真・恋姫†無双異聞~皇龍剣風譚~
第十六話 EYE OF THE TIGER 前編
壱
何度目かになる爆音が、とぐろを巻いた黒煙を伴って、宛城に掛かる黄昏の空を染め上げた。許緒こと季衣が、それを見上げてから充満する火薬の匂いに顔を顰(しか)めると、遠方から野太い声が彼女の名を呼んだ。親衛隊の中でも指折りの将である、張郃(ちょうこう)の声だった。
「許緒殿。今の爆発で最後です。典韋殿と曹操様は?」
「ううん。まだ……」
季衣はそう言って頭(かぶり)を振ると、未だに小柄な自分より二回り程も大きい、張郃の逞しい体躯に視線を移した。今年で三十も半ばになるこの熟練の将は、元は袁紹こと麗羽の配下であった。官渡の戦いに於いて、麗羽の指揮とも言えぬ指揮の元で獅子奮迅の活躍を見せた事が曹操こと華琳の目に止まり、投降を進められてそれに応じ、取り立てられたのである。
袁紹軍では中郎将にまで上り詰めた名将でありながら、年若い季衣や流琉の配下となっても文句も言わず、実直に仕事をこなす姿勢は、華琳を始めとする魏の重臣達にも絶大な信頼を得ていた。
「でも、流石は“ちょこたん”だね。ボクじゃ、手投げ弾だけでこんなに大規模な火攻めが出来るなんて、思いも着かなかったよ!」
季衣がそう言うと、張郃は引き締まった細面の顔を僅かに、綻ばせた。
「折角の天の武器ですからな。応用は考えておかねば損です。しかし、大規模な城攻めなど終(つい)ぞありませんでしたし、まぁ、この機会に意趣返しも兼ねて試して見たのですよ」
二人が言う『手投げ弾』とは、北郷一刀が華琳に話した現代兵器、『手榴弾』を模して李典こと真桜が制作した物の事である。
“模して”とは言うものの、当時の一刀の俄(にわ)か知識とこの時代の技術で、そっくりそのまま再現出来る筈は、当然ない。陶器製の容器に、火薬と硫黄、金属の破片などを詰めた、ある意味で原始的な代物である。とは言え、最新鋭の兵器である事に変わりはなく、未だ用法を確立している途中であり、作るのにも使用するのにも細心の注意を必要とする為、現在は一般の兵には支給されずに、華琳の親衛隊と真桜配下の一部の工兵にのみ配備されていたのだった。
「外からはどれ程に頑強に見えても、建物である以上は、必ず構造的に脆い部分があるものです。そこさえ押さえてしまえば、大量の火矢など使わずとも火計は成るのですよ―――工作を行っていた連中も追っ付け戻りましょう」
季衣は、張郃の言葉に小さく頷いた。
「うん。馬を取りに行った皆も、もうすぐ来る筈だよ。でも、急がないと……」
「はい……」
張郃は、尻すぼみになった季衣の言葉に頷いてから、背後の城門へと続く道を振り返った。確かに、この城の兵は、魏に反旗を翻すには余りにも少ない。
しかし、百五十騎ほどしか居ない今の親衛隊を追撃するには、十分過ぎる規模ではあった。内心で、入城を最低限の人員に抑えた事を悔いていたのは、張郃だけではないだろう。季衣のその顔を見れば、自分同様、『せめて、親衛隊だけでも全隊を伴って来れば良かった』と考えているのは明白だ。
当の謀反人の財政的な負担を気遣ったばかりに窮地に追い込まれるとは、何とも因果な話であった。
だが、嘆いていたとて状況が好転する訳ではない。戦場では、『ああしておけば良かった』と言う思考こそが最大の敵である。取り戻せない過去を悔いる位ならば、その分を一兵でも多く生き残らせる方法に振り向けねばならない。
負け戦には負け戦なりの、戦い方と言うものがある。張郃がそう考えて、退路を思い描きながら今後の策を練っていると、鋭い馬蹄の響きがその耳に届いた。
二人が、馬蹄が響いた方角を振り返ると、羊を追う要領で軍馬たちを誘導している部下たちの姿が、夕闇と炎に染められた背景に映し出された。百戦錬磨の軍馬らしく、炎や爆発音にも怯えた様子を見せずに堂々と並足の速度で近づいてきた馬群は、誘導している兵の合図で、ぴたりと止まった。
「みんな!無事だったんだね!!」
季衣が嬉しそうに大声を上げるとと、その横に来た張郃が、下馬しようとしていた兵を手で制して、「どうだった?」と尋ねた。
「はっ。厩(うまや)の方は、見張りも三人しか居らず、不気味な程に静かでした。どうにも、気味が悪いですね……」
その報告を聞いた季衣と張郃が顔を見合わせると、馬群の中から、艶やかな毛並みの黒馬が、すいと季衣の前に進み出た。
