No.332366

真病姫無双 呉を見守るは最凶の忍 6

護衛さん

調子に乗って更新
一部セリフにパクリが見られます
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2011-11-10 07:25:55 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4887   閲覧ユーザー数:3827

「北郷様、孫策殿が到着いたしました」

城に残ってる数少ない侍女から孫策到着を聞く

「わかった、通してくれ」

「はい!」

元気よく彼女は部屋を出て行く、その姿に美羽がなぜか膨れていた

「むぅ~」

「どうしたんだ?美羽」

「なんでもないのじゃ~じゃが・・・」

この繰り返しを孫策が来るまで繰り返していた

「着たわよ・・・褒美って何かしら?」

衣服の乱れがない 急いでくる必要がないと判断したな

「ああ、孫策。君の願いは何かな?」

「そうね・・・」

孫策が美羽を見据えたら美羽がよろよろと俺にしがみついてきた

「こわいのじゃ」

この少女が袁家なのが本当に不思議に思うよ・・・美羽を撫でながら孫策を見る

復讐に燃える目が美羽を見てるが・・・逆恨みだということを忘れてないか?

「まぁ落ちつけ」

「あら?私は落ちついてるわよ」

それのどこが落ち着いてるというのだ?まぁいい

「褒美の前に一つ聞きたい」

「何かしら?」

「天の御使いについてどの程度知っている?」

「天の御使い?あ~・・劉備とかって子に降り立った噂のこと?」

「ああ、そうだ・・・あいにくこちらはいい将も兵もいないからな・・・知ってる限りでいい、教えてくれ」

「いいわよ・・・そうね、何でも日光を反射する服を着ていたとか、劉備たちの名を字だけで当てたとか・・・凄い知識を持っているとか・・・

その程度よ」

やはり天の御使いは未来から来たということか・・・?

「それに武もすごいらしわよ・・・何でも賊の住みかだった村一つを壊滅させられるほどとか」

「ほぉ・・・それは凄いな」

「でしょ・・・まぁ私が知ってることはこれくらいかな」

「そうか・・・ありがとう」

「たいしたことじゃないわ・・・それで?」

「ああ、君たちに褒美をやらないとね」

「一体何をくれるのかしら?」

「虎を野に放つ」

「は?」

「以上だ」

「ちょっと意味がわかんないんだけど」

「軍師にでも聞けばいい。美羽行くよ」

「わかったのじゃ~」

美羽と手をつなぎ部屋を出て行こうとすると

「何をする!?」

「何って・・・何かしらね」

孫策がいきなり切りかかってきた

「何か不満でもあるのか!?」

「ええ、あるわ!たくさんねっ!」

更に殺気をぶつけてくる孫策を蹴り飛ばし

「周泰!出て来い!」

「はっはい」

屋根裏にいた周泰を呼び

「この屑を何とかしろ!」

「なっ!?今の発言撤回してくだs」

「舐めるなよ?キサマらの代わりなどいくらでもいるからな」

抗議してくる周泰にすら怒りを感じ、つい言ってしまった

「わかったら、屑をつれて自領に戻れ・・・いいな?」

「はっはい」

まったく面倒ごとしか起こさないのか・・・それとも馬鹿なのか?

「美羽?」

そういえば反応ないな・・・と思ってたらどうやら気絶してたらしい

しかたがないな・・・頭をすこし掻き、美羽を抱きかかえ、城を出る

城門には既にトウモと文醜、数人の侍女が待機してた

「待たせた」

俺が来たことを確認し、侍女たちは頭を下げる

「準備は出来てるな?それじゃぁいくぞ」

手勢を連れて零陵へ向けて歩き出す、一部の文官武官をしろに残したまま

城を出て約一ヶ月

荊州の国境をすぎ、まずは劉表への挨拶をと思ってると目の前にはざっと3千の孫の牙門旗

「孫ねぇ・・・孫策か孫権か」

そもそも何しにきた?

