No.326838 鳳凰一双×楽々×人類(ry ハロウィーンパーティ(準備編)
真・恋姫†無双
鳳凰一双舞い上がるまで
楽々・恋姫†無双
人類には早すぎた御使いが恋姫入り
ハロウィーンパーティ
韓国人
流琉が選ばれてたら悪魔っ娘にしようと思っていたTAPEt
お粗末なパーティを準備したTAPEt、この後華琳さまに砕かれる姿が目に浮かぶ
2011-10-30 23:18:24 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:2686 閲覧ユーザー数:2350 |
「あわわ、ここはどこでしょうか」
「突然手紙が光出すと思ったら、ここか……」
一刀と雛里ちゃんが居る場所は服が並んで空間でした。
白い壁で囲まれている部屋は、扉が一つあるだけで真っ白で、中央には数えきれない服たちが並んでます。
「あなたたちも招待されてきたのかしら」
「あわっ!」
「そうですが、あなたは……?」
突然後ろからした声に驚く雛里ちゃんと、冷静に対応する一刀の前に現れたのは、金髪クルクルな髪型をしていらっしゃる、我らがは覇王(誤字であらず)、華琳さまです。
「私は曹孟徳、そこに居るのは鳳士元で間違いないようだけど、あなたは初めてみるわね」
「あわわ?私のことを知っているのですか?それに、曹孟徳と言えば陳留の刺史として、覇道を歩む者と名高い……!」
「……?」
「何言ってるの、お姉ちゃん?お母様は刺史なんかじゃないよ?魏の王様だよ?」
そして、隣できょとんとした顔で華琳さまの後ろに隠れて雛里ちゃんの言葉に疑問を抱くのが、彼女の世界の乱世を鎮めた北郷一刀の転生、曹丕ちゃん(真名は一刀)です。今年で5才となります。
「その言い方だと…あなたは私のことを知らないの?」
「あわわ?あ、あの…私は今まで水鏡先生の塾で勉強していて…曹操さんに会う機会なんて……」
「……雛里お姉ちゃん?」
「あわわ!どうして、私の真名を……」
雛里ちゃんが初見の子供に真名を知られて混乱しているのを見て、一刀は前に出た。(混乱を防ぐために、ここでは楽々の一刀ちゃんの呼称を曹丕ちゃんとします)
「失礼ですが、あなたは魏王の曹操さまで間違いありませんか?」
「そうよ。あなたは……」
「自分は北郷一刀、ここの鳳士元と一緒に旅をしている者です」
「!!」
一刀の名を聞いた華琳さまはびっくりします。
「お兄ちゃん、ボクと同じ真名なの?」
「真名…いや、違う。一刀というのは僕の名前だ」
「…そうなんだ…変だね。ボクの真名も一刀なんだ」
「む?そうか。それは少し不思議だな」
「……まさか、これが昔左慈が言っていた……」
「何だ、孟徳。お前も居たのか」
「か、華琳さまーー!!」
「へ……?!」
華琳さまが後ろを向いたら、そこには人類(ryの一刀と荀彧が居ます。
華琳さまを見た途端、荀彧は華琳さまに抱きつきました。
「華琳さまー!」
「なっ、落ち着きなさい、桂花」
「あ、桂花お姉ちゃんも招待されたの?」
「なっ!アンタは誰よ!誰なのに私のことを真名で呼んでるのよ!!!」
「<<びっくり>>……桂花…お姉ちゃん?」
突然の状況にヒステリックに反応する桂花を見て、曹丕ちゃんはびっくりして直ぐ目に涙を汲みました。
「うぅぅ……お母様」
「はい、はい、泣かないの」
「お、おかあ…!」
「………」
「どうやら話が見えてきたわ」
自分の主(男嫌いなはずの)、華琳さまが己を『お母様』と呼ぶ子供を抱き上げている様子を見て唖然とする荀彧を見ながら、人類(ryの一刀と華琳さまは状況に感づきました。
「孟徳、あなたは俺のことを知らない孟徳なのか?」
「そうよ。あなたの名前は、北郷一刀で間違いないかしら」
「……そうだ」
「あわわ!あの人の名前も北郷一刀なのですか?」
「……こっちは話に全然追いつけないのだが……」
一刀と雛里ちゃんは状況について行けずに、ただこのカオス状態で唖然としています。
「なるほど……そっちの男も北郷一刀というのか…なら、混乱を防ぐために俺のことは"エル"と呼んでくれたまえ」
「ちょっと、アンタ!何勝手に話進めてるのよ?何よ、この状況!華琳さまに子供がいるし、私たちの事知らないってどういうこと?」
