No.312752 そらのおとしもの OO(ダブルオッ○イ)男達の哀歌(後編)tkさん 2011-10-04 22:19:33 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:997 閲覧ユーザー数:979 |
『冗談半分だと思っていたのに、本当に覗くなんてサイテーだよトモちゃん』
『見損なったわ。さよならトモキ』
『あっかんベー! この変態!』
違うんだ。
俺は、俺はただ…
『ごめんなさい桜井くん。私、もう、ついていけません…』
『お兄ちゃん悪い人だったのね。…私、別の人と遊んで来るね』
待ってくれ! 俺は、ただお前たちに…!
『………お別れです、マスター』
俺は―
「はっ!?」
うなされて目を覚ました智樹は、とっさに周囲を見渡した。
「………夢、か」
智樹の霞んだ視界に映るのは闇に染まった空と生い茂る木々。小石に覆われた地面。静かに流れる川。そして
「気がついたか」
「…守形先輩」
すぐそばで焚火をしている守形英四郎の姿だった。
「食べるか?」
「…いただきます」
焚火で焼いていたのだろう鮎の丸焼きを智樹は素直に受け取った。
~そらのおとしもの OO(ダブルオッ○イ)男達の哀歌(後編)~
思った以上に美味しく感じた食事を終えた。
空腹というのはそれだけで最高のスパイスなのだろうか、と智樹は感じていた。
「どれくらい寝てたんですか、俺」
「数時間程度だ。もうじき夜が明けるだろう」
「…そうですか。あれから鳳凰院は?」
「明日、いやもう今日か。侵攻を再開する予定だ。これが計画書になる」
守形の手から数枚の紙片を受け取り読み進めた智樹は、次第に困惑と憤りを感じ始めた。
「こんな作戦ってあるかよ…! こんなの、俺達フラレテルビーイングの戦い方じゃない!」
「お前が率いていたならな。だが今は鳳凰院の意思がそれを歪めている」
「くそっ…!」
悔しさに拳を握りしめる智樹に、守形は言葉を続けた。
「俺は参加するつもりだ。今の鳳凰院がガタッさんによって増長している以上、俺がブレーキ役になるしかない。…お前はどうする?」
「…俺は」
智樹の脳裏に先ほど鳳凰院に敗北した光景が浮かぶ。
今の自分で鳳凰院を止められるとはどうしても思えなかった。
「…俺、言い返せませんでした」
智樹は鳳凰院に突きつけられた事実を認めるしかなかった。
「俺は、あいつの言う通り臆病者だった。やれ覗きだセクハラだっていっても、その先に踏み込めないチキン野郎だった…!」
うつむいて悔し涙を流す智樹を守形は無言で見つめる。その表情は厳しい物だった。
「あいつらに嫌われたくないから、本気で恥ずかしい思いなんてさせられなかった! 俺は、俺はっ…!」
「………本当にそうか?」
「えっ!?」
守形は厳しい表情のまま智樹に声をかける。
「神秘(女体)を追及したかった。お前の望みは本当にそれだけだったのか?」
「な、何言ってるんですか。それ以外に何を…」
思わずたじろく智樹に守形は言葉を続けた。
「それだけならば、それこそイカロス達にでも頼みこめば不可能な話ではなかった。お前だって彼女達から好意を持たれている事に少なからず気付いていたんじゃないか? だがお前はより危険でリスキーな覗きという行為を選んだ」
「ば、馬鹿言わないでくださいよ! なんであいつらが俺を!」
「イカロス達には頼めない。それは本当に嫌われたくなかっただけか?」
「いい加減にして下さいよ先輩! そんなの、ただ相手の好意に付け込んだ最低の行為だ! ただのリア充、ただのカップルだ! 俺達は、フラレテルマイスターはそんな事しないっ!」
必死に睨んで言い返す智樹を前に、ようやく守形は一歩身を引いた。
「そうだな、お前はフラレテルマイスターだ。ならお前の今までの歩みを思い出してみろ」
「俺の、歩み…」
