No.280051

なつこい(田舎)無双 4回目

宇和さん

現代日本の田舎を舞台に繰り広げられる有り触れた日常を描くssです。

「許婚」、「幼馴染」、「ヤンデル」、「教師」、「幼馴染の妹」、「監禁系ヤンデレ」、「お嬢様」、「馬鹿」、「貧乏姉妹」、「ロリ」、「妹」、「後輩」、「義母?」、「大家」等のキーワードが散らつきますが。

あくまで、有り触れた日常を描いたssです・・?

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2011-08-20 21:18:36 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3894   閲覧ユーザー数:3211

4話 

 

3日目 朝

 

 

「・・起きて下さい」

「zzz」

反応なし。

 

「起きて下さい・・先輩」

「z・・zzz」

一瞬、反応があったように見えたが。

やはり動きは無い。

 

「起きてくださいと、何回言えば分るのですか・・」

「zzz~♪」

起きる所か、「♪」を出るほど深く安らかな眠りに入り込んだようだ。

 

「そんな安らかな顔をしても駄目ですよ・・」

「zzz~♪♪♪」

閉店セールの如く「♪」の一斉放出だ。

 

「よ、涎まで流して」

「zzz~z~zz・・」

ヨダレも無料で放出中だ。

 

「ほんとにだらしない位の寝顔ですね・・。そ、そんなの・・」

「♪~zz~♪」

ついに「♪」で「Z」が挟まれた・・。

どうやら・・安眠の局地に達したらしい。

 

もはや、この寝ぼすけは自発的に起きる以外、目を開けることは無かろう。

 

「・・嫌いです」

「zz!?」

あっ!易々と反応した・・(その底冷えする声に)。

 

「だらしないのは!」

「z!!!!!!!!!」

てな、感じで。

俺の田舎に戻ってから迎えた2回目の朝は、頬を結構な力で叩かれ始まった。

 

 

「・・えーと」

まあ、叩かれたのは一旦横に置いといて(一々、そこら辺からやったら、話が進まないし)。

えーと、またー俺んちじゃないなここ。

 

・・うーん。

俺を包囲する独特な匂い漂う、人を模した威圧的な黒い塊(防具)たち。

俺を次の獲物と定めかの如く物々しい雰囲気を発する、鋭利な刃物たち。

 

「ようやくおきましたか・・先輩」

「えーと?」

ねえ?俺の目の前で呆れた顔している愛紗君。

あと、俺を朝からぶん殴ってくれた愛紗君。

 

「ここどこかな?」

「どこって・・見れば分るともいますが」

そんな馬鹿にした目で見なくても、俺も大体分るよ。

たぶん・・あそこだけど。

 

でもさ、俺自身で認めたくない(違う場所に居る事=拉致された事を)から・・。

第三者?の愛紗にわざわざ尋ねたんだけど。

 

「道場だよね・・」

「そうです・・家(うち)の道場です」

そうかー・・。

愛紗ん家かぁーてっー事は、愛紗君、君は第三者所か主犯の可能性ありだね。

 

「・・・・」

じゃあ、次の質問を・・。

 

「なんで?」

「なんでとは」

いやっ・・。

 

「なんで昨日の夜、普通に実家で寝た俺が起きたら愛紗の家の道場に居るの?」

「練習です」

「はいっ?」

「昨日約束したではないですか・・。私の練習に付き合ってくれるって」

愛紗と約束?そんな不幸にしかならない行為を俺が・・したのか?

その約束って・・「二人で頑張ろう」って部長職(剣道部)の引継ぎ作業の際に愛紗に言ったら、まずは両親に挨拶しろって真面目な顔で言っちゃう、愛紗の過ぎた発想の賜物じゃあないか~もしかして。

 

「・・お忘れですか?なら、一発たたけば」

「お、俺は、昔のTVじゃないんだよ!!」

・・が、頑張って今、思い出すから!!

 

き、昨日、約束したんだよな!!

・・えーと、昨日は雪に捕まってなんか蓮と二人っきりにされて・・。

 

「えーと~・・・」

「・・早く思い出してください」

「わ、分ってるって!だから、竹刀を持ち出さないで!!」

 

えーと、その後に・・。

一枚きりの布団の中から、熱ぽく俺を見る蓮から開放されたのは時計の針がテッペンを回ったぐらいの頃だったかな。

「わたしじゃ・・だめ?」って、捨てられ雨に震える子犬のような表情に「ふじ~こちゃん!」ギリギリだった俺を、傷だけの星が入ってきて助けてくれたのだ。

 

 

まあ、雪の家から脱出後にも、雪の家(ち)の追っ手との激しい追撃戦があったが。

 

・・端折る。

 

なんかー思い出したら泣きそうだから。

なんかー非常に鬼気迫る追撃で怖かったのだ。

 

特に蓮だ蓮、あの娘は普段からは信じられないぐらいの勢いで襲ってきた。

急な豪雨が振る中、泥まみれになりながらも4足歩行で追いかけてくる、その蓮の姿はトラウマ確実だった。

分りやすく言うと、あのテレビから出る髪長娘に、ゴキブリ並の高速力を付け加えた感じだ。

 

まあ・・でも、そんなトラウマを負いながらも。

俺たちは家の近くまでなんとかたどり着いた。

 

