No.307064

真・恋姫✝無双 ~平穏への歩み~ 2

yotty108さん

あれだよね、絵を描いてるとよくあるんだけど・・・・・・

容量?が大きすぎてせっかくいいとこまでいってたの停止しちゃって、そこまでの過程まで保存してなくて、ものすごくショックをうけるんだよね・・・・・・・

ゲームもそうだけどセーブはこまめにしよう!!!

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2011-09-25 00:55:32 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2138   閲覧ユーザー数:1144

注意書き

・オリキャラで進めています。なので、北郷一刀は出てきません。

 (自分の空想、妄想なので一刀のイメージが壊れてしまいそうだからです)

・キャラ崩壊があるかもしれません。

・小説とかあまり読んでなく、語学は苦手です。

・ほぼ気分転換とノリで書いたものです、つづくのだろうか・・・・

 

 

 

 

「張々!!起きるのです!!!!さっさと、そこをどくのです。」

 

 

小さな少女は必死に、上にのっている生き物を起こそうと揺らしているようだ。

 

 

そんな中、オレは先ほどの蹴りが鼻にクリーンヒットした痛みで悶絶しそうなのを必死にこらえていた。

 

 

「むっ!!まだ息がありましたか」

 

 

少女はそう言うと、張々??を起こすのをやめてオレを何度も何度も頭を踏みつけてきた。

 

 

オレは涙目ながら、とにかくクリーンヒットを避けるために動かせる範囲であがいて見せた。まるで、地上に打ち上げられた魚のように・・・・・・

 

 

「ちょっ!!まって・・・・・・やめ・・・・」

 

 

「いい加減、観念して大人しく踏みつけられろなのです!!!」

 

 

「なっ、まて・・・・意味が・・・・・分からな・・・・・」

 

 

「おまえが!!・・・・気絶しないと!!!・・・・・・張々を・・安心して・・起こせ・・・ないの・・です!!」

 

 

「なっ!!!」

 

 

オレは必死になって何度も繰り出される踏みつけを回避し続けた。

この時、素直に気絶していた方が簡単に事が運んだかもしれない・・・・・・

だけど、痛いのは嫌じゃん??

 

 

少女は疲れきるまで永遠と踏みつけをし続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ、ハァ・・・・・・いい加減にしろなのです・・・・・・・」

 

 

 

少女は疲れきったのか、汗だくになりながら近くの木にグッタリと寄りかかっていた。

 

 

「うるせぇ・・・・・そう簡単に・・・・・・やられてたまるか・・・・・・」

 

 

 

そんな生意気な口調とは逆に、上半身は足跡だらけで顔も汗のせいもあって泥だらけだ・・・・・

 

 

 

てか、上に乗ってる張々だっけか??あんなに動いたのになんでまだ寝てられるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワンッ!!、ワンワン!!!」

 

 

お互いに疲れきったのか交わすこと言葉もなく沈黙が続いていたが、それを破るかのごとく赤いスカーフ犬が泣き始めると同時に茂みの中に入っていった。

 

 

ガサガサッ、ガサガサ

 

 

赤いスカーフ犬が茂みから戻ってきたと思うと、オレは目を疑った・・・・・・・

 

 

 

 

 

そこには、もはやコスプレという範囲を軽く超えているだろう大きな槍?斧?を持った、深紅の髪をした女性が現れた。

 

 

彼女は、辺りをキョロキョロと見渡し、先ほどの少女のもとへとゆっくりと歩いていく。

その間、オレの視線は「信じられない」と彼女の持つ得物に奪われていた。

きっと本能的にあれが玩具ではないと感じたのだろう・・・・・・・・・・・

 

 

「れ、・・・・恋殿・・・・・・・」

 

 

 

「・・・・ねね、遅いから・・・・・・・探しにきた・・・・・」

 

 

 

そう少女に言うと、こちらに振り向くと先ほどと同じようなペースで歩いてきた・・・・

 

 

 

彼女が此方に向くのと同時に得物から彼女の眼へと視線が移った。

頭が勝手に得物から殺られると判断したのか、視線を外すことができず、体に力も入らず、妙に喉が渇き言葉もでなくなった。

それでいて、頭の中はパニックを起こしたのか、本当は口に出したいような言葉が頭の中でグルグルと渦巻きながら、変な考えが浮かんでくる。

 

 

蛇に睨まれた蛙?だっけかその意味がこの時ものすごくわかった気がした。

 

 

彼女が此方に向かって歩いてくるのが妙に遅く感じた。

彼女が少しずつ近づくにつれて、心臓の鼓動が高鳴っていく・・・・・・・・・・

頭の中の思考と心臓の鼓動で周りの音が聞こえなかった。

 

 

 

彼女の手が此方に伸びてくる。

 

 

恐怖でオレは目をギュッと瞑った・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・張々、起きて・・・・・」

 

 

背中がとても軽くなった。

 

 

恐る恐る、目を開けると大きなセントバーナード?を片手で猫掴みのように持ち上げていた。てか、あんな大きな犬がオレの上に乗っていたのか・・・・・・・・

 

 

流石に持ち上げられると、よく寝たと満足げに張々は大きな欠伸を一つした。

彼女も起きたのを確認すると張々を地上に下ろす。

 

 

そんな光景を見てか、いつのまにか落ち着きを取り戻していた。いや、どちらかというと緊張の糸が切れた時の脱力感のほうが合っているだろう

 

 

 

「恋殿、すみませんなのです・・・・・・・こんなことに恋殿を・・・・・」

 

 

 

「・・・・・・・・≪ふるふる≫・・・・・・家族だから・・・」

 

 

 

「恋殿~」

 

 

 

「・・・・・・それより、・・・・・あれは・・・・・」

 

 

 

いまだにぢべたに寝そべっているオレに二人が視線を向ける。

 

 

 

「わからないのです。張々を探していたら張々の下敷きなってたのです。助けようと必死に張々をどかそうとしたのですが・・・・・・・・」

 

 

・・・・・おいおい、どの口が言うよ。さっきまで踏みつぶそうと躍起になってたじゃねぇかよ・・・・・

 

 

「見たことない格好ですし、どこかの間者かもしれないのです。とりあえず捕まえてしまえば問題ないのですよ。恋殿!!!」

 

 

「・・・・・・・・≪コクリ≫」

 

 

彼女は頷くと、しゃがみ込み

 

 

「・・・・・・・・・・・たてる?」

 

 

 

すでに恐怖と疲労で抗う気力など無くグッタリとしていたが、問われたことに素直に行動しようとするが立つことができない。どうやら腰が抜けてしまったようだ。

 

 

「・・・・・・・す、すみません、・・・・・た、立て・・ません」

 

 

申し訳なさそうに、震えた声で返事をすると、

彼女はオレの服を掴み無言のままヒョイッと軽々と持ち上げ肩に担いだ。

 

 

疲れてしまって、持ち上げられたのにリアクションの一つもとれなかった・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

担がれ、彼女の体温が直に伝わってくる。さきほど感じた恐怖が嘘のように感じるほど暖かいなにかが彼女から伝わってくような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

オレは、その暖かさに甘えるように目を閉じいつのまにか眠りについていた。

 


 
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