「お前は今まで何度となく覗き、セクハラを繰り返してきた。その先に何を見てきた?」
「そりゃいつも失敗して、ボコボコにされて…」
智樹には彼女達からされた数々のお仕置きという名の制裁の記憶がある。
彼のセクハラはいつも制裁という形で終わっていた。
「そうだ、お前は常に最後には失敗し制裁を受けて続けてきた。それは何故だ?」
「それは、俺がチキン野郎だから…」
「違うな。今まで俺は制裁されてきたお前を見てきたが、一度として後悔や恐怖など見せていなかった。いや、むしろ誇らしげだった」
「俺が、誇らしげ…?」
「お前は臆病者じゃない。むしろ蛮勇を友とする勇者だ」
そこまで言って守形は智樹からきびすを返す。
「俺はそろそろ行く。この先はお前自身が答えを出すんだ。お前が覗きに何を求めていたのかを、な」
「俺の、望みは…!」
長い様で短かった夜が明けようとしている。
山林の間を縫って差し込む朝日の中、智樹は自信に満ちた表情で顔を上げた。
それは、かつてフラレテルビーイングで覗き行為を始めると宣言した時と同じ顔だった。
「なんて事なの…!」
フラレテルビーイングと女子軍の戦闘が開始されてから十数分が経過した。
後方の本陣(女子脱衣所)で指揮をとるニンフにいつもの余裕は見られず、焦りと苛立ちを隠せないでいた。
『駄目ですニンフさん! このままじゃ戦線が意地できな…きゃぁ!』
「ヒヨリ! デルタ、ヒヨリの援護に行って!」
『無理ですよ~! 全然動けません~!』
「くっ! ミカコは!?」
『会長との連絡が取れないわ! おそらくもう…!」
「うそ、ミカコがやられたっていうの…!?」
そはらからの報告に愕然とするニンフ。
用兵において右に出るものがいない彼女が易々と敵の手に落ちたという事実がさらに全軍の士気を揺さぶる。
「こんな戦い方って…!」
報告されたフラレテルビーイングの戦闘方法の変化に対応できなかった自分を呪いつつ、ニンフは次の指示を考えるしかなかった。
「まったくもって順調だね」
「そうだな。私が考案した新兵器の効果は抜群だろう?」
「ええ、まったく何故ミスター桜井はあんな原始的な戦闘にこだわっていたのか、理解に苦しむね」
侵攻部隊の中心に位置する本陣では鳳凰院とガタッさんによる戦況の報告が行われていた。
「芋虫ライフルに男の汗マシンガン、男の全裸ピンナップシールド。どれも醜く自分で使いたいとは思えないけど… 効果だけは認めるよ」
元々、智樹が率いていた時のフラレテルビーイングでは素手によるセクハラを中心とした戦法が取られていた。
それを鳳凰院は一新、遠距離から女子に嫌悪感をもたらす兵器の数々を積極的に導入した。
その結果は現状が物語っている。フラレテルビーイングは圧倒的な戦力差を覆しつつあった。
「デルタは大量の食糧に釘づけのままだ。ゼータは農薬散布の除去に手一杯。自分の畑にまかれてはかなうまい」
「ミス風音さんは無農薬主義だからね。お風呂よりも畑を選ぶだろうさ」
さらに各部隊長を務めるエンジェロイド固有の弱点を分析し実行。
特殊部隊によるピンポイント攻勢は多大な戦果をあげていた。
「見月隊は敗走。五月田根隊は…」
「捕獲した敵の部隊長を連行しました!」
「ご苦労。下がれ」
部下に連行された美香子は縄で縛られていたが、余裕の笑みは失われていなかった。
「まさか一日でここまで変わるなんて思わなかったね~。会長達の完敗かもしれないわ~」
「心にもない事を言いますねミス五月田根。まだ貴女方の主力にしてエースは残っていますよ?」
新兵器により女子の大半が行動不能な状況では、的確な部隊運用を柱にする美香子に勝機はなかった。
しかし女子軍には文字通り一騎当千のエースが二人存在する。
「イカロスちゃんとカオスちゃんには貴方達が当たるのでしょう? ちょっと苦しいのは事実だわ~」
「ほう、そこまで読んでいるか。さすがダウナーの中でも知将と知られる女だ。…だが」