さすがに、その段階で追っ手も諦めたようで。

・・蓮の遠吠えが遠くから聞こえたが。

俺たちも、安心して家に入ろうとしたのだが。

 

「せんぱい・・まってました」

門前に、雨で髪も服もべちゃべちゃで三角座りしてる愛紗がいて・・再びダメージ(心に)を追った。

安心しきった所に奇襲とは後輩ながら侮れない。

しかも、俺を見た瞬間、そんな状態で怖いほどの笑顔をしてきたからダメージはより増す。

笑顔は人の心を「ぽかぽか」させるが、状況や場合によりけりだ。

 

ちなみに愛紗がそーいう状況(笑顔が「ぽかぽか」しない)になったのは。朝から俺をまっていたらしい。

 

夜中に大雨が降っていたのにもかかわらず・・。

ごめん・・。やっぱ、健気通り越して、怖いよ愛紗。

 

その後、嫌々であったが。

風邪を引かせる訳にいかないので愛紗を家に招きいれた俺は、愛紗による言葉の暴力と脅しを食らい続け、最期には練習に付き合うって承諾してしまった。

 

 

そう・・承諾した。

 

 

・・・。

 

 

「・・・承諾してもうてる、ワテ!!」

似非関西弁で驚きだ!!

 

「うるさいです、先輩」

「ご、ごめん・・」

ううぅ・・後輩にうるさいって言われた。

俺、先輩なのに、しかも、同じ部の元部長なのに・・。

 

「なにか文句ありげな顔ですね、文句があるならハッキリと口にしてください」

「も、文句なんて今さっき打ち消しました!!・・ほら、だから愛紗!!おれすごーいスマイル!ねっ、ねっ!!」

ですから、竹刀を持ち出すのはやめてください・・。

 

「わかりました・・。では、その不気味な笑顔さっさと引っ込めてください」

「ぶ、不気味って・・」

 

なんというか・・。愛紗は昔からこーいう感じで。

「やさしくない娘」である。

 

誤解が無いようにいうが、「悪人」や「性悪」とかそういった類ではない。

というか、「悪」とかそういう言葉とは真逆の人間である。

 

修学旅行に決められた額しかほんとに持っていかないとか。

校長の朝礼を一言一句聞き逃さないとか。

学生手帳の中身をすべて暗記してるとか。

 

・・それぐらい、逆に駄目なぐらい真面目な娘だ。

ただ・・その真面目さの副作用というか、なんというか彼女は他人への付き合い方も真面目すぎるのだ。

 

つまり・・。

『他者でも自分に関わる限りは中途半端を許さない』

 

そーいう事になる。

それは本質的には悪い事ではないが。

 

とはいえ・・。

常時100%を求める彼女に、現実的に付き合いきれる人は早々いない。

具体的には・・。

 

「教師が簡単な間違えしたら、生徒の面前で罵倒(指導)」

「歓迎試合で3年を一瞬で倒した後・・弱すぎるって罵倒(指導)」

「同級生の男子がひやかしで愛紗を「かわいいー」っていったら失神させるぐらいの迫力で睨む」

・・とか、そんな事したら早々所か、付き合える人はほぼ皆無である。

そのため、部活に入った当時から浮いていた。

 

実際、俺が二年の時の部長もさじを投げてしまい。

華琳や雪という爆弾処理を毎日のように繰り返してきた俺に、「教育係」という言葉を添えて愛紗を押し付けてきた。

 

・・まあ、それ以来。

苦労をかかされながらも、俺は、なんとか「邪魔」から「先輩」と呼んでもらえるほどの仲に近づけた。

 

とはいえ、それが更なる苦労に繋がる原因になった。

なんちゅうか・・この愛紗は繰返しになるが「やさしくない娘」だ。

 

親しくなればなるほど、角が丸くなると思うことなかれ・・。

親しく接触が多くなればなるほど・・。

愛紗から無神経でやさしくない事をされる機会が多くなるのだ。

 

例えば。

「二人で食事をするほどの仲になった」=「俺の食べ方が汚いと公衆の面前で罵られる」

「俺の家に愛紗が遊びに来るほどの仲になった」=「紫苑さん(お手伝いさん)が気を利かせてお手製のお菓子を出したのに、「普通ですね・・」って言うとか(愛紗が帰った後にギスギスした紫苑さんと俺は残されるのに)」

「二人で都会まで時代劇映画を観に行くほどの仲になった」=「夏の直射日光降りかかる映画館前(公衆の面前)で思いっきり俺に消臭材掛け捲るとか」

 

えーと・・愛紗は「角がとれて」とか、そもそも関係ない。

愛紗は通常の状態が一般的には「角」なのだ。

 

しかも、ややこしい事に。

そんな娘なので、唯一できた仲のいい人は両親を除けば俺だけだ・・。

なので、一人じゃ出来ないことがあると、俺を無理やり誘ってくる。

 

今日の拉致もそうだ。

「一人だけの鍛錬じゃ成長できない」→「じゃあ、誰か誘うおう」→「誘えそうな人(友達)一人しかいない」→「じゃあ、明日先輩と一緒に練習で決まり」

たぶん、そんな感じで俺を誘ったのであろう。

 

