No.309262

真・恋姫†無双 魏アフター × 仮面ライダークウガ EPISODE6-2 欣快

harushuさん

真・恋姫無双の魏√で消えてしまった一刀君...

もし彼が仮面ライダークウガの世界に巻き込まれたら、全て終わったときどうするかという設定のお話です。

とはいってもクウガになるまでの一刀はあのフランチェスカとかの設定に準拠したいと思います。

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2011-09-28 23:06:42 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4666   閲覧ユーザー数:4130

「超変身!」

俺は青の力を使って変身する。

 

「色が…?それぐらいで!!」

凪が相変わらずの猛攻を仕掛けてくる。

俺はいったん距離をとるため大きくジャンプをするものの、落下地点にはすでに凪が回りこんでいる。

なんだろうあれ、瞬間移動かな。

「ぐ…!」

凪の攻撃をいなしながらも段々とじり貧になっている。

この分だと建物の上に逃げても気弾かなんか飛んでくるのだろう。

 

「このままじゃ…はっ!」

バックステップで凪の攻撃をかわしていた俺の視界に棒が落ちているのが入る。これなら…!

「そこだ!」

凪の渾身の上段パンチを避け、ローリングで棒めがけて跳躍する。

 

ぱしっ、と棒を取り、そのまま転がって距離をとり体制を整える。

一方渾身の一撃をかわされた凪は若干ふらついたが、すぐに残心の要領でこちらに向き直る。

しかし、俺が武器として構えたものを見て、凪の体は硬直する。

 

「そんな棒きれで私と戦うつもりか!」

唇をわなわなと震わせた凪の威圧感がさらに一層強くなる。

案内役の警備兵はその威圧感に気押されて、泡吹いて倒れてしまっている。

 

「そんなもので私が倒せる…と…」

言葉の途中で、棒きれが武器に変化するのを目の当たりにして凪の目にいっそう警戒の色が増すのがわかる。

 

 

 

 

以前凪が肌の傷を気にしていたのを思い出す。

戦時中とは比べ物にならないが、それでもやっぱり普通の女の子に比べて傷の付き方が異常だ。

でも、その傷の痕は凪がどれくらいこの国を大切に思ってくれてるかの証だである。

 

…なんか、こんな話きいたことあるような…周泰の逸話だっけか

 

なんにせよ、これ以上ましてや、俺のせいで疵を増やすわけにはいかない。

「…ごめん。ありがと、凪」

凪には聞こえないようつぶやく。

 

「いくぞ…」

俺は最後の構えをとる。

 

「いくぞ…」

 

一刀がそうつぶやいた瞬間、凪は周りを包んでる空気が変わったのに気付く。

 

とはいっても、怖いものではない。むしろ、優しいものだ。

 

そう、3年も前に消えた、今でも心の深いところに宿っている、最愛の人がまとっていた空気に似ている。

 

凪も戦っているうちにうすうす感づいていた。

 

目の前の異形はあの人、北郷一刀ではないかと。

 

本音を言えば今すぐにでも胸に飛び込んで行きたかった

 

だが、相手の正体がわかるまで、気を緩めることは出来ない。

 

にもかかわらず、凪は今とても充実している。

 

以前はできなかった方法でお互いを感じあう事が出来ている。

 

彼が消えてからの成長を実際に感じてもらえる。

 

それが凪にとっては何より一番大切だった。

 

「ふっ!」

先に動いたのは凪だった。

このままほっとけば確実に顔面直撃コースを狙っている。

俺はそれを下から『ロッド』のかたっぽで払い、そのままの勢いでもうかたっぽの先で凪のわき腹を狙う。

だが、そう簡単には当たらない。

それを見越していたように凪は地をけり、ひらりと舞いあがる。

「はぁ!」

凪が数m上空から地面に向かって気弾を放つ。

どんな脚力をしているんだろうか。

紫の力を使うことも考えるも、そのあと、凪に攻撃が当たらないうえ、他の色にチェンジする一瞬の隙を突いて凪は攻撃してくるだろう。

 

ならば道は一つしかない。

俺は、渾身の力を『ロッド』の先に集中して気弾を弾く。

 

防げると思っていなかったのか驚愕の表情を浮かべた凪を見て、俺は勝利を確信する。

 

凪の着地のタイミングを見計らって足払いし、着地に失敗した凪の顔前に『ロッド』を突き付ける。

 

さて、これからどう説と「お見事です。隊長」…へ?

