No.311409

真・恋姫✝無双 帰って来た者 十七話

DOWANNGOさん

こんにちわ~
今回はとあるトラブルが起きて
一刀がそのトラブルを解決します。
では、始まり~

2011-10-02 14:33:10 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3471   閲覧ユーザー数:2990

「ここは……俺の部屋か?」

 

怪我は完治してるみたいだな……

裏技を使う必要が無くなったか。

 

「別に部屋にずっと居る必要は無いよな」

 

俺は着替えて部屋を出て行こうとする。

 

「ん?この音は……」

 

外から誰かが走って来る音が聞こえる。

俺は気を張り巡らせて気で誰が来たのかを探る。

 

「華琳か?」

 

俺は警戒を解いて適当な椅子に座る。

しかし……華琳が走って来るって一体どんな用事なんだろうか?

俺、何もしてないよな?

そんなことを考えていると華琳が部屋の前まで来た気配がする。

 

「一刀!」

 

華琳は俺を呼びながら部屋のドアを蹴り破った。

……春蘭みてぇなことするなよ、華琳。

 

「今失礼なことを思わなかったかしら?」

 

「イエ、ナニモ」

 

今の殺気はヤバかった……

殺されるかと思った……

 

「なら良いわ。

それよりあなたに少し手伝って欲しいことがあるのよ」

 

「良いよ、何を手伝えば良いの?」

 

「実は……」

廊下

 

「「はぁ……」」

 

普段なら華琳と一緒に二人っきりで歩くなんて嬉しいことなんだかが今は溜め息をつくしかない……

まさか、俺が寝てる間にそんなことになってるなんて思わなかった……

 

「「はぁ……」」

 

歩いている最中会話らしい会話は無い。

ただ、二人共溜め息をつくだけ。

しばらく歩いて華琳はある一室の前で立ち止まった。

ここにトラブルの種があるそうだ。

 

「開けるわよ?」

 

華琳がそう言うと俺は頷いた。

それを見た華琳はドアを開ける。

俺はその部屋に入って行った。

部屋の中

 

部屋の中は騒がしかった。

トラブルを起こしたのは蜀の『飛将軍 呂布』と『江東の小覇王』

 

「一刀と居る」

 

「私も一刀と居る!」

 

そのトラブルを何とかしようとしているのは蜀の王『大徳 劉玄徳』と『美周郎 周公謹』

 

「恋ちゃ~ん、考え直して~!」

 

「雪蓮!いい加減にしろ!華琳殿に迷惑をかける気か!」

 

トラブルの内容は俺が寝ている間に蜀と呉の将の帰る日が来たが恋と雪蓮だけは帰ることを拒否。

それで劉備さんと周瑜さんは何とか二人を連れて帰ろうとしているらしいが二人共帰ろうとしないらしい。

そこで二人は劉備さんと周瑜さんがどうして帰らないのかと聞いたら

『一刀と一緒に居たいから』と言ったらしい。

そこで俺が説得役に華琳から命じられたのだ。

 

「二人共、劉備さんと周瑜さんが困ってるよ?

ちゃんと言う通りにしないと」

 

「一刀、恋と一緒に居るの嫌?」

 

ぐっ、強い……

何という強さだ……

だが、俺は負ける訳にはいかない!

 

「嫌じゃないよ。

ただ、二人に迷惑をかけるのはいけないって言ってるんだよ」

 

すると、今度は雪蓮が言う。

 

「一刀と一緒に居たいのよ~

お願い!冥琳……周瑜を説得してよ~」

 

「俺は二人を説得しに来たんだって……

それより何で二人は俺と一緒に居たいの?」

 

「「一刀が好きだから」」

 

二人がその言葉を言った瞬間その場に居た恋と雪蓮を除いた全員が呆然とした。

何とか意識を取り戻した俺は困惑としながらこう言った。

 

「えっと……俺のことが好きなの?

だから俺と一緒に居たいの?」

 

「「(コクン)」」

 

「そっかぁ……

なら、しょうがないなぁ……

華琳、劉備さん、周瑜さん、俺二人を説得しきれそうに無いよ……」

 

「「「一刀(北郷さん)(北郷殿)!?」」」

 

その場に居る全員が驚愕の表情を浮かべるが俺は構わず続ける。

 

「俺のことを想ってくれてる人に無理矢理帰れなんて俺は言えないからさ。

節度無いとか言われるかもしれないけど……」

 

「それがあなただものね……

冥琳、桃香、二人はこちらで預かるわ」

 

「ごめんなさい、華琳さん」

 

「すまない」

 

「じゃぁ、二人共、空いてる部屋に案内しよう。

ついてきて」

 

「「ん(分かったわ)」」

中庭

 

どうしてこうなったんだろう……

俺はただ二人を案内してただけなのにいきなり雪蓮が『手合わせしましょ♪』

なんて言い出すから手合わせすることになってしまったんだが……

 

「もう一回よ!もう一回!」

 

何度やって勝っても雪蓮は納得しない。

観客は既に三国の将(蜀と呉から来た将達はまだ帰っていない)が居るが

誰も止めてくれない。

 

「雪蓮は力を最初から入れ過ぎだって。

見てて」

 

俺は刀の形を南海覇王と似ている形にして岩に近づく。

何でもこの岩は前から邪魔になっていた岩らしい。

 

「雪蓮はこの岩を砕ける?」

 

「南海覇王の方が砕けるわよ」

 

「そっか、今この剣はほとんど南海覇王と同じくらいの強度にしてある。

力は最後の剣が標的に当たる瞬間に入れれば良い」

 

「それ祭……黄蓋にも言われたけどそれでも岩は砕けないわよ?」

 

「見てなって」

 

俺は剣を振りかぶり……岩に向かって振り降ろした。

 

ドゴォォォォォォッン!

 

岩があった場所にはクレーターが出来た。

剣はヒビは入っているが砕けてはいない。

 

「とまぁ、こんな感じだよ」

 

「「「(ポカーン)」」」

 

「あれ?」

 

皆呆然としてる。

 

「皆どうしたの?」

 

「「「はっ!な、何でもない!」」」

 

「?」

 

ま、良いか。

 

「ところで雪蓮。

まだやる?(ニコッ)」

 

「(ブルブルブル!)」

 

「そっか。

じゃぁ、俺は部屋に戻るから~」

 

俺はそう言って部屋に戻って行った。

その後俺の給料が庭のクレーターを直す為に当てられ無い等しくなったのは言うまでも無い……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺悪く無いのに……」

後書き

 

さて、次回の予告は~

警備隊にの警邏に参加した一刀。

そこに刺客が現れる。

その戦いの中一刀はとある決断を下す。

その決断とは?

その決断に対し華琳達の反応は!?

では、また次回。


 
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