ちなみに・・。

 

「連れて行こう」→「でも?先輩予定あるかも?」

上みたいな普通ある発想(やさしい)は愛紗には絶対無い。

 

「先輩と約束した」→「なら、その日、先輩をどうしようとも勝手」→「じゃあ、修行時間を少しでも長くしたいので先輩が寝ている間に道場に向かおう」→「(現場=北郷家)到着」・・まだ,寝てる・・じゃあ、今のうちに持っていちゃおう(拉致っちゃおう)」

ていう・・普通では考えつかない発想(やさしくない)でしか陥らない結果。

 

・・つまり、現状の俺の拉致状態が証拠だ

ああ・・愛紗の思考を考えると頭が痛くなってきた・・。

なんか、ちがう事、考えよ。

あっ・・そういえば拉致状態で思い出したけど。

「ねえ・・愛紗?」

「なんです、先輩」

「星には話した、俺を連れて行くって伝えた?」

「・・いえ、アイツにどうこういう必要ないですし」

「そ、そうか・・(ア、アイツって・・一応星も愛紗の先輩なんだけどな)」

ま、まあ・・ともかく、まずいかもな。

昨日みたいに星、また俺を探してやばい事をしてるのかも。

 

 

「雪!!懲りずににお前はまた主を!!」

「ちょ、ちょっと待ってよ!!きょ、今日はうちじゃないわよ!!」

「五月蝿い黙れ!!その捻じ曲がった心根を鉄拳で正してやる!!」

「きゃあああああああ!!!」

 

・ ・とか、そんな事になってそう。

いや・・星は連戦に継ぐ連戦でさすがにヘトヘトの様子だったから・・ないか

実際、昨日、家に着いた直後に失神するみたいに眠り込んじゃったぐらいだし(まあ、すぐ寝ちゃったせいで俺と愛紗の話(約束)を聞いてないから不安でもあるけど)。

まっ・・さすがに、今日は疲れて動くとはできないないだろ。

 

 

その頃・・現実

 

「はぁ・・はぁ・・・」

「「「「・・・・」」」」

 

ケチャップのついた木刀片手。

雪以下、雪の家の人間、全てが寝ているのか床に接吻していた。

 

「ここにはいないか・・なら、次は華琳殿ところを「ヤリに」いくか・・」

真実は小説より奇なり・・である。

 

 

まあ、とはいえ。

その悪鬼の如し、星の現状を知らない北郷は星の事を心から心配しはじめていた。

 

「・・ねえ、愛紗、悪いけど愛紗ん家の電話貸してくれない?」

「どこ電話するんですか?鍵を貸すのはいいですけど・・」

「家の鍵を閉めてるので」・・そう言葉を付け加えながら愛紗は道場の隅に置いていた「ハムだ朗(のポーチ)」の口の中に手を突っ込んだ。

どうやら、家の鍵は「ハムだ朗(ハムとハムスターを混ぜた感じのアニメキャラ)」の中にあるようだ。

 

一瞬、そんなポーチを使うなんて、かわいらしい所があるじゃないか・・と思ったかもしれないが。

ハムだ朗のボタン目は両方外れているし、多分、中では綿が洩れているはずだ。

愛紗は・・極めて機能的な問題で使用しているのだろう。

 

「星の携帯に。俺が、急に消えて探し回っているかもしれないし」

「・・アイツが心配ですか、先輩」

鍵を発見したらしく愛紗が俺のほうに寄ってくる。

なんか、一瞬動きが止まったけど。

 

「うん」

万が一の事がある。

そうなら、あんなボロボロで動き回るのは可哀想だし心配だ。

 

「・・・」

「愛紗?」

顔を下に向けてないで、その鍵を握ったままグーにしてる手をパーにしてくれない?

鍵・・受け取れないんだけど。

 

「やっぱり、駄目です・・貸しません」

「へっ?な、なんで」

電話ぐらい貸してくれてもいいじゃ?割引効かないといっても数円もかからないよ。

 

「家(ウチ)にいる事を知ればアイツが邪魔しにきます」

「い、いや・・たぶんそれは無いと思うけど」

星、ボロボロだったし。

俺の所在の確認さえ取れればこないと思う。

 

「いえ、必ずきます・・あいつは無神経ですから」

「い、いや・・」

無神経の塊である愛紗が言ってもなー。

 

「昔からそうです・・。私たちの練習に無理に割り込んで入ってきたり無神経なんですアイツは・・」

ああ・・そ、そういえばそんな事も。

でも、まあ・・別に三人で練習しても問題はないんじゃ。

 

「先輩と2人でご飯を食べてる時にも無理やり割り込んだり・・しかも、毎回ですよ」

ああ・・それもそう。てか、俺、女の子と2人っきりで食事とった事無いんだよなー。

時々、そーいう機会に恵まれても、星が何時の間にか入ってきてるし。

 

まあ。

俺的には愛紗との会話が冗談みたいに弾まなかった(てか、愛紗『食事は黙って食え』っていうからな)からよかったんだけど。

 

