No.326333

真恋(病)姫無双

護衛さん

キャラが増えます
愚痴:つかリニューアルしてからエラー多すぎない?

2011-10-30 06:49:24 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:4016   閲覧ユーザー数:3270

「一体昨日のはなんだったんだ」

思い出しても意味がわからない

朝にチラッと見ただけの俺になぜアソコまで固執するのか・・・

魏寮長の華琳

呉寮長の雪蓮

そして俺を呼び出した姿無き女性

「考えてもわかるわけないな・・・」

頭を切り替えて寮を出ると

「あ、兄ちゃんおはよ!」

「兄様おはようございます」

「にゃ?お兄ちゃんおはようなのだ」

と元気なチビッコに遭遇する

「おはよう、季衣、流琉、鈴々。今日も元気だね」

「もちろん」

「はい」

「にゃははは」

俺の言葉に思い思いの返事を返してくる

年の離れた妹がいたらこんな風なのかな・・・なんて思ってたら後ろから声をかけられた

「おやおや。おにいさんはチビッコには挨拶して私には挨拶してくれないのですか?」

「いや、そうじゃないよ。風」

「ほんとですかねぇ~?」

後ろから声をかけてきたのは近くに住んでる女子大生の風さん

普段はのほほ~んとしてるが、時々鋭いひと言を言う不思議な人だ

「しかたないですね~、今回はそれで許してあげるのですよ~」

「ありがとう、ところで風さん?」

「はいはい?なんですか?」

「後ろで倒れてるのって・・・・稟さん?」

「ですよ~・・・稟ちゃん起きてください~」

返事が無いただの人だったもののようだ

「それじゃぁ、兄ちゃんまたね」

「では、兄様また」

「ばいばいなのだ~」

ちびっこたちはランドセルを背負ってその場から走っていく

「元気だなぁ・・・」

「おにいさん?」

チビッコたちに和んでいると隣から変な目で風さんが俺を覗き込む

「えっと・・・なんですか?」

「いえいえ、おにいさんは小さい子が好きなんですか?」

「それはどのような意味でしょうか?」

「そのままの意味ですよ?もしスキなら風にも望みはあるわけでして・・・」

といいながら風さんが両手を挙げ、子供が抱っこをせがむようなポーズを取っている

「えっと・・・年上っていう自覚ありますか?」

「はて、何のことでしょう・・・風わかんなぁ~い」

わざと言ってるがばればれのとぼけ方をするのはかわらないな~と思いつつ時計をみると

「あー、風さん、時間ないんで俺ももう行きますね」

「え~・・・しかたないですねぇ~、ですが今度あったらメルアド交換してくださいよ~」

「はいはい・・・それじゃ」

すこし頬を膨らませてる風さんを残して俺は学校へとひた走る

その頃残された風さんはというと・・・・

「にゅふふ、朝からおにいさんに会えるなんてラッキーです。次にあったらメルアド交換して・・・そのまま彼女に・・・にゅふふ」

よからぬことを考えていた

初日に続き遅刻しそうになるがまたもなんとなったが

「おはよ~、なぁ」

「あ、おはようございます。北郷君」

「何か今日ひとすくなくね?」

「そうですね・・・何かあったんでしょうか?」

「アーシェ、アーシェ!」

「おや?明命ちゃんおはよ」

「はうあ、おはようございます先輩!」

俺のことを同年代なのに先輩と呼ぶこの黒髪の子は明命

アーシェの親友で同じクラスなのだが朝からいるなんて珍しいな

「明命おちついて、それで何があったのです?」

「そうでした、聞いてほしいのです!今職員室に行ったところ、朝から体育なのです」

あうあうとすこし悲しそうに言うミンメイちゃん

「朝から体育?今日は普通授業のはずだよな?」

「そうですね・・あ、先生が着ました」

「お前ら席に着け~・・・・やけに休み多いがまぁいい、授業の変更だ」

「せんせー、何の授業になるんですか~!?」

「ああ、変更になるのは今日の全教科だ、朝から夕方まで体育になる。」

『ええええ~~~~!?』

「そう不満の声あげるな、先生だって今朝聞かされたんだからな・・・それじゃぁ○○時までにグラウンドに集合。いいな?」

先生も準備があるのだろうそそくさと教室を出て行ってしまった

「にしてもいきなり体育かよ」

愚痴を声に出して言ってみたものの、むなしいだけだ

「はぅ・・・体操服なんてもってきてないです~」

そりゃそうだ、誰だって決められた時間割で進むと思うからな

「こんなことならもっとご飯を食べてくるのでした」

一人前向き?なつぶやきをしたのは、クラス一元気な明命ちゃん

「明命ちゃんは元気だね」

「はい!もちろんなのです」

はきはきと元気よく返事をする明命ちゃんの隣でアーシェが白くなっていた

「アーシェ?」

「は・・・はい」

「大丈夫なのですか!?アーシェ!」

「大丈夫・・・大丈夫」

大丈夫とは言ってるもののその表情は暗い

「具合悪いとか?」

「いえ、そうじゃないですよ」

「朝ちゃんとご飯たべましたか?」

「ええ」

どんよりとしてるアーシェ

親友が暗いことであたふたしてる明命

そういえば、自己紹介のときアーシェ・・・運動苦手っていってたな・・・まさか?