ガタッさんが愉悦に歪んだ表情で懐からひび割れたメガネを取りだすと、美香子の表情は一変した。
「それは、英くんの…!」
「どうせあの男が自分を密かに逃がすとでも思っていたのだろうが、残念だったな」
「貴方達、英くんに何を…!」
怒りに顔を歪める彼女を涼しげに見降ろし、鳳凰院は告げた。
「彼は処刑したよ。僕らに逆らうものへの見せしめとしてね」
「そ、んな…」
「ハッハッハ! ころころと表情を変える面白い女だ!」
愕然として俯く美香子と対照的に、それをあざ笑うガタッさんは喜色を隠しもしない。
「なに、貴様もあの男の後を追わせてやろう。あの男と同じ鼻フックの刑でな!」
美形で知られる守形や美香子にとって、不細工な顔にされて写真を撮られるのは屈辱を通り越し憤死に値する。
それを知るからこその処刑方法を彼らは迷いなく行った。今やフラレテルビーイングは非情の組織と化していた。
「連れて行け。処刑は後日…」
「報告! 敵の新手が本陣に接近! 笑わない悪魔と笑う悪魔です!」
「ようやくアルファーとカオスを投入したか。だが愚策だなベータ」
「では予定通りに行こう。僕はイカロスさん、貴方はカオスちゃんだね」
「うむ。武運を祈るぞ」
「不要だよ。勝つのは僕に決まっているからね」
不敵に笑う二人は自分の服に手をかける。
「今こそ僕の悲願を! 脱衣(トランザム)!」
「カオス、お前に私の偉大さを教えてやろう。脱衣(トランザム)!」
金色のオーラを身にまとう全裸の男達が悪魔と呼ばれる天使に挑む。
それは凄絶な光景だった。
少なくとも当人達にとっては。
「ウソでしょ…! なんであいつまで!」
本陣のニンフは悲鳴に近い声をあげた。
ニンフは脱衣(トランザム)ができる鳳凰院のみをイカロスとカオスの集中攻撃で撃破し、後に士気の落ちた敵軍を掃討するという計画だった。しかしガタッさんまで同等の戦闘能力を持つとなると計画が根底から瓦解する。脱衣(トランザム)した相手が非常に危険なのは智樹の例から見ても明らかだった。このままでは集中攻撃どころか各個撃破されるおそれもある。
「デルタ! さっさと援護に行きなさい! このままじゃこっちの負けよ!」
『うーん。もう食べられませんよぅ…』
「こ、の…! デルタのデルタ(役立たず)!」
完全に食後の怠惰モードに入っているアストレアが役に立たないと悟ったニンフは自分が戦線に出るしかないと決意する。
指揮官が戦場に出るなんて大勝か大敗のどちらかしかない。そして今がどちらなのかもニンフは十分に理解している。
「それでも、行くしかないじゃない!」
レーダーに映る戦闘の様子は、すでにカオスの劣勢を示している。
いずれはイカロスも同じになるだろう。そうなれば本当に終わりだと彼女は確信していた。
そして決意を固めたニンフが戦場へ飛び立とうとした時―
「―あ」
彼女のレーダーに映る一人の戦士。
彼は信じられないスピードで鳳凰院達のいる戦場へ向かっていた。
「…遅いわよ、馬鹿」
思わず苦笑したニンフはその場に座りなおし戦況を見守る事にした。
彼がいるなら大丈夫。きっとこんなやり方なんて認めない。ちゃんとあるべき形に戻してくれる。
ニンフはそう確信していた。
数十秒後、ガタッさんがその戦士によって落とされた光景を見てニンフは小さくガッツポーズをとった。
「馬鹿な…! なぜ今更君が…!」
鳳凰院は驚愕を隠せなかった。
あと一歩まで追い詰めたイカロスを守る様に立ちはだかる男。
わずか数秒でガタッさんを撃破した金色のオーラをまといし全裸のフラレテルマイスター。
「マスター…!」
「ミスター桜井っ!」
桜井智樹が敢然とそこにいた。
「イカロス、先に女湯に行っててくれ」
「…ですが」
鳳凰院に切り刻まれた衣服から見える肌を隠しながら智樹を心配するイカロス。
「大丈夫だ、俺は必ず行く。…絶対に、覗きに行くから」
