『赤壁編』
― 祖茂、韓当Side ―
「まったく!!次から次に湧きやがって!!」
「まったくじゃわい!!」
赤壁の右岸。
押し寄せる五胡の兵を必死に押さえる部隊。
孫呉の祖茂隊と韓当隊。
何とか持ちこたえているものの、五胡の圧倒的な兵数で今にも押し切られそうになっていた。
「巌!!なんとしても押し留めるんだぞ!!」
身の丈ほどある大剣で敵兵を弾き飛ばしながら叫ぶ。
「言われんでもわかっとるわい!!嵩こそへばったら承知せんぞ!!」
両手に持つ一対の剣をその体格からは想像もつかない素速さで敵兵をなぎ倒していく。
だが、敵兵の数は余りにも多く、彼らの体力も徐々に削り取られる。
敵兵は次々と倒れていく。
しかし、味方の兵も同様。
いくら士気が高くとも、いくら錬度が高くとも、戦は基本、物量が物を言う。
祖茂と韓当の二人はその事をひしひしと感じていた。
宿将と呼ばれるほどに数多くに戦を経験してきた二人。
その中には多勢に無勢の戦もあった。
だが、今回ばかりは規模が違う。
全体的に見ても、局地的に見てもだ。
数多くの戦を経験してきた二人だからこそ、今現状に危機感を覚えずにいられなかった。
「巌のおっさんほど歳食ってないっての!!!あたしの心配する前に自分の歳を考えな!!!」
「何を言う!!自分がまだ若いとおもっとるんか!?若いなら宿将なぞ言われんわい!!」
だからこそ、二人の将は軽口を叩き合っているのかもしれない。
内心での不安をかき消す為に。
この劣勢の中湧き上がってくる陰鬱な思いを消す為に・・・・・・。
『現代編』
― とある男の弟Side ―
兄さんから文が届く。
書いてある事は漢中での事や私に対する心配。
劉協様がまた一つ賢くなられた。
お前は元気にしているだろうか?
私は元気にしている。
無理をせずに頑張れ。
そんな事が長々とつづられています。
唯一つ、最後の数行だけが墨で黒く塗りつぶされていました。
誰かが文を開いたのか・・・最初はそう思い、封されていた蝋を調べてみましたがそう言った形跡は見つかりません。
と言うことは、この塗りつぶされた数行は兄が己の意思で塗りつぶしたもの。
恐らく兄さんは私であれば気付いてくれると思ったのでしょう。
そして・・・もし誰かに見られたとしても、私に危害が加わらぬようにその内容を判断できなくしたのではないかと思われます。
黒く塗りつぶされた数行・・・。
この数行に書かれていたものは恐らく私の考えと同じ事。
ですが、私は答えを出せずにいました。
正直言って私は怖い。
恐らく、兄さんはすでに覚悟している筈。
だけど、私はその覚悟が出来ずにいます。
もし・・・もし私が行動を起こし、それがあの人の耳に入ればと思うと・・・・・・。
恐らくは私の命は直ぐに消えてしまうでしょう。
私だけなら兎も角、兄も同様に・・・・・・。
あの人にとって、自分の理想に共感しない私達は邪魔者でしかないのです。
例え血の繋がりがあろうとも・・・。
いえ、違いますね・・・・・・血が繋がっているからこそ私達が邪魔なのでしょう。
自らの理想の為には身内ですらも切り捨てる。
そんな人間なのですから・・・・・・。
「申し訳ありません、兄さん」
私はポツリと言葉を漏らします。
私は弱い。
自分が事を起こせば自分だけでなく兄さんの命までも消えてしまうのです。
私は怖い。
自分だけならまだしも、兄さんの命をも巻き込んでしまうことが。
「勇気の無い私をお許しください・・・・・・」
私は遠くにいる兄さんにひたすら謝る事しかできませんでした・・・。
― 郭嘉Side ―
おかしいですね。
私の計算によれば今回の戦で併合した領地の資産はもっと多かったはずなのですが・・・・・・。
「風、この報告書は正しいのですか?」
「残念ながら~・・・・・・風も不思議に思って聞いてみたんですけどね~」
「そうですか・・・・・・」
今回の戦において併合した州・・・・・・幽州、
その中でも、特に冀州は肥沃な土地を多く持ち財政は潤っていた筈なのですが・・・・・・。
「これは、袁本初の浪費癖が原因なのでしょうか・・・」