「2人で剣道の試合を泊りがけで観に行ったら、誘ってもないに勝手に付いてきたり・・それも何回もですよ!」

「ま、まあ、あれはやりすぎだったね・・」

愛紗のから秘密にしておけって言われたから、星は知らなかったはずなのに。

なにをどうやったのか、当日、駅にすまし顔でお泊りセット片手に立ってたし。

アレはさすがに驚愕だったし、一瞬星が怖かった。

 

「あ、アイツは自分が先輩の傍に居るのは当然な事だ見たいな顔して、いつもいつも無神経に・・」

「ま、まあ・・星は俺の家の家人だしね」

ある程度、当然といえば当然な気が・・。

 

「な、なにいってるんですか!!そんな甘いからアイツにストーカまがいな事を許すんですよ先輩は!!」

「ス、ストーカって・・」

ちょ、ちょっと俺のスケジュールに割り込みすぎるきらいがあるだけだよ。

 

まあ、盗聴器的な物とか盗殺カメラ的な物も仕込んでた時期もあったけど。

それも・・俺の護衛のために。

いやっ、まあ確かにこの平和な田舎で、なにから俺を護衛してるのかは分らないけど。

と、とにかく・・ストーカって訳では。

 

「とにかく!!アイツは邪魔なんです!だから、電話しちゃだめです」

「だめって・・」

ちゃんとした理由になってないよ愛紗ぁ・・。

 

「以上です・・これ以上なにか文句あるなら。・・力づくで説得してください」

「無茶苦茶だよ・・愛紗」

下手したら腕一本持っていかれそうなほど、マジな目をしてるよこの娘。

ま、まあ・・やっぱり大丈夫だよな~あんなボロボロだったし星。

 

 

その頃、星。

 

「ぐっ!!こ、ころせぇええ!!」

華琳を「ヤリに」行った星は2日連続の連戦ゆえか奮戦空しく敗れ。

今はグレイ型宇宙人の如く、春、秋姉妹に腕を捕まれ捕獲されていた。

 

「昨日といい今日といい・・な、なんなのよコイツは」

「は、はぁ・・たぶん、『あるじーーーーーーーーーぃ!!』と言いながら飛び込んできたのから察すれば、今日も北郷が拉致されたのかと」

頭になぜか包帯(昨日何かあったのか)をしながら華琳は辟易とした表情をする。

 

「ふ、二日連続で?(い、以外にポンコツね)」

「は、はぁ・・(た、確かに)」

秋と華琳が小声で言葉を交わす。

 

「か、華琳殿!!敵に、このような事頼むのはなんだが、情けで止めをさしてくれ!!」

「はぁ~?」

星の意外な性能に呆れているあいだに、星はさらなる呆れ発言をしだした。

 

「守れない所か捕虜の辱めを受けるとは・・あるじに死んでお詫びせねば」

「な、なにいってんのよコイツは・・こんな平和なご時世に」

「多分・・自分に酔ってるのかと。その証拠に華琳様・・姉者をご覧下さい」

時代錯誤甚だしくて頭が痛くなってきた(昨日、何かあったせいで血が少ないこともあり)華琳に対し、秋がもうしわけないような顔をして自分の姉を見るように伝える。

 

「ほ、星よ気持はわかるぞ~~~!!(涙)」

「・・ああ、あの娘(春)も酔ってる(わたしへの忠誠に)からね」

そこには・・秋が申し訳ない顔をするのもしょうがない状態の姉がいた。

 

「どうしましょうか?」

「・・表に棄ててきなさい」

 

「なっ!!華琳殿情けをかけるおつもりか」

「か、かりんしゃあ~しょれはひどいでしゅぞ・・ここは美しくちらしてやるにょが武門の情けという」

・ ・頭が痛い。

華琳と読者、作者が一致する。

 

「はぁ・・秋、泣いてる馬鹿の対処も任すは。私は輸血がてら、一休みするから」

「わかりました・・さぁ、姉じゃ、泣いてないでコヤツを表に棄ててきましょう」

「し、しかしじゃなぁ~」

「(あ、姉者の泣き顔、カワユスー!!)・・華琳様の命令ですから」

 

 

まあ、そんなこんなで星は。

表に「ぽい」ってされた。

 

「あ、あるじぃ~~~~~~!ある☆あ殺じあるじ!!!!!!!!!!!」

しかも、なんか壊れちゃった状態で。

「あっちから、あるじぃのにおいがするーーぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

しかも・・奇声挙げながらどっかに走り出した。

 

・・ご報告。

星(せい)と星(ほし)は似てるようで似てないようでです・・。

ファンの方は上手い区別をどーぞ。

 

てな、わけで保険が終わった頃。

愛紗たちはというと・・。

 

「では・・始めますから、先輩、さっさと着替えてください」

「わ、わかったよ」

えーと、どこに更衣室が。

うん、ない。

 

「えーと、愛紗どこで着替えれば」

「外の茂みで勝手に着替えてください」

あー。うん、君ならそうだね。

男の着替えなんてどーでもいい事神経回らないよね。

 

「じゃあ・・あっちの茂みで着替えるよ」

「・・・」

 

「な、なんでついてくるの?」

「隠れてアイツに連絡されないようです・・」

 

「し、しないよ・・携帯も家で無いんだし」

「・・万が一があります」

 

「万が一も無いって・・」

携帯も無いのにどうやって・・。

 

「鳩とか狼煙とか方法はあるじゃないですか」

「ないよ・・」

それは絶対・・。

 