「…はい、お待ちしています」
智樹の信頼に応える為にイカロスは戦場を離れていく。
「くっ! ここまできて!」
「待てよ鳳凰院。お前、なんでイカロスの服なんて脱がそうとした?」
イカロスを追いたい鳳凰院を圧倒的なプレッシャーを持って智樹は制する。
「知れたことさ。覗くよりも無理やり脱がせた方が早いし確実。それくらい君にも分かるだろう? もっとも、チキンの君にそんな度胸が―」
「馬鹿野郎がっ! それがフラレテルビーイングのマイスターの台詞か!」
烈火のごとき怒りを見せる智樹。初めてみせる彼の憤怒に鳳凰院は戦慄を覚えた。
「女子に乱暴して裸を見るなんて男として、人として最低だ! そんなのはただの犯罪じゃねぇか!」
*覗きも立派な犯罪です。
「だ、黙れ臆病者! どうせ君には覗く度胸なんて…!」
「確かに、あの時の俺にはそれが無かった。だが、今はある!」
自信に満ち溢れた態度(ついでに全裸)を見せつける智樹。
「俺は女湯を覗いてみせる! それが俺自信の望みだからだ!」
「その程度の言葉で信じろと? 今のフラレテルビーイングの指導者は僕だ、君の好きになどさせない!」
「そうかよ、なら…!」
「ああ、それなら!」
『ここで決着をつける! 脱衣(トランザム)!』
互いに性的興奮を高め、GN(ジャイアンナルシスト)ドライブを臨界まで稼働させる両者が再び激突した。
戦闘が開始されて数分が経過した。
智樹と鳳凰院は何度となくぶつかり合いながら、らせんを描き大空へと飛翔していく。
(くっ! 何故だ!)
鳳凰院は智樹の異常に気付いていた。
そもそも智樹のGNドライブの源は女子に裸身を見られることへの快感だったハズだ。
しかし肝心の女子がこの場にはいないというのに智樹の力は衰えず、むしろ高まり続けていた。
「俺はやっと気がついたんだ。今までセクハラと覗きを繰り返してきた自分の望みに!」
「何に気付いたというんだ!」
ぶつかり合う二人の汗と血潮が戦場に降り注ぐ。金色に輝くそれは戦場を幻想的な光景にすら変えていく。
「俺は相手の裸を見て、自分の裸を見せて、そして―」
「お仕置きされたかったんだ!」
「なっ…! ミスター桜井、君はまさか…!」
「会長やそはらに折檻されないと安心してセクハラできなかった! イカロスやニンフに吹っ飛ばされないと落ち着かなかった!」
次々と自分の性癖を明らかにしていく智樹。
「俺はセクハラの先、覗きの先に、お仕置きを望んでいたんだ!」
「ミスター桜井… 君は、マゾヒストだというのか!?」
智樹の性的興奮はこの後の覗き、そして制裁への期待によるものだった。
それは未来への想像(妄想)による興奮。智樹の無尽蔵と思われる力の源泉はそこにあった。
「今よりも未来、君はそれを見ているというのか…!」
自分以上の変態を前にして鳳凰院は唖然とする。
今この瞬間のみに興奮している自分と比べて、桜井智樹という男の大きさを感じざるをえなかった。
「そして何より! 覗きはロマンだ! 見れるか見れないかじゃない! する事に意義があるんだ!」
智樹は高らかに宣言する。この戦いと自分の存在意義を。
「これが俺達の目指す先! これがフラレテルビーイング!」
「これが、真☆脱衣(トランザム・バースト)だ!」
智樹から爆発的に広がる金色の粒子が戦場を包みこんでいく。
「…やめた。俺、女の子から本当に嫌われたいわけじゃないし」
「俺もだ。覗きの為に酷い事するって、やっぱおかしいよな」
戦い続けていたフラレテルビーイングの戦士たちは次第に武器を手放していた。
「あのバカ、今さら何言ってんだろ?」
「いつもの事、ですよね?」
きょとんとするアストレアと苦笑する風音。
「お兄ちゃん、凄い眩しいね。それに温かい…」
「…フン。これくらいの事をしてもらわなければ、私が焚きつけた意味が無いからな」
ガタッさんを介抱するカオスと満足げに横になるガタッさん。