「なんとも言えませんね~。そうかもしれないですし~そうじゃないかもしれませんし~」
風の含みのある言葉。
恐らく風も何かしらを疑っているのでしょうね。
今回の戦は余りにも急すぎた。
私の予測では、袁紹殿が事を起こすのはもう少し先だったはずなのです。
反董卓連合に参加した諸侯は一年の間、税をとることが出来ない。
その罰則が在ることによって参加した諸侯で領地の運営をまともにしていなかった所は大人しく領地を没収されるか、税収の不足をまかなう為に別の領地に攻め入るかの二択。
そして、袁紹殿は後者を選択すると踏んでいたのです。
ですので私はその時期を計算しその為に数々の策を考えていたのです。
ですが、それはありえない時期に事は起こりました。
私の計算よりも早く資産を浪費したのであればこの数字は間違いではないのかもしれません。
ですが、華琳様の話を聞くに・・・そんな事をすれば側近の二人が止めていたでしょう。
事の重大さはわかっていたようですし・・・。
では、その二人が知らぬ間に?
・・・・・・ありえるかも知れませんね。
もし、その物達が横領や着服をしていたのであれば・・・・・・。
ですが、それにしても資産の減り方がおかしいですね。
「風、これは私達以外に見せましたか?」
「いえ~。見たの風と稟ちゃんだけですよ~」
「それでは、このことは内密に。華琳様には私から報告しておきます」
「わかりました~。・・・・・・で、風は何をすればいいのですか?」
話が早くて助かりますね。
「では、各国に流れる物資の量を調べてもらえますか?」
「お任せを~。ついでですから物資の種類分けもしておきますね~」
「ふふ・・・お願いします」
流石は風ですね・・・貴方が敵ではなくて本当に良かった。
部屋から出て行く風を見送り、私も書簡を手にし華琳様の元へ向かいます。
誰だか知りませんが、神算鬼謀と噂されるこの私を出し抜こうとしても無駄です。
必ず尻尾を掴んで見せましょう。
― 黄忠Side ―
「璃々~!どこなの~?危ないから戻ってらっしゃ~い!」
まったく・・・この非常時に何処に出かけたのかしら・・・・・・。
非常時・・・今、この長沙は内乱に巻き込まれてしまっています。
私の見通しが甘かったと言わざるを得ません。
荊州を治めていた劉表が死に、その跡継ぎとなるはずの劉琦と劉琮の二人。
劉表は跡継ぎを劉琮としていました。
ですが、劉琮は庶子・・・妾の子。
それに納得がいかないのは長子である劉琦と劉琦を押す家臣達。
劉家の臣は二分化します。
劉琮の母が自らの姪である蔡瑁を筆頭とした者達。
長子であり、劉家の正当後継者である劉琦を押す黄祖を筆頭とした者達。
どちらも言い分があり、どちらも間違っていると私は感じ、どちらにもつく気はありませんでした。
元々、私は劉表に心酔していたわけではありません。
ここ、長沙の地をただ平穏に治める為に協力していたに過ぎないのですから。
だからこそ、私は後継者争いに参加し、この長沙を無益ない
結果はこの様。
内々で決着がついたと思っていたのですが甘かったようです。
後継者争いに負けた黄祖ら一派が荊州南部に逃げ延び、そして内乱を起こしたのです。
もちろん首謀者は黄祖たちなのでしょうが、その頂点に劉琦を掲げている以上、民達の間に混乱が広がってしまいました。
長沙が平和であればそれでいいと言う者。
長子の劉琦こそが後継者だと言う者。
劉琮こそ後継者だと言う者。
長沙の街にまでその波が押し寄せてくる結果になってしまいました。
情けない・・・・・・。
守ろうとしてやった事が逆効果になってしまうとは・・・・・・。
私は仕方なく黄祖との話し合いに応じる事にしました。
ですが、それは話し合いと言える物ではありませんでした。
我らに味方せよ、兵数を揃えるために兵を出せ・・・等。
とても聞き入れる事など出来ません。
兵が足りないなら民達を戦わせろと・・・・・・。
自らの住む地で、家臣達の無意味な争いのために同じ地に住む者達と戦えというのです。
既存の兵だけならまだしも、無理やりにでも戦える者達を兵とすると・・・・・・。