 

「「「・・・・・・//」」」

 

 

数分後

「先輩きがえおわりましたか」

「う、うん・・」

 

「どうかしましたか、先輩」

「いやっ、なにか着替えてる最中いやらしい目線を感じたんだけど」

愛紗・・君じゃないよね。

 

「ただの自信過剰ですね。先輩の裸なんて誰も興味ありません・・」

「あっ・・うん、そうだね」

うん、その冷め切った目、確実に覗いてないね君は。

 

「それに、この道場は塀に囲まれてますし・・物理的にも不可能です」

「い、いやっ、確かにでも結構な数の目線を感じたんだけど・・2、3人」

 

「だから、気のせいです・・気持悪い自信過剰です」

「そ、そうだよね・・」

でも、そんなにハッキリ言わなくても・・。

 

「ご、ごめん、じゃあ始め様か」

「はい」

とはいえ、文句を言う勇気も無いので。

そういいながら俺は愛紗と共に道場に戻っていった。

「(ガサッガサッ!!)」

がっ・・。

北郷が着替えていた茂みの・・左側の茂み。

 

「や、やばかったのー」

「もう少しで気づかれる所やったー」

そこには実は三人の少女が隠れていた。

 

一人目は独特な語尾を持つ少女。

二人目は関西弁をしゃべる眼鏡をかけた少女。

三人目は・・。

 

「・・あ、愛紗先輩の様子がおかしいと思って付けてきたら」

騒ぎ立てる二人を無視して、一人血走った目をして愛紗と北郷を見つづける傷だらけの少女。

 

「ひ、一人、部長を独占するとは・・こ、こーいう時こそ、皆で部長を分け合い鍛錬するのが先輩というものであろう!!」

今、憤慨している傷だらけの少女の名前は凪(なぎ)・・北郷の中学時の2年下の剣道部の後輩だ。

 

「でも、凪ーうちたちは中学、愛紗先輩と部長は高校やし、そもそも部長は都会の学校やしー」

「そうなのー、一緒に練習する必要ないの」

後の二人は、真桜(まざくら)に沙和(さわ)といい・・この二人も凪と同じ北郷の二年下の剣道部の後輩だ。

ちなみに彼女らが「部長」と呼んでいる相手は、彼女達が剣道部に入部したての時の部長であった北郷の事である。

 

とはいえ、北郷卒業後、中学剣道部の部長職は「愛紗」→「凪」と代替わりしており実際は北郷には「元部長」という呼称が正確だ。

しかし、彼女らいわく自分たちの部長は北郷しかいないという事で・・北郷への「部長」という呼称は続いている。

 

「な、なにをいってる!!我ら剣道部三人衆は部長と何時でも一緒だ!!中学だろうが高校だろうがー都会の学校であろうがだ!!」

「な、なら、なんで隠れてるんやー普通に今から出て行って参加させて貰ったらいいやんか」

「そうなのー愛紗先輩は嫌そうな顔しても、部長なら喜んで迎えてくれるの」

そう憤慨する凪であったが、2人の反論に急に顔を青ざめる。

 

「ば、馬鹿言え・・私たちは夏の大会迫るこの次期の部活をサボってここにきてるんだぞ、そ、その点を指摘されたら・・ど、どう部長に言い訳すれば」

「そんな所を気にするんなら・・そもそもにサボらなきゃいいやん」

「そ、それはそうだが・・だが、そんな事をしてる間に部長が愛紗先輩の魔の手に落ちたらどうする!」

「魔の手ってなんやの・・あの鈍感な愛紗先輩がいきなり襲い掛かる可能性はないやろ」

「そうなのー愛紗先輩は馬鹿みたいに鈍感なの」

 

2人の冷めた(常識的でリアル)な反応に追い詰められがちの現部長であったが。

「と、とにかくだ!!・・私たちはこのまま隠れて部長を愛紗先輩から守るんだ!これは部長命令だ・・以上!!」

「「・・・・(はぁ~)」」

そんなもんが、はじめからわかってたら此処にいないのだ。

そーいう事でなんか変な覚悟を決めた一人は、半切れで会話を閉めた。

まあ・・暴力ふるって他者を黙らせないだけ、他の連中よりは生真面目な狂ってる娘である。

 

そのいまだ残る唯一の良心「生真面目さ」故か、溜息を吐きながらも黙って2人は付き合う。

ただ・・凪はともかく、あとの2人も覗きをしたせいか、鼻から赤いものが出ている。

 

まあ、所詮同じあなのうじなである事にはちがいあるまい。

 

 

なので・・。

「・・死ね」

「「「へっ?」」」

3人の意識は仲良く、その宣告(読者にはデジャブな)と共に消えた。

 

 

 

そんなきなくさくなった道場の外は知らず。

北郷は、軽く屈伸運動をしながら愛紗に尋ねていた。

 

「でっ、愛紗、鍛錬って何するの?」

まずは準備体操?てっ・・それはスポーツマンとして当然か。

なら、まずは重いメニューに耐えれるようにまずは軽めの練習から・・。

 

「まあ、最初は軽くメン打ち1000回でも」

「はい?」

はっはは・・な、なんかの熱血漫画じゃないんだからさ・・。

そんなの、漫画の内容をリアルにやった息子が怪我して母親が作者訴えるのがオチだよ・・。

いや・・まあ、俺は両親早死にしてるからね母親は訴えられないけどね。

 

でも、星が確実に命狙ってくるよ、だって星、母親以上にアグレッシブだもん。

小学生の頃、俺を喧嘩で右足骨折させた西田君、数日後闇討ちされて両足骨折した事有るもん。

結局、犯人わからずじまいだけど、西田君骨折した日、星がなんか折れたバット持ちながら「あるじ・・もう大丈夫ですぞ」って嫌な笑いしてたもん。

 

「あ、愛紗も成長したねー。冗談がうまくなって」

てか、ほんとに成長してて!!