「もう、トモちゃんったら…」
「やっぱり桜井くんはこうじゃないとね~」
美香子を助けに来たそはらと微笑を取り戻した美香子。
「…見える、アルファー?」
「ええ、マスターは何も変わらない。私達の、マスター…」
脱衣所から空を見上げるニンフとイカロス。
彼ら彼女らの視線の先には金色に輝く全裸の男、桜井智樹がいる。
真の変態(イノベイター)として覚醒した彼の姿は太陽に等しい程に眩しかった。
「まだだ! まだ僕は屈していない!」
「鳳凰院!」
唯一、智樹への対抗心を失わない鳳凰院が股間の≪ベル≫から光線を放つが、智樹はそれを易々と跳ね返す。
「君に勝てなければ僕はー!」
「今言ったばかりだろうが! 勝ち負けなんかにこだわるんじゃねぇー!」
智樹の右ストレートが鳳凰院の頬を打ち抜く。
「…僕は…」
一撃で気を失った鳳凰院は大地へと落ちていった。
「…う」
「気がついたか?」
「ミスター、桜井…?」
意識を取り戻した鳳凰院は智樹に肩を貸されていた事に気づく。
「さっさと立てよ。女子軍の攻略にはお前らの力も必要だからな」
彼の知らぬ間に戦況は再び一進一退の状況に戻っていた。
回復したカオスとようやく食事から復帰したアストレアが猛威を振るっている。
「な…! 君は裏切り者さえも受け入れるというのかい?」
「何言ってんだ、お前も自分の間違いに気付いたんだろ? ならする事は一つじゃねぇか」
「君という男はっ…!」
鳳凰院は涙を流した。それは彼の人生初めての男泣きだった。
「フン、どこまでも甘い男だ。だが、それでこそ私の宿敵だな」
「うるせぇぞガタッさん。先輩がいない分はお前に働いてもらうからな」
守形を失ったフラレテルビーイングだったが、まだ十分に戦う力を残している。
「ならばする事は一つ、か」
鳳凰院の表情に以前の微笑が戻る。それはナルシストにして自信家としての矜持だった。
「そういうこった! いくぞっ!」
「ああ!」
「フン!」
智樹の号令の元、三人のフラレテルマイスターが戦場へ躍り出る。
それは女湯攻防戦、第二回戦の合図となった。
『智樹、お前は変われ。変われなかった、俺の代わりに―』
「………ええ。俺は、世界は変わっていきますよ、先輩」
智樹は大空に亡き守形の姿を見た気がした―
チャラララチャチャッチャチャ~♪ チャッチャ~チャ~チャ~♪
ねぇ こんな形の覗きしか無かったの? 悲しいね
「今の僕は阿修羅さえも凌駕する存在さ! 脱衣(トランザム)!」
貴方に死んでも覗いて欲しくも無い …お願い
「ダウナーに出来て私に出来ぬ事など無い! 脱衣(トランザム)!」
運命さえ 飲み込まれ沈みそうな湯船へと
「今こそ俺達フラレテルビーイングの悲願を果たす! 脱衣(トランザム)!」
パンツよ風に乗って夜明けの鐘を鳴らせよ
「来たわ! ここで決着をつけるわよ、いいわねアルファー!」
鳥のように My wishes over their airspace
「…ええ。対フラレテルマイスター用兵装、ウラヌスシステム開放…!」
無数のブラを越え明日へ立ち向かう貴方を
「私も混ぜてお兄ちゃん! システム・パンドラ開放!」
守りたまえ My life I trade in for your pain
「カオスの相手は私がしよう! 先に行くがいい!」
振り向かず羽ばたけ この下着を運んで あの空を飛んでく
「死ぬなよ、ガタッさん! いくぞ鳳凰院!」
「ああ! イカロスさん、今こそ貴女を…!」
願いは誰にも撃ち落とせなーい♪
~了(俺たちの戦いはこれからだEND)~
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『そらのおとしもの』の二次創作になります。
先に前編を読んでからどうぞ。
前編http://www.tinami.com/view/308724