「絶影、お前も元気だったんだね!」
季衣が、曹孟徳の愛馬の名を呼んでその首を抱き締めると、黒馬は暫く季衣のなすがままみなっていたが、やがてするりと身体を離して、聡明そうな瞳を季衣に向けた。獣の言葉を解さずとも、その眼差しが、己が主の所在を知りたがっているのだという事は、分かりすぎる程よく分かった。
「絶影、大丈夫だよ。華琳様は今、流琉と一緒にこっちに向かってるから……」
季衣は、自分自身にも言い聞かせる様にそう言うと、絶影の鼻面を優しく撫でてから、もう一度その逞しい首を抱き締めた。
弐
「大丈夫か、明命?」
北郷一刀は、細い腕でしっかと自分の背にしがみ付いている周泰こと明命に顔を向けてそう言った。未だ龍風は本気を出して走っていないとは言え、現在の速度は既に200km近い。通常の馬より早い乗り物など存在しないこの時代の人間である明命には、それは初めて経験する未知の感覚であり、恐怖だった。
「はぅあ!?か、か、か、一刀様!まえ!前見て下さいぃぃぃ!!」
明命は、風圧に慄(おのの)きながら悲鳴にも似た大声を上げると、左手で一刀の頭を引っ掴み、力一杯に、ぐいと前に向けさせた(因みに、右手はしっかりと一刀の外套を握り締め続けていた)。
「いや、まぁ、そんだけ声が出れば、とりあえず気絶して落馬とかは無さそうね、うん……」
一刀は、嫌な音のした首を撫で擦りながらそう呟いて、言われた通りに視線を前方に移した。南陽郡を覆う暗雲は、大分薄くはなって来ていたものの未だ晴れず、悪神を祭る祭壇の毒々しい天蓋の如く、どんよりと空を覆っていた。
一刀が、半ば呆然と空に掛かる天蓋を見詰めていると、頭の中に龍風の声が響いた。
『主よ。微かにだが、火薬と硫黄……それに、煤の臭いがする。宛城の方角だ』
「何だと!?おい、明命!」
一刀が、驚きの声を上げて明命に再び声を掛けると、明命は、一刀の声に混じった緊迫の感情を感じとって、必死に目を開けた。
「は、はい!?何ですか、一刀様」
「龍風が、宛城の方から、火薬と硫黄の臭いがするって言ってる。お前も感じるか?」
「え?えぇと……」
明命は、一瞬戸惑ったものの、すぐに顔を僅かに空に向けて、すっかり悴(かじか)んでしまった鼻を、フンフンと懸命に鳴らした。
「……あ!!はい、一刀様、確かに臭います!でも、こんなに離れた場所まで臭うなんて……」
「あぁ、相当派手にやってるみたいだな……」
一刀が明命の言葉に頷いてそう呟くと、明命は、今度は恐怖ではなく心配から、一刀の外套を強く握った。外套の中の広い背中が、酷く強張っているのが分かる。
「華琳さん達でしょうか?」
「まぁ、状況から考えて、十中八九そうだろう。いくら張繍だって、まさか自分の城を焚き付けにしやしないだろうしな」
「じゃあ……」
「あぁ。既に脱出したのか、それとも、脱出の最中に交戦してるのか……」
一刀はそう答えてから暫く口を閉じると、不意に明命に話しかけた。
「明命。お前、そこで“立てる”か?」
「へ!?それは……一刀様の肩をお貸し頂ければ、出来なくはないと思いますけど……」
「なら、頼む。そうやって、前方を良く見ててくれ。もしかしたら、華琳たちが逃げて来るのに行き合えるかも知れない。本当なら、俺が“凱装”すれば良いんだが、敵の強さも規模も分からない以上、少しでも力を温存しておきたいんだ」
一刀が真剣な声でそう言うと、明命は、意を決して頷いた。
「重大な御役目ですね……分かりました。やってみます!」
「ありがとう。龍風、お前も頼むぞ」
一刀は明命に礼を言ってから、龍風の鬣(たてがみ)をワシャワシャと撫でた。
『ふん……是非もない。すぐさま戦場まで連れて行ってやろう』
龍風は、満更でもなさそうにそう答えて、一声嘶いた。すると一瞬、まるで見えないゴムにでも引っ張られる様な感覚の後に、周囲の景色が加速する。
「一刀様!速い!速い過ぎますぅ~!!」
「少し我慢してくれ、明命!あと、男の自尊心が著(いちじる)しく傷付くから、あんまり“はやい”って連呼すんな!!」
一刀は、今にも泣き出しそうな明命を冗談混じりに励ましながら、反面、血の滲むほど強く、掌中の手綱を握り締めた。間に合ってくれと、生きていてくれと、何度も、何度も念じながら。
参
「流琉ッ!!」
