No.279929

真・恋姫✝無双 新たな外史を創る者達 二話

DOWANNGOさん

こんにちわ~
コメントで『続けて欲しい』と言うコメントが
あったので続けます。
私としては一軒も無いと思っていたのですがあって
びっくりしました。

続きを表示

2011-08-20 19:12:29 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4209   閲覧ユーザー数:3526

「かじゅと様~!もう飲めませ~ん!」

 

「はぁ……」

 

「一刀様申し訳ありません……」

 

一応言っておくと上のセリフは黒

下のセリフは白の物だ。

え?『』←これじゃないって?

何でも成長した龍はいろんな姿を取れるらしい。

で、人間の姿を取ってもらってる。

え?何で黒が酔ってる様な口調になってるかって?

それは約二時間前に遡るんだ……

この邑を襲っていた龍を倒した俺達に

この邑の長老が感謝の宴会を開きたいと言ってきたんだ。

何度も断ったんだが一向に折れ無くてなこっちが折れて

白と黒に龍の姿をどうにか出来ないかと言ったら人間の姿を取って

今に至る。

と、そう言う訳だ。

 

「黒がここまで酒に弱いとはな……」

 

「はい……ですから黒には酒を飲むなと言ったいるのですが……」

 

「言うことを聞かない訳か」

 

「はい……」

 

聞いてて可哀想になって来るな……

待てよ?俺は龍帝だから……

 

「黒、もう酒を飲むな」

 

「ええ~」

 

「俺は龍帝だろ?」

 

「うう~」

 

「成程」

 

白はそう言うと黒の周りにあった酒を片づけていく。

 

「一刀様~横暴ですよ~」

 

「うむ、確かにそうだな。

なら次から酔わない程度にしろ」

 

「は~い♪」

 

そんなやり取りで騒いでいると邑の若者らしい

男が走って来る。

 

「どうしたのじゃ?

そんなに息を切らして……」

 

「と、盗賊が……!

盗賊がこの邑に向かって!」

 

「何じゃと!?」

 

その報告と共に村人は叫び逃げ惑う。

 

「一刀様いかがいたします?」

 

「面倒なことには関わらない方が良いと思いますよ~」

 

「黒、お前まだ酔ってるか?」

 

「ぜんぜ~ん♪」

 

酔ってるな……

 

「お前は邑の防御でもしておけ。

白は俺についてこい」

 

「一刀様が出る幕では……」

 

「良いんだよ。

おい、そこの」

 

「はい!」

 

「盗賊は何人程だ?」

 

「二千程です!」

 

少ない方だな。

俺は一万(相手は全員マシンガンorショットガン装備)と

戦ったことあるから。

 

「長老、久々に美味い酒を飲んだ。

その礼でこの邑を守ってやる。

臣下の龍を一体置いて行くから

邑から出るなよ」

 

「なら我々も!」

 

「良い。

俺達だけでこと足りる」

 

「ですが!」

 

「黒、村人が出ない様にしておけ」

 

「了解で~す♪」

 

その返事を聞いて俺達は盗賊達が居る方向へと

歩きだす。

さて、俺の相手になる奴は居るのかな?

俺達は今邑の外で盗賊達を待っている。

 

「一刀様、何か策は?」

 

「策など必要あるか?

策は対等、もしくは自分より格上の

相手に使う物だぞ」

 

「そうですね」

 

そんなやり取りをしていると盗賊達が起こしているであろう

砂塵が見えた。

 

「ふう……」

 

俺は龍帝刀を抜いて盗賊達を見る。

何故かいつもは見えない筈なのに今日はその目が見えた。

獣の目だ。

俺がいつも骸にした者達の目。

大丈夫。

俺はあいつらを斬れる。

 

「さぁ、行くぞ。

白」

 

「はっ!」

 

白の返事を聞いた俺は走った。

ただ、獣を一掃する為に。

 

「ぎゃぁっ!」

 

「ぐはぁっ!」

 

「龍だ!逃げろ!」

 

「何だこいつ!」

 

聞こえる獣達の叫び声。

慣れてはいるが良い物では無い。

だが、今は後に居る村人達を守る為にこの声を聞かなくては

ならないんだ……

 

 

 

 

 

 

「終わったな……」

 

「はい」

 

全ての獣達を片づけた俺達は

邑に向かって歩いていた。

 

「一刀様これからどうなさいますか?」

 

「ああ、この乱世を治める為に旅に出ようかとと思う」

 

「旅ですか?」

 

「ああ、何となくだがやらなくてはならないんじゃないかって

思うんだ。

手伝ってくれるか?」

 

俺がそう聞くと白は跪き

 

「私はいつまでも一刀様のお傍に居ます」

 

「ありがとうな、白」

 

「はっ!」

 

そんなやり取りをしていると黒がこっちに向かって走って来る。

 

「終わった~?」

 

「ああ。

黒、早速だが旅に出るぞ」

 

「へ?」

 

「一刀様はこの乱世を治める為に旅に出ると仰ったのだ」

 

「そう言うことなら私も行くよ」

 

「そうか、ならば白!黒!

両名に命ずる!

両名はこの乱世を治める為に我と共に

この乱世で戦え!」

 

「「御意!」」

 

二人が返事をすると長老が袋を持ってこっちにやってきた。

 

「旅に出ると聞こえましたので。

こちらは少ないですが……」

 

袋の中に入っていたのは金だった。

 

「長老、これは流石に……」

 

「良いんですじゃ、村人全員の総意です」

 

「……そうか、ならばこの乱世を治めたらまたここに来よう。

その時はまた再会を喜び共に酒を飲もう」

 

俺はそう言って金の入った袋を差し出す。

長老は頷いてその袋を受け取る。

 

「はい!では、またいずれ」

 

「じゃぁね~♪」

 

「またいずれ」

 

「長生きしろよ、長老」

 

「ふぉっふぉっふぉっ!

あなたが再び来るまでは生きますぞ!」

 

「ふっ、では行くぞ。

白、黒」

 

「御意」

 

「は~い」

 

俺達が邑から出て姿が見え無くなるまで

村人達はずっと手を振っていてくれた。

そして、俺はまたここに来て村人と酒を飲むと

心に誓った。

後書き

 

どうでしたでしょうか?

少しセリフが多かったような気がしますが

気にしないでください。

それとアンケートです。

 

1 『にじふぁん』様で書かせて頂いている物と同じく董卓軍√で行く。

 

2 それ以外で行く。

 

の二つです。

2を選択する場合は希望√を書いてください。(既にコメント済みの方は申し訳ありません……)

それと分かりにくいと思いますので一応書きますが

一刀は他の世界のことを思い出しています。

では、また次回。


 
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