「おらぁっ!」
「ふっ!」
ドゴォォォォォォッン!
鳴り響いている轟音は最早剣同士がぶつかり合って出る次元では無い。
この轟音は武器に纏わせている気がぶつかり合うことにより出ている。
だが、普通は気がぶつかった位では剣戟並みの音しか出ない。
気がぶつかった時に出る音の大きさは気の量によって変わる。
今二人が武器に纏わせている気の量はそれだけ多い。
「やっぱり一刀は戦うと強いな」
「当たり前だ。
俺は皆を守る為にこの力を得たんだからな」
「その中に俺達は含まれてないのか?」
「その腐った性根を直したら考えてやるよ」
「本当に意見が合わねぇ……な!」
「ふっ!」
ドゴォォォォォォッン!
「不意打ちなんて芸が無ねぇな!」
一刀は一気に距離を詰めて抜刀術の構えをとる。
「うるせぇ……よ!」
啓雅はバックステップで距離をとりながら大剣を振う。
一刀はそれを跳んでかわす。
「試してみるか……」
「?」
啓雅は武器を振り上げる。
一刀は何かあると思いバックステップで距離をとる。
その瞬間啓雅は武器を振り下ろす。
ドゴォッ!
「這え、『地龍』」
その瞬間啓雅の大剣から地を這う龍が出てくる。
一刀は脚に気を溜めて一気に跳んだ。
「予想範囲内だぜ!舞え、『天龍』」
啓雅は上空に向かって武器を薙ぎ払う。
すると、龍が空を飛んで一刀に襲い掛る。
「この程度!舞え、『天龍』」
一刀は『天龍』を放ち啓雅の『天龍』を相殺する。
そして、一刀は着地する。
「きりがねぇな……しょうがねぇ……最大奥儀で決着を着けるか」
「!」
啓雅は大剣に気を集めて薙ぎ払いの構えをとる。
一刀は刀を消して気を集める。
そして、啓雅は大剣を振う。
「くらいな!『黒龍牙』!」
「っ!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォッン!
今日一番大きい轟音が会場から鳴り響いた。
会場を煙が包んでいる。
徐々に煙が晴れていく。
そしてそこにあったのは
一刀が倒れている光景だった。
後書き
今回はここまでです。
次回一刀はどうなるのか!?
では、また次回。
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こんにちわ~
今回は一刀VS啓雅です。
二人共めちゃくちゃ強いです。
では、始まり~