季衣は、既に騎乗した兵士たちと周囲を警戒している最中、城の奥から疾風の如くこちらに駆け抜けてくる影を見つけて、歓喜の声を上げた。流琉は、季衣の前で土煙を上げながら止まると、くるりと後ろを向いて、華琳の身体を季衣に委ねた。
「季衣、華琳様を急いで絶影に!お疲れだから、季衣も一緒に乗って上げて!」
「うん!華琳様、大丈夫ですか?」
季衣は、流琉に返事をして華琳の身体を支えると、気遣わしげに華琳に声を掛けた。
「大事ないわ……ありがとう、季衣。張郃、皆も、良く無事でいてくれたわね」
華琳は、覚束(おぼつか)ない足取りで、それでも大地を踏みしめながら、部下たちの顔を見渡した。
「曹操様も……よくぞご無事で。さぁ、お急ぎ下さい」
張郃が、万感の思いを込めてそう言ったのちに絶影の横で片膝を着くと、華琳は小さく頷いて、組まれた張郃の両手に片足を乗せ、季衣に支えられながら絶影の鞍に跨った。続いて自力で軽々と華琳の後ろに跨って馬首を廻らせた季衣は、未だ一人、騎乗せずに自分たちを見詰めている流琉を、不思議そうに振り返った。
「どうしたの、流琉?早く自分の馬に乗りなよ」
季衣のその言葉に、流琉は静かに首を振った。
「ごめん、季衣。私……私は……行けない」
「え……?何言ってるの、流琉……冗談言ってる場合じゃ―――」
「冗談なんかじゃないよ、季衣。私は、行かない」
「どうして……何で!?」
困惑して大声を出す季衣に、流琉はそれでも、優しく微笑んだ。
「ここに来る途中、弩を使う追っ手がたくさんいたの……。入り組んだ城の中だし、張繍さんの命令で、華琳様を傷付ける事は出来ないみたいだから上手く躱(かわ)せたけど、平地で後ろから騎兵にあれを使われたら、きっと、この人数じゃひとたまりもない。誰かが残って、食い止めないと……」
そう、流琉が合流に遅れた理由は、正にそれだった。本来、弩とは、高い錬度を必要とする弓と同等の威力を、徴兵した一般人や新兵から簡易的に得る事を目的に作り出された兵器である。
弦を絡繰(からくり)仕掛けで張り直さねばならない為、速射性にこそ劣るものの、飛距離と威力に於いては、精強な弓兵の射る矢にも匹敵する。
また、短い矢を用いる為に命中精度もそう良い方ではないが、彼我の兵力差を鑑みれば、一度の一斉射でかなりの被害が出る事は、容易のに想像がついた。北郷一刀によって、『鐙』と言う、騎乗時の姿勢を安定させる為の馬具がもたらされ普及している昨今では、尚の事である。
故に流琉は、季衣たちとの合流地点に向かう道すがら、自分が残って敵を足止めする覚悟を、既に固めていたのだった。
「流琉、馬鹿な事言わないでよ!なら、ボクも一緒に―――」
「馬鹿はどっちよ!!」
「―――!?」
季衣は、流琉の鬼気迫る怒声に、思わず言葉を飲み込んだ。物心がついた頃には、もう一緒だった。今までに数え切れない程、喧嘩もした。だが、こんな声で怒鳴られた事など、一度として無かったからだ。
流琉は、大きく息を吸い込むと、再び、穏やかな笑顔を季衣に向けた。
「私達二人が一緒に居なくなって、どうするの?私達はもう、そこらの村に住んでる唯の女の子じゃないんだよ。そんなの、ずっと前から分かってる事でしょ?」
「流琉、あなた……」
唇を噛みしめて俯く季衣に代わる様に、華琳が流琉の名を呼んで、その眼を見据えた。
「華琳様。私は、大丈夫ですから」
流琉は、朗らかにそう言うと、背を向けて、自分が駆けて来た方角を見た。大勢の兵士の足音と具足が鳴る音が、既にかなり近くまで迫っている。
「流琉―――」
「季衣、行って!!」
流琉は、漸(ようや)く口を開いた季衣の言葉を掻き消す様に大声を上げると、右手で絶影の尻を叩いた。その瞬間、絶影は僅かに前足を上げて棹立ちになると、一目散に城門目掛けて走り出す。それを見ていた親衛隊員たちは、名残惜しそうに流琉の背中に一瞥をくれ、各々が頭を深く頭を下げて、絶影の後を追って行った。
「やっぱり、馬鹿は私だな……。華琳様にも季衣にも皆さんにも、きちんとさよならも言わないなんて……」
流琉は、敵の兵士の足音と鎧擦れの音しか聞こえなくなった空間に、誰に言うでもなくそう言葉を吐き出すと、静かに目を閉じた。脳裏に、仲間たちの顔が次々と通り過ぎていく。
「(秋蘭様、春蘭様、霞様、凪さん、沙和さん、真桜さん、桂花さん、風さん、稟さん……)」