メン打ち1000回なんて無理にきまってるよ!!

怪我する!!怪我する!!

そしたら、星が来るよ!星が!!

 

「冗談ではありませんが?」

なにを急に変なことをいってるんですか?みたいな顔をしやがって。

で、でも・・俺、現実みない!!

なんか・・自分が都合悪い状態になっても無理な高いテンションだけで押し切るうざい大学生みたいに俺「テンション」を武器に頑張る。

 

「ま、またまた~愛紗ったら面白い~ほんとはメン打ち100回でしょ、もう」

「ですから冗談では」

ふっふふふ・・。

この手は、その危険性からイジメの温床ともなる程の禁じ手ではあるが。

 

「いよっ~!この未来の爆笑王!!100回を1000回っていうなんて」

「わたしは冗談など・・」

多少の協調性があれば・・この馬鹿なテンションに乗るしかない。

 

「ああ~ほんと、面白かった!さあ・・100回メン打ち始めようか」

「・・」

まあ、社会に出たら通じないどころか白い目でしかみられないけど。

 

「さ、さぁ・・楽しく」

とはいえ・・愛紗も所詮は「テンション」というその場限りの行為に躍らされる高校生。

・・愛紗は、いやっ!!人=協調性の生き物である限り確実に乗る!!

 

「・・・・先輩、黙らないと黙らせますよ」

「は、はい・・」

黙らないと黙らせる(暴力で)。

こ、この娘(こ)協調性のかけらもない・・・人といえど、言葉も文字もない原始人の如き発想だ。

 

「じゃあ・・まずは1000回・・」

「お、俺の体、オシャカになっちゃうょ~!!」

発想、体力共に原始人の愛紗に付き合ってたら。俺の体幾つあっても足りないよ。

嗚呼・・。

「た、助けてよ~星」

 

 

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

「ひっぃいいいいいい!!」

きゅ、急に背後から異様なオーラが。

殺意100%な感じがびしびし伝わってくるよ!!

 

「今日は折角の2人っきりの練習なんですよ・・」

え、えっとーー。

あ、愛紗さん・・・声のトーンが凄い低いんですが。

 

「なのに・・なぜその名を再び出すんですか」

い、いやぁ・・ちがう、う、後ろに愛紗じゃない何か鬼的なものが絶対いる。

だって、なんか殺気が凄いもん・・。

 

「しかも・・なんでアイツに助けを求めるんですか」

あっ・・竹刀が俺の所に飛んできた。

こ、これって・・武器を持たぬものは切らぬっていう・・アレ。

いこーる、これもった時点で俺、鬼と戦うのてか・・虐殺されるの決定?

 

「いつもそうです・・いつも・・なんだかんだで最期は先輩はアイツを庇うんです、アイツばっか、アイツばっか!!」

・・。

あれ、なんで俺、いつの間に竹刀を持って愛紗と向き合ってるるんだ。

そ、そうか・・死ぬ時ぐらい武人らしく刀を持ってか・・。

うん、うん・・平時の中学剣道レベルで其処までの武士の心を持つなんて俺って凄い!

 

「・・・わたしには何時も冷たいのに、なのに、なのに」

うん、ちがった。

ただ、愛紗が怖くて体が勝手にいう事聞いてるだけだ。

恐怖ってすごいー。

地獄への道も恐怖に後押しされたら人って進んじゃうだね。

 

「先輩は!!いつも、いつも、いつも、あいつ、あいつ、あいつばっかりぃぃぃ!!!!!!!!!」

「・・嗚呼、俺、死んだかも」

一秒たたずに愛紗の竹刀が俺の頭部にぶち当たるな・・こりゃあ・・。

ごめんね、後、さよなら・・星えもん。

 

 

「たらたらったたーどこでも、木刀ぅ!!!」

ばちいいいいいい!!!!!!!!

