荀彧、俺は、俺達は大陸を統一して民達が笑って暮らせるような世の中にしたいんだ。

 そのために、君の智を貸してほしいんだ。君の力が借りれれば戦で犠牲になる人達が少なくなる。

 俺に、俺達に力を貸してくれ荀彧!!」

 

と、言った。彼の君主を罵った私を彼は力を貸してほしい。と言った。

 

このとき私は思った。「私の使えるべき人はこの人だ」・・・と

 

そして・・・公孫賛のことを訂正した。

 

私は男が嫌いなので、正直に謝れなかった。けれど真名を教えた。

 

でも彼はそんなこと気にした風も無く、

 

「ありがとう。君の真名を預かろう!よろしく桂花!」

 

と言ってくれた。正直嬉しかった。

 

私はこの人の元で精一杯頑張ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・やっちまったぜ☆

 

桂花を仲間に入れちまった。

 

正直・・・やっちまった。

 

そして新しいオリキャラも出ました

 

田豫こと渚です。彼女には武より頭で活躍してほしいと思います。

 

・・・・・うわぁぁぁぁ本当にやっちまったぁぁぁ。

 

・・・・これからどうしよう。

 

あれ、、、、時系列おかしくね?

 

 

 

作者は何でもいいからコメントをくれると頑張れます!!

 

 

 

 

 

 

 


 
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