流琉は、共に乱世を駆け抜けてきた掛け替えのない仲間達の名を、続いて、平和な世で得た、愛すべき友たちの名を心の中で呼び続けた。そして……。
「(兄様……もう一回だけでも、ご飯を作って上げたかったな……)」
瞼に残る、少年の事を思った。頬を栗鼠の様に膨らませて、自分の作った食事を美味しそうに食べてくれている時の顔。季衣と一緒に、大人になる方法を教えて欲しいと迫った時の、困った顔。
『流琉は良い奥さんになれるよ』と、褒めてくれた時の顔。
そう言えばあの時、少年は、どんな気持ちでその言葉を口にしたのだろう?徐々に澄み切っていく思考の隅で、流琉はそんな事を考えていた。ただの世辞か、思い付きか、それとも、自分達の未来を、少しでも想像してくれていたのか―――。
もしも、そうであったのなら。
「(嬉しいな)」
と、流琉は内心で呟いた。そう、本当に嬉しい。大好きな人が、自分達が夫婦でいる未来を思い描いてくれていたのなら、こんなに嬉しい事はない。
「でも、ごめんなさい、兄様……。私は、曹魏の将ですから……」
流琉は、今度は口に出してそう言うと、ゆっくりと目を開けた。既に、敵は目視出来る距離まで近づいて来ていた。不気味な生気を感じない目をした、黒ずくめも兵士達。
あと数十歩で、彼等の弩の射程圏に入るだろう。
「聞きなさい!曹魏に仇名す反逆者たち!我が名は典韋!曹孟徳様より悪来の二つ名を賜りし、悪来典韋なり!これより先は、この一命に賭けて、一歩たりとも進ませません!!」
流琉は胸一杯に息を吸い込むと、裂帛の気合を乗せて名乗りを上げ、伝磁葉々を雄々しく振り回しながら、異形の兵士達に向かって疾駆した―――。
あとがき
さて、今回のお話、如何でしたか?何とか、一か月程度で投稿出来ました。
それでも「遅いわ!!」とツッコまれれば、グゥの音も出ないんですが……orzさて、今回のお話の中の、『鐙(あぶみ)をもたらしたのは一刀である』と言う設定なのですが、ファミ通文庫版の真・恋姫ノベライズ魏編にて、そう言う事になっていたので、公式設定であろうと解釈し、記述する事にしました。
この鞍にくっ付けて足場を安定させる馬具は相当に重要らしく、三国志の時代に於いては、これ無しで馬上で自在に長柄武器を扱うのは、かなり困難な事だった様です。まぁ、上下左右に揺れる馬の上で、常に内股の筋肉のみで体勢を保ってなきゃいけないんですから、当然でしょうねぇ。
云わば、ロデオしながら戦う様なもんですし(^_^;)故に、馬超の様に騎馬を得意とする羌族の血を引き、幼い頃から馬に慣れ親しんでいた武将は、才能は別にしても、生まれながらに絶大なアドバンテージを持っていた事になりますね。
因みに呂布も、北方の騎馬民族の血を引いていると言う説があるそうです。まぁ、あれだけ圧倒的な馬術と騎馬戦術を誇っていれば、そう言う説が流れるのも当然でしょうねぇ。
三国志ではありませんが、清を建国する事になる満州族も騎馬民族で、短弓を用いての騎乗射撃が凄まじい威力を誇ったからなのが勝利の一因だと、どこかの本で読んだ記憶があります。
また、前のあとがきで書いたかも知れませんが、チャイナドレスと言うのも満州族が持ち込んだものだそうで、深いスリットは馬に跨り易い為で、袖がないのは、弓を射る時に邪魔にならないようになのだそうです。実用性を追求した結果、数百年経っても尚、萌えの対象となりうる装束を生み出すとは……流石は、少数で膨大な漢民族を支配した満州人の叡智と言えますねwww
ともあれ、今回は流琉ちゃんメインと言う事で、最後の方はかなり力を入れました。流琉ちゃんファンの方の溜飲を、少しでも下げられたら良いなぁと思っています。正直、名乗りとかは、もっと格好良いのがあるのではないかと悩んだのですが、結局、一番最初に思いついた口上を使う事にしました。
尚、今回のサブタイ元ネタ紹介は、次回のネタバレを含みますので、持ち越させて頂きたいと思います。ご了承下さい。
感想コメント等、励みになりますので、お気軽に下さればと思います。長いあとがきにお付き合い頂き、ありがとうございました。
ではまた次回、お会いしましょう!!
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待っていて下さった方(いらっしゃったら)長らくお待たせ致しました。
いよいよ、流琉編も佳境に入ります。
では、どうぞ!!