No.312722

寂しがり屋の女の子の為に…… 番外編

DOWANNGOさん

こんにちわ~
昨日は更新出来ず申し訳ありませんでした……
昨日は風邪で倒れてしまって……
話は変わりますがやっぱり翠達とのふれあいが無いと自分で納得が
出来ないので番外編としてお送りいたします。

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2011-10-04 21:37:50 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4583   閲覧ユーザー数:3933

俺は戦場に向かいながら翠達と出会った時のことを思い出していた。

俺達が翠達と出会ったのは牡丹(馬騰の真名)の城に行った時だ。

最初の日

 

「お帰りなさい!叔母様!」

 

玉座の間に入ると一人の少女が馬騰に向かって抱きついた。

馬騰はそれを優しく受け止め頭を撫でる。

 

「ただいま、蒲公英」

 

しばらくその少女は頭を撫でられていたがやがてこちらに気付き

少女は馬騰に尋ねた。

 

「叔母様、あの人誰?」

 

「この二人はしばらく客将としてここに居ることになった

劉郷さんと司馬懿さんよ。劉郷さん、司馬懿さん、これは私の姪の馬岱と申します」

 

「よろしくね、馬岱ちゃん(ニコ)」

 

「う、うん///」

 

ん?顔が赤いな。風邪か?

 

「私は司馬懿です(ゴゴゴッ!)」

 

こ、怖い……滅茶苦茶睨まれてる……

俺が何をしたんだ……

 

「よ、よろしくね、司馬懿ちゃん」

 

見ろよ、あの馬岱が怯んでるんだぜ?

さっきまで赤かった顔が一気に青に変わったし……

 

「ば、馬騰!紹介しようと思ってたのは馬岱ちゃんだけか?

そうなら部屋に案内して欲しいんだけど!」

 

こう言う場合は早めにこの場から脱出した方が良い。

だが、現実はそうは甘く無かった……

 

「申し訳ありません、もう一人居るのですが……」

 

早くこの場から脱出したいのに……

もう一人居るのかよ……

それにこの場に居ないし……

俺が打ちひしがれて居ると玉座の間が開く。

 

「母様!勝手に街に行くなと……こいつ等誰?」

 

「こら翠!失礼でしょう!この方々は客将になる方々です!」

 

ここにも怖い人が居たよ……

いや、美蓮さん、あなたもさっきこんなに怖かったんですよ?

俺の後ろに隠れないでください。

 

「まぁまぁ、馬騰、落ち着けよ。

俺は劉郷だ、よろしくな(ニコ)」

 

「あ、ああ。よろしく。

あたしは馬超だ///」

 

馬超も顔を赤くしてるな……

西涼では風邪が流行ってるのか?

風邪にならない様に気をつけないとな。

 

「私は司馬懿です(ゴゴゴッ!)」

 

またかよ……もう凄むのやめようぜ……

 

「あ、ああ。よろしく……」

 

その日は簡単な自己紹介と宴会で終わった。

翌日の中庭

 

俺は武器を斬鬼では無い方の刀を構えて馬騰と対峙していた。

こうなった理由は至極簡単。

本当ならば昨日の宴会で俺の実力を見る筈だったが馬騰が楽しみ過ぎて忘れていたらしい。

よって今日俺の実力を見ることになった。

美蓮の実力は政務の方で見るらしい。

 

「では……始めましょうか」

 

どうやら本気で俺の実力を見るらしい。

相当な覇気を俺に向けている。

 

「劉喬契……参る!」

 

「馬寿成……参る!」

第三者視点

 

「はっ!」

 

先手を取ったのは馬騰。

馬騰はものすごい速さで一刀に向かい突きを入れる。

だが、一刀はそれを最小の動きでかわす。

一刀は一瞬で来た隙を突いて斬撃を入れる。

 

「はぁっ!」

 

「っ!」

 

馬騰はそれをなんとか防御してバックステップで少し距離を取る。

一刀の刀は届かないが馬騰の槍はギリギリ届く距離だ。

その距離を使い馬騰は怒涛の勢いで突きを一刀に入れる。

一刀は数十合防ぐとこう呟いた。

 

「……見切った」

 

「え?」

 

ガンッ!

 

「なっ!」

 

一刀は馬騰の槍を弾いていた。

それを見た馬騰はバックステップで距離を取る。

が、一刀はそれを逃がさない。

 

「『双脚』」

 

一瞬で一刀と馬騰の距離が縮まり一刀は馬騰の鳩尾に向かって斬撃を入れる。

 

「ふっ!」

 

一刀の斬撃の衝撃を和らげる為に馬騰は腹に力を入れる。

が、一刀の斬撃は馬騰の鳩尾に入ることは無かった。

何故なら刀が腹の寸前で止まっていたからだ。

 

「これで終わりで良いよな?(ニコ)」

 

「え、ええ///」

 

馬騰が顔を赤くしていた本当の理由に一刀が気付く筈も無く……

 

「(馬騰も風邪か?

本当に気をつけないとな……)」

 

一刀が心の中でそう呟いていると美蓮と馬超と馬岱が近づいてくる。

 

「劉郷、お前すごいな!母様に勝つなんて!」

 

「ホントすごいよ!」

 

「劉郷さん、ご苦労様です」

 

「ああ、馬騰さんも相当強かったよ。

突きの速さとか半端無かったから何度か冷や汗掻いたよ」

 

「くすくす……何を言うんです。

ほとんど最小の動きでかわしていたではありませんか」

 

「ホントにギリギリでかわしてたんだよ」

 

「まぁ、そう言うことにしておきましょう。

これから私のことは真名の『牡丹』で呼んでください」

 

「私も真名の『蒲公英』で良いよ~」

 

「あたしは『翠』だ」

 

「ありがとなでもさ……俺色々あって真名を預けられないんだ」

 

「「「それでも!真名で呼んで(呼べ)(ください)!」」」

 

三人の迫力に負けて一刀は渋々頷いた。

 

「わ、分かった」

 

その光景をクスクス笑いながら美蓮は自分の真名を三人に預ける。

 

「私は美蓮です。

よろしくお願いしますです」

 

「ああ、よろしくな、美蓮」

 

「よろしくお願いします」

 

「よろしく~!」

 

その後一刀は馬騰の鍛練に延々と付き合わされ翌日筋肉痛を起こしたのは余談だ。

後書き

 

いや~昨日は本当にごめんなさい。

風邪で39.8度と言う高熱でして起きるのも辛かったです。

今はなんとか37.5度になっています。

まぁ、明日は何度だろうが更新しますのでよろしくお願いします。

明日は『学園✝無双』を更新いたします。

では、また次回。


 
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