私はその要求を断ります。
直ぐに襄陽に救援の要請を送りました。
ですが、帰ってきたのは要請に
絶望するしかありませんでした。
確かに私はどちらにも味方をしません。
それを咎められるのなら、いくらでも責任は取るつもりでした。
ですが、私だけならば兎も角、長沙の民達まで見捨てるなんて思ってもいませんでした。
反乱軍は既に侵攻を開始し、救援も期待できない。
私は全てを隠さずに話し、民達に詫びました。
あれだけ揉めていた民達は自分達の置かれている状況を知って尚、私を責める事をしませんでした。
申し訳のないと私が嘆いている中、民の一人がこう漏らしたのです。
『呉に助けてもらえば・・・』
その国の評判は知っていました。
国境を接する長沙・・・それに、過去に幾度となく孫家と渡り合ったこの荊州なのです。
私が知らない筈がありません。
黄祖が、かの『江東の虎』を討ち取ったと豪語していたのを聞いた事があります。
私は信用していませんでした。
確かに死んだのかもしれないが、何度も孫堅と戦った事のある私は、どうせ卑怯な手を使ったのだろうと思っていました。
でも、その『江東の虎』が孫家に戻って来たとの噂を耳にします。
その時の黄祖の慌てぶりを
孫堅が戻ってきたとの噂と共に、もう一つの噂が私の耳に届きます。
『天の御使い』が孫家に舞い降りた・・・と。
璃々を探しながら、その時の事を思い出している時、城外が慌しくなっていることに気付き、
その騒ぎの原因を確認するために急いで上った城壁の上で私は目にしました。
「あれが・・・・・・」
日の光に照らされ、白銀の光を放つ重厚な鎧を着た最前列の部隊、その後ろで真っ赤な鎧に身を包んだ精巧な兵達。
そして、最前列の部隊の先頭に立つ、一際白く輝く服を身に着けた一人の青年の姿を・・・・・・。
― 一刀Side ―
ここは長沙。
ここ、長沙には美蓮さんを総大将に据え、軍師は亞莎、そして俺と祭さん、明命の隊が同行している。
その他の人達と言うと・・・雪蓮と冥琳、そして巌さんはお留守番。
蓮華を総大将とした軍団は軍師として穏、あとは思春と玲さん、嵩さんの隊を連れ反乱軍の後方を討ちに行っている。
つい半刻ほど前まで長沙の城を攻め寄せていた反乱軍は、俺達の出現に動揺して攻撃を止めていた。
そんな反乱軍をよそに、俺は整列した自分の隊の先頭に向かいながら身体を解す。
数日前までは少し身体が重かったけどその重さもすっかり抜けたらしい。
「さてと・・・・・・」
列を成している兵達に声をかけながら、俺は部隊の先頭にたどり着く。
「準備は良いか?」
「「「「「「「「「「応!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
皆は威勢のいい掛け声を上げる。
その様子に安心する。
「それじゃ、練習の成果を見せてやろうか・・・・・・」
今から始めるのは緊張をほぐす為のちょっとしたお遊び。
俺は大きく息を吸う。
目の前で足踏みしている反乱軍を睨み付けながら、あらん限りの声を上げ、我が北郷隊の兵達に問いかける。
「我が隊の者達よ!!!お前達は何だ!!!」
そう問いかける。
「「「「「「「「「「我らは盾なり!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
ッガンと盾同士をぶつけ合う音が響く。
「お前達はその盾で何を守る!!!」
そう問いかける。
「「「「「「「「「「我らの背後に集いし者達を!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
地面を踏み鳴らす音が響く。
「お前達は何の為にその者達を守るのか言って見ろ!!!」
そう問いかける。
「「「「「「「「「「皆が笑って暮らす平和な世を作る為に!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
盾同士を打ち付けあう音が響く。
「お前達はそのために死ぬのだな!!」
そう問いかける。