「落ち着け……荀彧。軍師を目指すものなら、状況に飲まされず、冷静に判断して、一番理性的な答えを引き出せ」
「!」「!」
その言葉に反応する軍師の卵が約二名。
「顔を知り合ってる人たちがある中で、互いの状況などでは話が咬み合わない状況……」
「同じ『一刀』という名前を持った人が三人…ということは」
「つまり、そういうことね」
「雛里ちゃん……どういうことだ?」
「つまりですね、一刀さん」
「俺と荀彧、孟徳をそこに泣いてる孟徳の息子、そしてそこの魔女の娘と白髪のイケメンカップルは、各々違う世界から来てるというわけだ」
「状況を整理しよう」
エル(人類(ryの一刀をこう呼ぶことにします)が状況をまとめました。
「現在そっちの白髪の北郷一刀と鳳士元が一組、孟徳とその息子が一組、ボクと荀彧が一組ずつ各々の世界から招待状を受けてここに来た。内容は全員同じ。ハローウィンパーティに招待するとのこと」
「お母様、ハローウィンパーティって何?」
「ハローウィンというのは現在英国の土地に住んでいたケルト民族の記念日から始まって、現代にてはアメリカとヨーロッパで、子供たちが化物は魔女の変装をして家を訪ねながら
「お菓子くれるの?」
曹丕ちゃんが華琳さまに聞いたものを一刀が代わりに答えてくれます。
「ふん、馬鹿馬鹿しい。そもそもここはどこなのよ。手紙を見たと思えば突然光で何も見えなくなったのよ?で、目を覚ましたらこんなところに居るし」
「手紙には『天より』と書いてあった。恐らく、ここは天界か何かなのだろう」
「そういう割には、服以外には何も見当たりませんけど……一刀さん、何か知りませんか?」
「…何で僕に聞くんだ?」
「だって天の御使い…」
「きっとその天とは違うよ。ここは」
「とにかく、現状確認も適当だけど済んだところで、ここからどう出ればいいかだが……」
「扉ならあったわよ。でも、開かなかったわ」
「どういうことですか?じゃあ、私たちはここに囚われてるってわけですか?」
華琳は既に部屋に唯一見える扉を試してみたのかそう言って、荀彧が絶望な顔で言った。
「壊してしまえばいいのでは?」
「それもやってみたわ。でも効かなかったわ。武器も持って来てないし、体をぶつけてみてもビクッともしなかった」
「そもそも、他の面子はどうしてこんな胡散臭い話に乗ろうと思ったんだ?罠だとは思わなかったのか?」
「なんとなく大丈夫と思ったんです」「なんとなく問題ないと思ったわ」
「……全員何の違和感も感じないままここまで来た。これは逆に違和感があるな」
「私はアンタが無理矢理連れてきただけでしょ?」
「そういえば、桂花。あなたがそこの一刀…エルと一緒に来たというのは、あなたとエルって……そういう関係なの?」
「なっ!ち、違います!これはコイツが無理矢理連れてきただけで……それより、華琳さまは何ですか?どうして子供がいるのですか?」
「まぁ……色々あったのよ」
「………」
「……何よ」
「…!」
曹丕ちゃんはさっき暴言を言われた荀彧さんを見つめ上げましたが、曹丕ちゃんのことを知らない荀彧さんは睨むばかりです。
「お母様、ボクなんか悪いことした?」
「よし、よし、いい子ね。桂花お姉ちゃんは今日ちょっとご機嫌斜めなのよ。桂花、いくら違う世界の貴女だと言っても、私の息子をそんな睨み方するのは許さないわよ」
「っ……」
「荀彧が忠誠を誓ったのは俺が知ってる世界の覇王曹孟徳だ。あなたではない」
責め立てられる荀彧をエルが守ってくれます。
「……確かにそうね。その通りよ。済まなかったわ、荀彧」
「え?!あ、あの……いえ、大丈夫です。孟徳さま」
呼び方が突然真名じゃなくなってしまったのだが、元を考えればこれが楽しい呼び方ではあります。
「あわわ、皆さん。とりあえず、ここで出る方法を考えなければなりません」
「そうですね。とりあえず、周りを探してみたら、何か分かるかもしれません」
「……そうね。鳳士元たちが言う通りにしましょう」
「…あ、お母様、これ、さっきあの服の積りの中で見つけた」
「へ?」
そういう曹丕ちゃんの手には皆がもらって手紙を同じ材質の紙が握られてあります。
