場所を庭に移して背中に身の丈ほどある刀(?)をもった忍者の格好をした女の子と対自していた。
「そういやまだ名乗ってなかったね。北郷一刀と申します以後宜しく。」
「私は周泰幼平といいます。」
「はぅ…勝手に飛び出したので後で祭様や冥琳様に怒られてしまいます。」
涙目になりながら呟いたが対象的に一刀は勇将である周泰と戦える事にワクワクしてい た。
「まぁまぁ、気づかれる前に戻ればいいだけだよ。それより始めようか?」
「はぁ…ですけど武器がないのでは?」
「あ、それなら大丈夫!部屋の前にいた兵士を気絶させて拝借したから(^^)」
「!?」
「ついでに窓の外にいた4人もね。」
部屋の周りに配置されていた兵は精兵だったため、周泰の周りの空気が明らかに警戒心を持つものにかわっていった。
「目的は何ですか?」
「え?だから運動なんだけど?」
一刀にとっては手合わせと称した運動でも他人から見たらどうみても賊の行為である。
困惑しながらも周泰は武器を構えていた。
「ん?あぁ・・・違う違う、そうじゃない。」
「え?何がですが?」
「言い方が悪かったね。周泰さんの力が最も生かされるのは一騎打ちじゃないでしょ?」
周泰の得意は隠密、つまり気配を消して一太刀で勝負をつける戦法。
「質問は後にして孫策に気づかれる前に始めるよ。じゃあ今から後ろ向くから100数えた後に開始だ。」
数え出すと同時に周泰は庭の茂みに消え、気配すらも完璧に消していた。そして100数え終えると一刀はゆっくりと歩きだした。
「微塵も気配を感じない、やはり三国志の周泰なんだな。確信はもてた後は今の手合わせを楽しむか。」
風が木々を揺らす音だけがする庭の中で背後から周泰が必殺の一撃を繰り出した。
ガキィィン
「!?」
完璧な一撃が後ろを向いたままの一刀の剣で防がれていた。茫然とするのも一瞬、すぐに体勢を立て直し距離をとった。
「なぜ分かったのですか?」
「それはね・・・君が完璧すぎたからだよ。」
「どうゆうことですか?」
「簡単に言うとね、そこにあるべき気配まで消しちゃったんだよ。木には木、土には土の気配がある。周泰さんは茂みの中で気配を消したけど、そこにあったはずの気配まで消えてしまい不自然が生まれてしまった。」
「はわぁ・・・全く分かりません。」
涙目になる周泰の前で盛大にズッこけた一刀は少し考えたあと動き出した。
「つまり、こうゆう事だよ。(フッ)」
「!?」
一瞬ニコッと微笑むと同時に姿を消すと辺りには誰もいないかのような静寂が訪れ、必死に気配を探る周泰の背後から首に剣が添えられた。
「大人数相手の場合なら消す方が有効。少人数相手や潜入のとき気配は消すのではなく溶け込ませる方が有効になる。」
解ったようで解らない顔をしている間に城内が少し慌ただしくなってきた。
「・・・時間切れみたいだね。」
孫策さんと口蓋さんがこちらに気づいたので状況説明をする。でないと兵を気絶させ武器を所持しているのだから賊扱いされてしまうからね・・・おっと最後に少しイタズラしておこう。
「周泰さん、今度は孫策さん達に伝えてから誘って下さい♪」
「はぁうわ!?わ、わたしは誘ってません~~~!!!」
<あとがき>
今までよりも早いですが量と質が・・・orz
さてギリシャの情報を知りこう思いました・・・遊び感覚で国を動かすなw
明日は兵庫県三木市の金物市に行ってきます。月曜日は履歴書書くぜ!!
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この作品は作者の願望のままに書かれるオリジナル恋姫であります。初心者ななので文章や歴史との不一致など多々あると思いますが。見ていただければ幸いです