No.269757

セシリアの華麗なる妄想-織斑一夏の無限の可能性【番外編】-

赤鬼さん

第6話をUPした後に思い付いた話で、衝動的に書いたものなのでいつもに比べ、かなり短いです。

ちなみに今回の話を読まなくても本編には関わらないので読み飛ばしてもらってもOKです。

あくまで番外編なので。

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2011-08-11 12:33:48 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4678   閲覧ユーザー数:4435

 

 

 

 

 

 

 

 

Episode6.5:セシリアの華麗なる妄想

 

 

 

 

 

 

 

『織斑一夏クラス代表就任パーティー』の後、セシリアは学生寮の自室へと戻っていた。

 

彼女はじっと写真を眺めていた―――そう、『織斑一夏クラス代表就任パーティー』の際に一夏とツーショットで撮った写真である。

 

一夏の右手を両手を添え、抱え込むように自身の胸にまで持っていき、身を寄せ合っている写真。

 

実は写真撮影の際にクラスメイトに邪魔をされたのだが、黛先輩に必死に頼み込み、一夏をこっそり呼び出し、皆に隠れて写真を撮っていたのだ。

 

デジカメでの撮影だったのでプリントアウトするだけで写真は現像される。

 

パーティーが終わった後、黛先輩が部屋にまで来て、プリントアウトした一夏との写真を渡してくれたのだ。

 

黛先輩には感謝してもしきれない。

 

まぁ、一夏は世界でも唯一無二の男性IS操縦者なので話題には事欠かない。

 

今後、何かあった時に直ぐに黛先輩に知らせる―――という条件で写真の件を了承してくれたのだ。

 

未だに忘れられない―――クラス代表決定戦の時の一夏の言葉。

 

 

『守られているだけの人生は今日で終わりだ。これからは俺が―――俺が千冬姉を、家族を、守ってみせるっ!』

 

 

わたくしも一夏様に守られたい―――そして、わたくしも一夏様を守りたい―――

 

その想いは日を追う毎に強くなっている。

 

彼を想わない日はなかった。

 

まだ知り合って一ヶ月も経っていないが、恋をするのに時間は関係ない。

 

そして、インタビューの際の黛先輩が言ってた言葉を思い出す。

 

 

『えー、世界で初めての男性IS操縦者なんだから、もっといいコメントちょうだいよ~。世界中の女は俺の雌奴隷にしてやる、とか!』

 

 

―――世界中の女は俺の雌奴隷にしてやる。

 

 

もしも、こんな台詞をクラス代表決定戦の時のような強い眼差しで言われたら......

 

 

*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

 

 

※以下、セシリアの妄想です。

 

 

『セシリア、お前を俺の雌奴隷にしてやる』

 

 

『あ......、あ、あ、そんな......』

 

 

『お前を俺色に染め上げてやる』

 

 

『......あ......あ、はい......。わたくしを一夏様の色に染め上げて下さいまし』

 

 

目の前には一夏様が。あの強い眼差しでわたくしの心を射抜いてくる。

 

そして、一夏様の手でわたくしの首に首輪を付ける。

 

あぁ、これでわたくしは一夏様の所有物。

 

一夏様こそ、わたくしの全て......。

 

 

『さぁ、跪け。そしてこの俺に奉仕しろ。出来るな? 俺の愛おしいセシリア』

 

 

『はい、今から一夏様にご奉仕致します』

 

 

そして、わたくしは一夏様の体の至る所を口と舌を使って、愛撫する。

 

 

『もっと丁寧にやれ』

 

 

『はい、一夏様......』

 

 

大事な宝物を愛でるように優しく、そして丁寧に、―――そして世界で一番愛おしい一夏様の唇に舌を這わせ、舌で舐め、吸い付くようにわたくしは口づける。

 

そして一夏様はその逞しいお体を惜しげもなく晒し、わたくしも制服を脱ぎ、下着姿だけになる。

 

そして燃え上がる二人は―――

 

※以上、自主規制が入りました。

 

※これ以上は危ない描写になるので控えさせていただきます。

 

 

 

*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

 

 

はぁ~、いいっ、いいですわ。このシチュエーションっ!!

 

現実でこんな事をされてしまったら......わたくし......わたくしっ!

 

 

「おーい、セシリア? っていうかセシリアさん? 早く現実に戻ってきてーーー」

 

 

その日の夜はルームメイトの呼びかけも空しく響き渡るだけで妄想の世界へと意識を落としたセシリアには現実の声はまるでその耳に届いていなかった。

 

頬を赤らめ、ぼーっとしているかと思えば、いやんいやんというかのように身をよじる。

 

この娘は頭がおかしくなったんではないだろうか? と、本気で心配してしまうルームメイトであった。


 
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