その頃の雪一党

 

「まったく昨日はともかく、今日はなんだったのよ星のヤツ!!」

首領、雪は全身に包帯を巻きつかせながら寝転んでいた。

 

「まったく、忠誠心もあそこまでいくと狂信よ・・狂信!!」

ちなみにぐーたらな彼女一人を除けば皆、いまだ倒れているか、赤い床を掃除しているかである。

 

「雪様・・すみませんちょっとどいてください」

「あっ・・ごめんごめん、今どくから」

なので赤い床を掃除している命より、この場では地位が低い。

 

 

「ええとー、この辺りならそうじ終わってるわよね・・じゃあ、・・だいたいうちには今日カズトがいないって散々いったの・・」

「すみません・・倒れてる人を運びたいので」

「えっ・・ああ、ごめん障子の前に座ってたわね・・い、いまどくから」

なので病人を運んでいる、亞莎以下の地位だ。

 

「じゃ、じゃあ・・邪魔にならないようたって続けるわ・・ごほん!!・・えーと、どこまでいったっけ」

「おい、雪五月蝿いぞ・・外に出てしゃべれ、病人がまだ寝てるんだぞこの部屋は」

「えっ・・あ、ああ・・そうね、ご、ごめんなさい気が回らなくて・・じゃ、じゃあ・・外で」

以下同文・・なので冥以下だ。

 

「よーし!うちの庭は広いしここでなら・・大声を出してもいいでしょ。だいたい!!」

「姉上?こんな所でなにをしてるんですか?????」

庭で一人大声で叫ぼうとするその姿は、今、疑問を浮かべてる残念な妹以上に残念なので・・蓮以下であった。

 

「な、なんでもないわ・・」

それに気づけたらしく口を閉じた雪はぎりぎり・・踏みとどまった。

 

 

ばちいいいいい!!!!!!!!!

いい音だ・・うん、俺の頭、確実パカパカしてるな。

しかし・・こまったな、愛紗これで確実刑務所行きだ。

 

かわいそうにな~・・情状酌量も止めて証人としてでよ。

あっ・・でも、死んだら証人無理か。

 

てか、裁判の前に愛紗確実に星にやられるな。

そーなると次は星の裁判か。

こりゃあー俺も証人としていそがしくっ・・・。

 

「って、あ、アレ?・・痛くない」

ど、どーして。

あっ、愛紗の竹刀が・・。俺の頭の真上で木刀で止められてる。

木刀?俺が持ってるのは竹刀だから・・俺じゃないよな。

 

ッてことは。

この木刀の主はだれだろ・・?

そう思いながら竹刀の根元のほう(後ろを)向くと。

 

「あらあらら~どうしたの、あるじ君」

某ゲーム上手い声優みたな声を出して俺の目の前に立っていた・・それは。

 

「ほ、星!!」

「あるじよ、助けに参りましたぞ!!」

ほ、ほしーーーーーーーーーーーーーーーーーーえもん!!!

 

「チッ!!また・・邪魔を!」

愛紗が更に怖い顔をするがしったこちゃない。

俺にはほしえもんがいるもん!

 

「ほ、星助かったよーありがとう」

「ふっ・・あるじの身を守るのは当然ですぞ」

 

「そ、そーいえば・・ど、どうしたのそんなにボロボロになって」

「犬の喧嘩に巻き込まれまして」

「あっうん・・そうなの・・ごめん、嘘100%って分ってるけど、一旦置いといて話を次に移すよ」

星の怪我以上に気になる・・事があるので。

 

「あと、その干し柿みたいに吊るされた三人は」

けが人がいるから・・。

だって、トマトジュースでてるもん。

 

「この道場の周辺で隠れていたので愛紗の馬鹿の手先ものかと想い・・奇襲して」

「狩っちゃたの」

「はい」

笑顔で「ハイ」じゃないと思うよ。

トマトジュースだもん。

 

「お、おーい・・三人とも大丈夫か?」

「だ、大丈夫やない~・・。頭からトマトジュース的なものが止まらんのや」

「は,鼻からのもなの~鉄ぽいトマトジュースが止まらないの」

「ひ、酷い・・状態だな」

こ、こりゃあ・・病院に電話したほうが。

 

「ちょっと・・木刀で頭を叩いただけじゃないか」

なに平然とした顔してるの星!!

あと、木刀でも全力で叩けば完全なる凶器だよ。

 

「ほら、見てください・・凪は元気そうじゃないですか」

「えっ・・」

何時の間にか凪が、真正面に来て俺を嬉しそうに見上げてる。

 

「ぶ、部長!!お久しぶりです(ドクドク)」

「えっ・・あ、ああ・・久しぶりだね凪」

2年ぶりかな・・あのでもね・・。

 

「そ、その都会の高校はどうですか!!(ドクドク)」

「あ、あの・・う、うん・・楽しくやってるよ」

俺は楽しいよ・・でもね、凪君がね・・。

 

「そうですか・・そ、その部長実は私も中学卒業したら都会の高校へ進学しようかと(ドクドク)」

「えっ、その・・ああそうなの、てかそんなことよりさ」

そう、ほんとそんな事よりさ・・。

 

「それであ、あの第一志望は先輩と同じ学校なんで・・うまくいけばまた同じ学校に通えますね(ドクドク・・ぴゅー)」

「えーと、ねっ・・そのね」

は,話させてくれないかな・・い、急がないと・・。

 

「も、もしかして・・同じ学校に行くと迷惑ですか?(ドクドク・・ドク!!!)」

「いやっ・・そんな事は無いけどね」

いや・・君の現状からすれば逆に俺が(直接の原因は星だけど)迷惑かけてるし。

 

「よ、よかった!わ、私、絶対頑張りますね(ドクドク)」

「が、頑張ってくれるのはいいけど・・」

君がトマトジュースの出る量が酷すぎるんだよ!!

その元気すぎる様が線香花火の最期の灯火にみえてくるよ!!

