No.296427

恋姫転生 王双伝

流狼人さん

書いてみたぜ

2011-09-09 17:02:14 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4030   閲覧ユーザー数:3605

作者よ、浮気癖を治せ。

 

 

「え!王ちゃん二股掛けとんの?!」

 

い、いえ。違いますよ??

 

 

さて、王双です。今私は『シスイ関』という場所にいます。

 

何故こうなったかは簡単。

 

1、董卓、洛陽入場。

2、帝に気に入れられる。

3、慢心王、調子にのる。

4、袁紹、切れる。

5、皆で董卓やっつけろ!

 

 

と、いう感じで反董卓連合が出来てこの『シスイ関』を華雄様、霞、慢心王の三人で足止めしている状態です。

 

あ。私は張遼、霞の副将ですので当然此処に配置されました。・・・何やら慢心王の目が痛い。

 

 

あれか?皆の前で慢心王をボコボコにしたのが拙かったか?だって、「我が力、存分に味わえ。」って言って『王の財宝』を出してきたんだぜ。しかも小声で「・・・あいつがいるから霞が俺に靡かないんだ。」って言ってるし・・・いや知らんがな。でも、当たると痛いしなぁ~・・・よし!!と、息を整え剣軍が発射される寸前で前へダッシュ。そして、顔☆面☆パ☆ン☆チ!!決めた!!と自己満足してチラッと振り返ると・・・歓喜喝采でした。何でも、あの一撃で慢心王撃墜。あいつを苦々しくしていた兵士から胴上げされました・・・ただし、あの勢いで霞が俺をハグしたから胴上げしてくれた皆が俺を横に胴上げしてくれました。着地は池。冷たかったです。

 

って感じでいろいろ合ったが、一兵士から一副将になりました。

 

御陰で、猟師仲間の候成・同郷の姜維・インテリヤクザな発明家の馬均が仲間になった・・・但し、皆俺の本拠地予定の陳倉の城に送った。

 

ほら、陳倉城って三国志の中でも難攻不落で有名じゃん。いち早く抑えられたからラッキーだぜ!!

 

って言ってるうちに連合の将が挑発をしてきましたね。

 

 

えっとまず関羽「臆病者の華雄、出て来いや!」、次孫策「華雄の負けっぷりをアンコール!」って感じですね。

 

華雄さんブチ切れ寸前。慢心王、その華雄に近づき何か言おうとして「がふ!!」華雄から顔面に一撃を喰らい気絶・・・コイツ顔が弱点か?

 

ん?また出てきたよ。え~と、金色の髪をストレートに伸ばし意外と凹凸のある体つき・・・霞並みの胸だな。何々?曹真・・・っえ!!マジ!!

 

「シスイ関の将兵よ!この私を討てる者がおるか?!居らぬなら早急に関から退け!!」

 

・・

 

・・・

 

ヨシ!!

 

霞、行って来るぜ。「え、何がや?!」とぉ!!「って、王ちゃん!!」

 

 

            ズドン

 

 

 

この音が戦場を支配した。将の名乗りに応じた・・・其れだけだと言うのに静けさが立ち込めた。

 

「この私、神速の張文遠が副将。王双、字を子全が引き受けよう。曹真殿。」

 

「ほう、関から飛び降りたにも関らず余裕の表情。姉上に献上するのもいいな。行くぞ、王双とやら。我が剣、受けてみy「残念です。」ッグハ!!」

 

曹真が剣を構えた瞬間、曹真が吹き飛ばされた。否、攻撃されたのだ。

 

王双の頭上で猛威を振るう二つの鉄球に。

 

「どこぞの将がこの鉄球をメアリーと呼んでいたが・・・少しマネしてみましょうかな?行きますぞ!芽亜梨ーーーーー!!!!」

 

突っ込んだ先に居たのは、関羽。

 

すぐに関羽は持っていた青龍刀で切りかかるも、鉄球『芽亜梨』の鎖が剣と腕に絡まれ外そうとした所に王双がもう一つの鉄球を投球し顔面を直撃。倒れた関羽は暫く痙攣し、動かなくなったのだった。あの曹操すら気に入った美貌を二度と拝めぬ姿となって。

 

 

孫策は素早く王双の背後に近づき切り伏せた・・・が。

 

「う、嘘!!」

 

孫策の剣は王双の肩に喰い込んだままなのだ。押す事も引き事も出来なかった。

 

すると王双が後ろを向いたまま鉄球を落すと両手で孫策の首を

 

            ゴキリ

 

と捻ったのだった。

 

孫策は首が明後日の方向を向き、其の場で倒れたのであった。

 

 

残った王双は、曹真の身柄を確保し関の中に戻ったのだった。

 

 

関の中は静かだった。

 

勇猛名高い関羽・孫策を赤子を捻るが如く瞬殺し、曹操軍の将を生け捕った将にどう声を掛けるか皆悩んでいたのだった。

 

「・・・王ちゃん」最初に声を掛けたのは王双の上司、霞。

 

「・・・っは。」

 

 

「・・・すまんかった。」

実を言うと華雄がもう少しで飛び出す所だった。本来、華雄が飛び出て関羽に斬られ僅か半日で勝負がつく戦いだったのだ。

 

「いえ、自分は最善と行動をしたまで。」

 

「・・・そうか。恐らく今日はもう、攻めては来ないだろう。見張りは交代し、他のものも休め!」

 

 

この日、霞の一声で董卓軍は休息に入った。

 

 

唯、連合の方では三つの陣にて悲しみの声が木霊していたのだった。

 

 

次回は奪われた御遣いを送る予定です。

 


 
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