「アーシェ」

「はい、なんですか?北郷君」

「運動したくない?」

「そっそれは・・・・」

図星か・・・

「嫌なら仮病を使うとか「ダメです」でも嫌なんだろ「はい」」

真面目だよなぁとって教室に俺たちだけかよ

「とりあえずグラウンドに行こうぜ」

「はい」

「はい!」

「皆集まったか・・・」

「せんせー、何か一年全員がいるようにおもえるんですが~!?」

「そうだ、なぜか一年全体合同運動らしい・・・詳細は俺にもわからん」

「そりゃねーよ、左慈先生」

「うっせ、さっさと準備運動しろ」

『は~い』

一年全員か・・・ならアイツもいるかもな

「あ、一刀だ」

「早速きたか祐」

「おっはよ」

「おう」

まず始に来たのは祐か

「それにしても急にだよねぇ~」

「ああ、そうだな」

二人で準備運動をしていると知り合いがゾロゾロと寄ってきた

「おはよ、一刀」

「おはよ、蓮華」

「一刀さんおはようございます」

「斗詩もおはよう」

「あ、一刀さんだ」

「星も元気だな」

「一刀さ~ん」

「いきなり抱きつくなって聞いてるか?桂花」

「きこえな~い」

「こら、桂花。あんまり一刀をこまらせるなよ」

「翠もおはよ」

「ああ、おはよ」

「あ~、翠赤くなってる~」

「赤くなってない!」

こうしてみると結構美少女の知り合い多いよなぁと思いつつ

準備運動を終えて集合すると

「まぁ、初日だし好きなことしていいぞ。但し授業を放棄するような行動はやめろよ」

『はーい』

それから思い思いに野球をやったりサッカーやったりとしていたが

「男女比率おかしいだろ」

「どったの?」

「いや、だってよー・・・男女共学って言う割りに男が何でこんなに少ないんだ?」

「あーほんとだ」

割合としては8:2 女:男の割合だな

しかもほぼ全員が美少女とか絶対何処かの陰謀だろ

なんて思いつつも遊び半分で運動してるとあっという間に昼になった

購買は餓えた一年でごった返し

食堂の無料コーナーにも大勢の人

俺は購買で運よく買えたパンと飲み物を持って屋上にきた・・

「あ、先輩、こっちです」

俺を見つけた明命ちゃんに誘われるまま憑いて行くとアーシェが弁当を広げて待っていた

「ささ、先輩どうぞです」

「ありがとう、明命ちゃん」

「北郷君、どうぞ」

「いいの?」

そっと弁当に入ってる各種類のおかずを別の器にいれて差し出すアーシェ

「ありがとう、アーシェ」

いえいえといいながらアーシェはすこし赤くなっていた

三人で飯も食い終わりアーシェと明命は離れた場所で雑談をして

俺は携帯を弄ってるとメールが届く

題名:今から

本文:そっち行く、住所おしえて

「おいおい、今から来るのかよってあいつ学校どうしたんだよ」

題名:マジか?

本文:つか、学校は?

送信っと

送って5分もしないうちに返事が返ってきた

題名:休み

本文:今駅、寮ドコ?

電車に乗りながらメールしてたんかい!と心の中で突っ込みをいれて

すこし悩んでからアーシェに話しかけた

「アーシェ」

「はい、なんですか?」

「俺、午後サボるから先生に伝えておいて」

「ええ!?冗談ですよね?」

「冗談とかじゃないから・・・じゃ、おかず美味しかったよ」

「あ、ありがとうございます」

「あれ?アーシェ、先輩は?」

俺と入れ違いで明命が帰ってきたらしい(後日聞いた)

「あ、明命・・・北郷君は用事があるらしく帰りました」

「え!?」

ぼとぼととその腕に抱えていた飲み物を落とし、段々暗くなる明命

「帰ったのですか・・・そうですか・・・」

「お弁当美味しかったって言われましたけど・・・」

「二人で頑張ったかいがありましたね」

アーシェと明命は暗い顔で弁当を褒められたことにすこし笑みを浮かべていた

「つか、あいつまた迷子になってんじゃないだろうな」

題名:今ドコ?

本文なし

送信っと・・・・・早速きた

題名:駅だよ

本文:えっと・・・犬の看板がある

「犬の看板ってことはあそこだな」

行きかう人を避けながら目的の場所に向かう

犬の看板が遠くに見え、目的の人がそこでしゃがんでいた

「思春!」

おまけ

昼休み アーシェが一刀が帰ったことを先生に伝えると先生はわかったとのひと言

午後、朝同様集まった一年に一刀が用事があるから帰ったと伝えると

一気に空気が暗くなった

モチロン一刀を慕ってる子たちの気分の落ち度はすさまじいものだった

 


 
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