「そこの者たちとまれ!」

黒髪の将が俺たちの行く手をさえぎる

「なんですか?」

「袁術一向だな・・・?」

「ええ、そうですが?」

「ならば一緒に来てもらおうか」

「なぜです?」

「答える義理はない」

何だこいつは・・・と思ってると

「やっと見つけたぞ・・・・袁術!」

薄桃色の褐色の少女が剣を握り締めながら美羽を見すえる

「そっ孫権!?なっなんじゃ何の用じゃ!?」

ほぉこれが孫権か・・・・うん、温室育ちって感じだな・・・

「貴様のせいで我らがどれほど苦しんだか・・・・その恨みその身で受けろ!」

うわっいきなり切りかかってきたよ・・・侍女たちに阻まれたけど

「キサマラ・・・どけ!」

「あんたこそどいてくれないか?」

「なんだ貴様は」

「俺は袁術軍最高司令官、北郷一刀だ・・・孫権だっけ・・・いい加減剣を引いてくれないか?」

「断る!」

「そっ・・・なら覚悟あるんだろうな?」

「何を『ぎゃぁっ!』なっ何だ!?」

「蓮華様お下がりください!」

「貴様何をした!?」

「言う義理はない」

「なっ」

袁家いや、袁術への恨みは相当根強いみたいだな・・・俺には関係ないけどな

美羽の守りを侍女たちに任せ、ただ今は腕を振ろう

愚かな者たちに死という償いを

もういいだろう

「皆逃げるぞ!」

号令をかけ、その場から脱する

無論追いかけてくる者などいやしないがな

孫の兵たちの嘆きが・・・悲しみが・・・・

簡単に癒せるなどと世迷言をいうなよ・・・孫権

 

屑の姉を持つと妹も屑になるんだろうか?

(なぜだ?)

戦狂い?ただ自分に酔ってるだけだろ

(こんなはずでは)

麒麟児・・・憐れな

(こんな馬鹿なことが)

今は見逃してやる

(たったアレだけの人数に)

成長しろよ・・・

(思春の精鋭が)

孫家に使える者たちよ

(うそだぁぁぁぁぁぁぁぁ!)

 

「蓮華様!蓮華様!!」

「うそよ・・・こんなのうそよ・・・・」

「蓮華様」

「あは、あはははははは」

「しっかりなさいませ!蓮華様『パンッ』」

「っつ・・思春?」

「お気を確かに!蓮華様!」

「しっ思春・・・私・・・」

「今は無理にいわなくていいです」

「ありが・・・と」

『ドサッ』

「撤退する!」

何とか生き残った兵をまとめ、孫策・・・雪蓮様の元へ・・・

用心しなければ・・・・袁術の元にあのような男がいるなど・・・

「雪蓮!」

「お静かに・・・今は寝ておられます」

「そうか・・・すまない」

「めい・・・りん・・・?」

「雪蓮・・・気がついたか?」

「私・・・・袁術ちゃんのところにいたはずなのに・・・」

「明命が気を失ったお前を連れて帰ってきた・・・一体何があったというのだ」

「袁術ちゃんに言われたわ・・・いいえ、側近の男に・・・」

「褒美を貰いに行ったのだろ?なんと言っていた?」

「『虎は野に放つ』ただそれだけ行って部屋を出て行こうとした・・・」

「虎は野に放つ・・・本当に言っていたのだな?」

「どうしたの?めいりん」

「ああ、すまない・・・ついうれしくてな」

「うれしい?・・・どんな意味なの?」

「おそらく虎は我らのことだろう・・・それを野に放つ・・・」

「それって・・・・」

「冥琳様!」

「どうした、穏。そんなにあわてて」

「それが・・・蓮華様と思春ちゃんが到着したのですけど・・・・」

「ほんと?どこにいるの?」

「中庭にいます・・・が」

「待て!雪蓮・・・・いってしまったか。それで何かあったのか?」

「はい・・・護衛の精鋭が・・・・」

「護衛がどうかしたのか?」

「・・・・袁術強襲の折・・・・壊滅したと・・・」

「なっなんだと!?」

「久しぶりね・・・蓮華?」

「おひさしぶりですねえさま」

「どうしたのよ・・・そんな暗い顔して・・・・それに思春も・・・」

「・・・・」

「蓮華?」

「姉様」

「何かしら?」

「・・・・・」

「れんふぁ?」

「すこし疲れました・・・今日はこれで失礼します」

「ちょっと!れんふぁ!?」

「もう、なんだっていうのよ・・・・」

その日から蓮華は悪夢にうなされることになる・・・

日に日に衰弱していく蓮華に悩む思春

一方周泰こと明命は・・・・

ただ空を見つめ・・・うわごとのように同じ言葉を繰り返す

「北郷一刀・・・・」

「助けて・・・・」

「私は・・・」

その意味はまだわからない・・・・

明命の言葉の意味がわかるとき

孫呉はどうなっているのか・・・・・

 


 
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