 

「ほ、星!!すぐさま救急車を!!」

よ、呼んでくれ・・目の前の「私、頑張るぞ」って輝かしい未来をみてる娘の未来消えちゃうよ!!

 

 

「それよりも、あるじよ今すぐ帰りますよ」

「それよりもーーーー!!」

目の前の惨状みえないの!!

 

「・・待て」

あ、愛紗・・君なら!!

だって、愛紗にとっては凪は直接の部の後輩だし。

 

「先輩は私と練習をすると約束したのだ・・帰ってもらっては困る」

き、君も凪はみてないの?

 

「あるじのする約束は、わたしが承諾してないと認めん!!」

「馬鹿を言うな星!!お前にそんな権利など無いはずだ!!」

「ぶ、部長!!ちょっと・・顔赤くないですか?も、もしかして私とあえて興奮してるとか」

 

「いや・・あのね・・凪、多分目にね・・トマトジュ‐スが入ってるから赤く見えるんだと思うよ」

 

「あるっ!!私の家は代々北郷の家を守りつづけているのだ、だからあるじの身の安全のためには多少の束縛は許される!!」

「どこが、多少だ!!このストーカめ!!」

「そ、そうですか・・す、すみません!急に変なことを言って・・な、なんだろ私おかしいな・・頭がぼーとして変なことをいっちゃいました」

 

「うん、うん・・確かに星は、行き過ぎるところもあるけどね・・あと、凪多分、君はトマトジュースがたりなくなってるんだ」

 

「な、凪・・あんた味噌が味噌が!!!!!」

「た、大変なの!!!!!」

「こ、こら・・お前達部長の前であわただしいぞ・・す、すみません部長私のしつけぶそくです」

 

「あ、頭下げないでいいから凪!!!!!!!たれるたれおちるから!!!!!味噌が」

 

「帰れ!!このストーカ!ストーカ!ストーカ!ストーカ!ストーカ!!!!!」

「だ、黙れ!この無神経コンペアー!!無神経コンペアー!!無神経コンペアー!!無神経コンペアー!!」

「味噌ですか?はっ・・もしかして味噌汁がのみたいんですか!!なら、今から私の味噌をとかして・・って、それって部長の中に私が・・これってもしかして凄い破廉恥な行為ですか//」

 

「愛紗も、星も小学生みたいな喧嘩はやめなさい!!!・・凪、怖い、冗談抜きで怖いからやめてそれ!!」

 

「で、でも・・ぶ、部長のためなら・・わたしいやらしいこになります!!」

「ちょ、ちょいまち!!!!!!!!」

「ひ、ひっこぬいたらしんじゃうなのー!!!!!!」

 

「ふ、2人ともな、凪をとめてぇ!!!!!俺、そんなグロテスクな味噌汁の見たくないよ!!!!!」

 

「あるーじー(嘘涙)後輩の癖にあいさがーあんなこといってくるのですー叱ってやってくださいー(嘘涙・・隠れて愛紗に笑顔))」

「な、なに、先輩に擦り寄ってるんだお前は!!先輩、ここでまた星に甘い事したら・・先輩も粛清対象ですよ!!

「だ、大丈夫だ、昔に性犯罪者が味噌を切り取られた実例がある!!」

 

「ほ、星・・愛紗に火を注ぐから離れて、愛紗も飾ってある模造刀持ち出さない!!・・あと、凪!!今じゃ廃止されたぐらい死者でてるからそれ!!!」

 

「あるじ!!後輩に舐められたままでは近年ブームの日本の保守主義が荒らししてきますぞ!!」

「先輩!!ああいう・・保守主義がなんとかという個人の考え無くイデオロギーに依存する女に味方すると、革新勢力が集団で説得しにきますよ!!」

「・・み、味噌がと、とまらないの!!」

「こ、これはあかん!!しゃーないうちが凪を機械の体にして救ったる!!」

「ぶ、部長~。こいはひゅにゃはらひといいますが確かにそうですね、部長の顔がひゅにゃらはは~です」

 

・・・・・・・・・。

「(なに・・この混沌・・)」

 

 

 

そう思った,次の瞬間北郷は立ったまま気絶した。

なにを無責任な!!っと思うかもしれないが。

 

混沌を前にして狂っちゃう人がいる事実を見れば。

本能的にスイッチきちゃう、本郷は頑張ってるのだ!!

 

 

 

 

お知らせ(残酷な事実をリアルな説明で惑わす会より※)

当会は、お笑いで食べ物を粗末にしたときに『後でスタッフ一同で食べました』テロップ入れや『動物番組で自然界の厳しさを教えるとのタマワリながら、捕食シーンにモザイクを入れる』などで実績国内ナンバーワンです。

「ケチャップ」、「トマトジュース」、「味噌」はそのものです、他の物ではありません。

えーと、星が喉が渇いたのか持ってたトマトジュースとご飯の味噌(戦国時代には味噌は持ち歩ける携帯食だったので持っててもへんじゃありません)が3人にかかっちゃったんですよね~。ハイ。

 

・・以上。

またか・・な次回予告。

 

これ以降、どんどんつまらなくなるよ!!

っという、マジな宣言をしながら始まる次話です。

 

 

 

 

 


 
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