「「「「「「「「「「否!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
二度、地を踏み鳴らす音が響き渡る。
「何故否定するのか言って見ろ!!」
そう問いかける。
「「「「「「「「「「死すれば誰も守る事が出来ぬ故に!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
激しく盾を打ち付けあった金属音が戦場に響き渡った。
「良くぞ言った!!!!死す事は許さん!!!!!生きて絶対に砕けぬ盾となれ!!!!!!!!」
そう言葉を続ける。
「「「「「「「「「「応!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
盾を打ち付けあう音が響く。
「覚悟は出来きているか!!!!!!!」
更に大きな声でそう問いかける。
「「「「「「「「「「この盾を手にした時から既に!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
地面を踏み鳴らす音が響く。
さぁ、これで最後。
俺は有らん限りの声を振り絞り、空に向かって声を放つ。
「この地に住む全ての者達に我等の存在を示せ!!!!!!」
地を踏み鳴らし、盾を打ち合わせる音が響く。
そして・・・・・・。
「「「「「「「「「「「我等!!!!!!!!!!絶対に砕ける事のない孫呉の盾なり!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
その瞬間、背後から予想外の歓声が上がった。
「「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
思いがけない効果に思わず苦笑いしてしまう。
隊の皆の士気を上げる為に考えた『ハカ』と言う外国の儀式のパクリが思わぬ形で孫家の兵にも影響を与えたらしい。
その様子に北郷隊の兵達も満足げな表情をしていた。
そんな兵達の間から、ある人物が出てくる。
まぁ、出てくると思ってたけどね。
「さすが一刀ね。兵達の士気はたった今最高潮になったわ」
美蓮さんはそう言いながら俺の肩に手を置き、嬉しそうに微笑んでいた。
「んじゃ、お次は美蓮さんの番だね」
「一刀が最高の舞台を整えてくれたからね♪・・・さぁ、いくわよ」
そう言って美蓮さんは更に一歩前に出た。
「黄祖よ!!!この私の声が聞こえているであろう!!!!!!
かつてお前は私を討ち取ったと豪語していたらしいではないか!!!!!!
だが、私は今こうしてこの地に立っている!!!!!!
さぁ、あの時の決着を付けようではないか!!!!!!
私は逃げも隠れもしない正々堂々とお前を倒して見せよう!!!!!!
北郷隊・・・・・・前へ!!!!!!!!!!」
戦が始まる。
俺は美蓮さんの言葉を受け、礼を取りながらそれに応える。
「御意。・・・北郷隊!!蜂針を敷け一刻で終わらせるぞ!!!」
応・・・と大きな声をあげ隊の者達が陣形を変えていく。
ここであったが百年目。
全てが始まったあの時。
初めての大きな戦で本格的な陣を敷く。
この大陸に北郷隊の存在を知らしめるにはおあつらえ向きの相手。
逃げる事しか出来なかったあの時の借り、ここで返させて貰う!!!
「前進せよ!!!!!!」
俺の号令に兵達は応え、ゆっくりと一歩を踏み出した。
『太史慈編』
― 凌統Side ―
厳顔を案内人と引き合わせた後、俺達は一路、長安へと向かっていた。
太史慈は・・・・・・俺が手綱を引く馬車の荷台でぐっすりと眠っている。
「まったく気楽なもんだぜ・・・」
太史慈の両脇を陣取っている二つの荷物。
こっちも幸せそうな顔をしやがって・・・・・・。
蜀の領地ではお尋ね者な筈の俺達なのだが、その道程は至って平和な物だった・・・・・・。
「はぁ~・・・・・・」
この二つの荷物・・・
この二人とは・・・正確には途中までは三人だったが・・・は一月ほど前か?漢中に寄った時だ。
覚えてないか?太史慈が首尾はどうだとか行ってただろ?