「ちょっと!そんなものがあるなら早く言いなさいよ!」
「あうぅ……」
またもや曹丕ちゃんに怒鳴る荀彧。まったく曹丕ちゃんの荀彧とは大違いであります。
「曹丕ちゃん、それちょっと見せてくれる?」
「うん?……はい」
雛里ちゃんは曹丕ちゃんから手紙をもらってそれを皆の前で読み上げました。
「ここは衣装室です。皆さん、今回のパーティは、仮装パーティーとなっております。その部屋に置いてある衣装の中で、気にいるものを選んで、部屋の隅にある更衣室で着替えて入場してくだされば、扉が開かれます。着替えた服は、そのまま更衣室に置いておかれると、こちらから保管しておきますので、ご安心きゅださい」
「「「「………」」」」
「噛んだ」
「あわわ…」
曹丕ちゃん……
「一刀、人の過ちをさらけ出すことなんてその人はもちろん自分の誇りも傷つけるものよ」
「あう……ごめんなさい、雛里お姉ちゃん」
「あわわ、だ、大丈夫だよ、曹丕ちゃん、普段も良くきゃむしっ………」
「よし、雛里ちゃん、ちょっと落ち着こうか」
「あわわ……///////」
完全に取り乱してきた雛里ちゃんの肩を軽く叩きながら慰める一刀でした。
「つまり、あの中で服を選んで着替えればいいわけだ。そうと分かれば……」
「ちょっと、アンタ。本当にあの手紙の言うとおりにするつもりなの?何の罠かも知れないのに」
「荀彧、そろそろ状況をちゃんと見たらどうだ。これは罠ではない。パーティ、宴会だ。宴会には宴会を開いた主からのドレスコードというものもあって当然のこと。招待された以上、こっちもそれほどの礼儀を示さねばならない」
「礼儀ね……そもそも大した説明もなく、こんなところに連れてきた奴がどんな奴か顔が見たいぐらいよ」
「とにかく、服を着替えればいいわけだ。よし、そうと分かれば、雛里ちゃん、ちょっとこっち来い」
「へっ?あわわ、一刀さん!」
「安心しろ、雛里ちゃん。他は知らないけど、雛里ちゃんのいつもの様子だとハロウィーンにどんな変装をするかはもう決まってるんだ」
「あわわー……」
そう先に一刀とその後を雛里ちゃんがジリジリと引っ張られていった。
「それじゃあ、私も行こうかしら。…結構種類も多いみたいだし、一刀にどんな服を着せてあげましょうかね<<ニヤニヤ>>」
「お、お母様、なんかそれ、ボクのお服を買ってる秋蘭お姉ちゃんの顔みたくてちょっと怖いです」
次に華琳さまと曹丕ちゃん。
「……さて、俺たちも行くか」
「…なんで私がこんな馬鹿馬鹿しいことに巻き込まれなければならないのよ……」
「荀彧、置いていくぞ」
「行くわよ!もう、こうなればヤケよ!」
皆さん、仮装が終わるまでしばしお待ちください。
「雛里ちゃん、出来た?」
「は、はい……」
更衣室のカーテンを開けて現れた雛里ちゃんの姿は、皆さんご期待の魔女っ子の姿。
帽子はそのままにして、黒いマントを後ろに巻いて、紫色のドレスに同じ色の肘上まで来る長い手袋、腰と帽子にいつものリボンの結び所にジャック・オー・ランタンのブロッチを付けて最後に魔法のステッキ(ただの棒)で完成、魔女っ子雛里ちゃんです」
「あ、あの、どうですか?」
「綺麗だよ、雛里ちゃん」
「そ、そうですか?……あわわ、ちょっと恥ずかしいです。…一刀さんもかっこいいです」
「うん?まぁ、僕は適当だよ」
一刀の場合、白い髪をオールバックにして、ドラキュラ伯爵の服を着ています。
「この服装だけど、ドラキュラと言って、女の子の生の血を吸う妖怪の一種なんだよね」
「そうなんですか……」
「………」
「………」
「…くああー」
「ひゃーー!」
爆発しろ(ニッコリ
「何をしているのよ、アンタ達は」
「あわわ!」
丁度雛里ちゃんが本当に頸を噛まれそうになった時、華琳さまが現われました。
「少しは人の目も考えた愛情表現をしなさい」
「あわわ、こ、これは違います。一刀さんが勝手に……」
「げっ、ベルモンド」
「誰がべるもんどよ」
華琳さまの仮装はいわゆる鞭を基本としたヴァンパイアーハンターベルモンド家の唯一の女ハンター、ソニア・ベルモンドみたいな仮装をしていました。
ソニア・ベルモンドについては知らない人はググッてください。