 

「き…気付いてたのか?凪?」

「はい…確信を得ることができなかったので戦闘をやめることはできませんでしたが、うすうすと…」

「気付いてくれたなら、話すなりなんなりしてくれればいいのに!!」

「そ、それは…」

凪が口ごもる。なんだというんだ。

 

「それぐらい察しなさい、一刀」

「華琳」「華琳様!」

「あなたが消えてからこの3年この子がどんな気持ちでいたのかを考えなさいな。心の支えだったあなたが突然消えたあとの凪はひどいものだったわ。たとえば、昼間は泣いていたかと思えば、夜な夜なあなたの部屋に行ってあなたの閨に入ってにおいをかいでいたり、その先も一人でやっちゃってたし。何度私が閨に誘っても全然耳に入ってないし。あとは…」

「か、華琳様。は、恥ずかしいのでこれ以上は…!」

「ふふ、残念。ところで…「たいしょー!いつまでウチらはお預けくらってればいいんですか~?」あら、ごめんなさい」

沙和と真桜がふくれっ面で我慢できずに会話に参加してくる。

 

「隊長、すっごく強くなってたの!沙和あれは本当に隊長なのって華琳様に思わず何回も聞いちゃうくらいなの!」

「ほんまやで、しかも隊長結構手ぇ抜いてたやろ。それで凪相手にほとんど余裕ってどういうこっちゃ」

「いやいや、俺自体はそんなに強くなってないよ。クウガの力のおかげってだけで。

それより、お前ら2回もゲス野郎っておっしゃってましたよね。それも二人して。」

「うぐ…聞こえてたの…?とんだ地獄耳なの…」

「まぁまぁ、ええやないですか。それより、その力の仕組みが不思議なんや。それどんな仕組みになってんの?見たところ、隊長の筋力、感覚その他もろもろの基礎値上げってとこのようやけど。あ、あとあと…」

「ちょっと待ちなさい」

華琳が再び話に割り込んでくる。

 

「まず一刀、あなたいつまでその格好でいるつもりなの?それと三羽烏も含めてあなたたちはお互いに言う事があるでしょう?」

 

あ、俺まだクウガのままだった。

これ意外とその気がなくなっても無意識で消えないんだよなぁ。

難儀だ。

 

心のスイッチを切り、3年振りだろうか。肉眼で彼女たちを見る。

 

3年の月日は彼女たちをどう変えたんだろうか。見た目ではそんなに大差がない。

 

でも、これから時間はたっぷりある。

 

もう彼女たちの成長から目を離さないように。

 

俺はこの世界での役目をしっかりと果たそう。

 

でも、まずは…

 

「ただいま!凪、沙和、真桜」

 

「おかえりなさい、隊長」「おかえりなの~!」「おかえり!たいちょ!」

 

やっとかけました…

 

戦闘パートやっぱり難しいよ。

 

もうちょっとラノベとか読んでみようかな。

 

今回はリクエストにあった凪との戦闘です。

 

結構強引に持ってちゃったんで、多少のカドは目をつぶっていただけると助かります。

 

ちなみに凪の瞬間移動云々は縮地法のことです。

 

一応次回はほかのメンツとの顔合わせになるかと…

 

もう許昌戻ってきちゃったんで、これ以上個人個人での帰還場面を作れないなと思いまして。

 

一応、本家でいう拠点パートらしきものは作る予定ですので、ネタ作りに精を出してます。

 

軍師陣と春蘭、霞の影が薄い…

 

アイドル陣に至っては出てきてすらいない…

 

あーあ、ではまた次回!

 

PS

ワイルドタイガーのフィギュアーツ買えました。

 

あと、レスポンス?でアークル装備の一刀を書いてくださった方がいるんですが、どうやって紹介すればいいのか…

 

わかる方教えていただけると助かります。


 
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