そう、あの時だ。
あの時既にこいつ等は俺達の手元に居た訳だ。
定軍山・・・あそこの山頂に築かれていた小さな砦。
その砦を築いていたのは、あの黄忠だった。
俺達が漢中に寄ったのはその砦に奴等が出入りしていたとの情報を掴んでいたから。
だが、その砦にいたのは蜀軍ではなく見るからに賊だった。
おかしいと思い、単身潜り込んだ中で見つけたのがこいつ等だった。
太史慈に報告すれば、珍しく気落ちした表情をし、一言こう言った。
『皮肉なものだな・・・』
その言葉をの意味を
太史慈は何時からその事に気付いたのかわからない。
あの時か?いや、あの時か?・・・そうやって浮かんでは消える考え。
もしかしたら、最初からわかっていたのかもしれない。
この長いたびが終わった時に聞いてみようと思う。
で・・・だ。
報告した後、太史慈と俺で三人を救出した。
相手は賊の也をしていたが素人ではなかった。
が、人数は多くなかったため事はあっさりと済む。
その後、時を経て残っているのが後ろの二人だ。
こいつ等を連れて行く場所・・・一人は『長安』
そして、もう一人は恐らく『
まったく面倒な事をしてくれたもんだ。
よくよく考えれば俺達はこの広大な大陸をほぼ縦断する事になる。
こんな事一刀様の頼みじゃなけりゃ、絶対にやる気が起きない。
あの野郎・・・大陸全土にわたってやらかしやがって・・・・・・。
あいつの顔を思い浮かべながらふと考える。
一刀様より・・・・・・いや、そんな筈はない・・・そんな事はありえない。
一刀様だからこそ気付いたんだ。
そうじゃなけりゃ今ごろこの大陸は悲惨な争いを繰り返していたかもしれない・・・・・・。
そんな事を考えながら荷台で眠りこけている太史慈に視線を送る。
「・・・・・・っは、心配なさそうだな」
俺は太史慈とその両脇で安心しきった顔で眠る二人の少女をの表情を見ながら、そう言葉を吐き捨てた。
あとがきっぽいもの
今回の 一刀の場面 書いた時 書いてて燃えた 俺厨二病 五・七・五・七・七 獅子丸です。
調べました。
厨二病の『ちゅ』と『びょ』は一文字として数えるんだそうです・・・・・・ってそんなことどうでもいいかorz
いや、最初は『ハカ』を入れる予定なんて皆無だったんですw
知ってる人もいるかと思います。
ニュージーランド(NZ)の強豪ラグビーチーム・・・その名も『オールブラックス』
そのチームが試合前に必ず行うのがこの『ハカ』と言う儀式。
『ハカ』と言うのはNZの先住民族マオリが戦をする前に相手に自分の力を誇示し、威嚇する舞。
作者は、NZに旅行に行った時、現存するマオリ族のステージをたまたま見に行って、その『ハカ』を生で目にしました。
その迫力に圧倒され、なんて言うか・・・惚れました。
んで、今回オールブラックスの試合動画を見ていた時にあ、作中に『ハカ』を出したい・・・と言う安易な考えに至りまして(ぇ
まぁ、そんなこんなで今回組み込んで見ました(ぁ
そして一人で勝手に燃えて、なんだか無駄に55話が長くなってしまったと言う・・・・・・。
読者の皆さん。
作者の趣味に付き合わせる羽目になり本当に申し訳ないですorz
と言うわけで、今回はこの辺で。
次回も
生温い目でお読みいただけると幸いです。
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第五十五話。
今回、一部作者の趣味丸出しでございます。
ご了承くださいませ。
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