「曹丕ちゃんはどこに居ますか?」
「そろそろ出てくるはずよ。一刀、出来たの?」
「出来たよ」
そう言ってカーテンを開いて出てくる一刀ちゃんの仮装は魔法使いのローブに帽子をかぶった、雛里ちゃんをセットのようなものでした。ステッキの代わりに小さなジャック・オー・ランタンを持っているところがシュールですが。
「どう?」
「いいわ、可愛いわね」
「さっきから結構着替えさせてると思ったんですが……」
「ええ、色々試してみたかったしね。でも、あまり派手なのでもちょっと困るしね」
「まぁ、こういうパーティでは少し派手な方がいいのだがな…」
「……!…そういうあなたは派手すぎよ。何よ、その病人のような姿は…」
「あわわ……」
「凄い手間かかりそうですね」
そんな時現れたエルの姿は、ミイラそのもの。
負傷した右腕を含めた全身に包帯を巻いてあります。流石に全部白くというわけではいかなかったのですけど、全体的に包帯を巻いてある姿は…ミイラというよりDV子?
「お兄ちゃん、痛いの?」
ほら、曹丕ちゃんも心配そうな目で見ます。
「……その質問は否定はできないが、多分君が考えているようなそういう負傷ではない」
「その腕は本当に怪我したものなのね」
「ああ、割と最近に……そんなことは良い。荀彧はどこに居る」
「あ、桂花なら、ちょっと乗る気じゃなかったから、私と一刀が着替えるものを持たせて無理矢理着替えさせたのだけど、まだ着替え終わってないのかしら」
「ここよ」
がシャーとカーテンが開くと、
「……」
「……」
「………」
華琳さまと曹丕ちゃんを除いた三人は唖然。
「な、何よ。誰かなんて言いなさいよ!」
「桂花お姉ちゃん、綺麗」
「流石、私の目に狂いはなかったわ」
「荀彧さん、すごく綺麗です」
荀彧の衣装はフェアリーだった。緑色で少しキラキラしてるワンピースに、後ろには四枚の羽がついてあって、頭にはいつもの猫耳フードの代わりに小さなお姫様の王冠のようなものが飾ってある。
「…………」
いつまでも黙っていらっしゃるエルさん。
「……やっぱ着替える」
「着替えるな。そのまま行け」
「な、何よ。こんな服。私に似合うわけないでしょ?私を笑いものにさせる気?!」
「仮にもお前のことを一番良く知っている孟徳が選んだ服だ。孟徳の命令に逆らうつもりじゃないだろうな」
「アンタさっきと言ってること違うわよ!?」
「素直に自分が気に入ったから着なさいって言えばいいものを……」
一刀が誰にも聞こえないようにそうつぶやいたが、結局桂花は他の皆の説得によりそのままのコスチュームで行くことになりました。
「これで、皆準備できましたね」
「それじゃ、行くか」
「そうね。扉が開かなかった場合は……まぁ、その時は本当に力づくで開けるしかないわね」
「ドキドキ…」
「………アンタ、他のところも痛くなったの?」
「……荀彧は頭がおかしくなったようだがな」
「やっぱ着替えてくる」
「似合うからそのまま行け」
「なっ!」
ギギギ――
七人全員が変装したまま扉の前に立つと、少しずつ扉が開き始めました。
そして、その中は……
「「
「あなたたち」
「はぁーっ♡」
「あわわ」
「何であなたがここに……」
「……?」
「………」
管理者である左慈、通称さっちゃんとその妻結以が七人を迎えました。
そして、後ろで、
「あ、皆さん、着替えましたか?いらっしゃいませ。本日はこう訪れてくださってありがとうございます。存分に楽しんでいただければ幸いです」
作者、TAPEtの姿がありました。
「あ、ここからは自分が解説も兼ねますので、記録者さんの仕事はここでお終いです」
はい、では、私仕事はここで終了のようです。
ここからは皆さんも、この外史の主人公たちがめぐり合うパーティを楽しんでください。
・・・
・・
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本編は明日
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打ち解けておかないと尺が持たないのでこうして一部を上げます。
衣装に関しての異議は受け付けます。