「先生、この遺跡はどういったモノなんでしょうか。」
『そうですね、この遺跡は元々建っていたモノが風化したというよりは、
むしろ、この状態そのものを作りたかったのではないですかな』
「というと？」
『いずれは荒廃するというメッセージじゃな』

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「はぁ、空しいですね」
『いやいや、静かでいいじゃないですか』