No.265858

魏√風エンド 小蓮編

魏√風エンド小蓮編を投稿します。

全体的に少し捻ってしまいました。

もう少し小蓮ぽくかければよかったのですが・・・

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2011-08-09 00:14:24 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3090   閲覧ユーザー数:2722

赤壁の戦い

 

後の歴史にも名を残すこの大戦で孫呉は同盟国蜀と共に魏を倒し「天下二分」がなった。

 

先王孫策の遺志を継いだ孫権と天の御使い北郷一刀により新たな呉が出来ていくはずであった。

 

「かずと~か~ず~と~ってば~。まったくシャオをおいてどこいってるのよ?」

 

小蓮は祝勝会に一刀の姿がなかったので探しに来ていた。

近くの川原まで来ると一刀の姿がみえた。

 

「あっ、こんな所にいた。おおいかず「なんでだ!なんでなんだよ!!」かずと?」

 

声をかけようとした時急に一刀が叫びだした。

驚く小蓮はそのときにみてしまった。

 

一刀の右手が透けていることに

 

「なんとなくだけど気づいていたさ、こうなることは。俺は歴史を変えてしまったんだ。その代償があることには。だけど、だけどさ!!ならなんで雪蓮や冥琳を救わせてくれなかった!!俺が何を変えれたというんだ!!「天下二分の計」は確かになったさ。けどさ「赤壁で呉蜀が魏に勝つ」という事実は変わっていない。孫策も先に死んでいる。ほとんど変わってないじゃないか。それなのに消えないといけないのか?俺をここに残らしてくれよ。・・・頼むよ」

 

一刀の願いとは裏腹に一刀の体は徐々に消えてきている。

そんな一刀をみて小蓮は一刀に駆け寄りそっと背中から抱きしめた。

「・・・見られちゃったか小蓮」

 

「そんなにじぶんをせめちゃダメだよ一刀。シャオも一刀にはきえてほしくないよ。でもそんなに自分を責めてる一刀はもっと見たくないから」

 

「・・・シャオ」

 

「待ってるから。ずーと、一刀の事を。例え何度生まれ変わってもまた一刀と共に」

 

そういうと小蓮は一刀に口付けをした。

それは一刀が消えるまでずーと続いていたのだった。

 

「・・・一刀の馬鹿」

それから・・・

 

 

「はあ、これで何度目かな?」

 

「尚香様、いかがなされましたか?」

 

「ううん、なんでもな~い」

 

結局一刀は帰ってくることはなかった。

あれからシャオは年をとり一生を終えたはずだった。

それなのに気がつけばシャオは子供に戻っていて同じような人生を繰り返した。

そこに北郷一刀がいない事を除けば

 

「はぁ、確かこれで13回目かな?いい加減シャオのもとに戻ってきなさいよね一刀。もう顔もおぼろげになちゃったじゃない。このまま忘れるなんていやだからね」

 

シャオが部屋でたそがれていると一人の兵がやってきて

 

「尚香様大変です。尚香様がおしゃられていた流星が近くに落ちました」

 

その報告を聞いた小蓮は迷わず駆け出した。

少数の兵と共に報告のあった場所にやってきた小蓮は目に涙を浮かべた。

そこには

 

「やあ、シャオ1000年ぶりであってるのかな?やっと君のいる世界にやってこれたよ」

 

はるか昔に別れたはずのしかし最後まで忘れなかったあの笑顔の青年が立っていた。

後書き

 

いかがでしたか?

ちょっとオチを捻ってみたのでどういう風に感じられたか不安です。

 

やっぱり一刀君はあの場面ではあがいてほしかったですね。少しでも。

 

今回のテーマは

 

「たとえ何回生まれ変わってもあなたと共に」

 

ちょっと小蓮のキャラがおかしくなりましたがこんなイメージが浮かんだので書いてみました。

 

小蓮は実はもうひとつのオチもあったのですがこっちをあげました。

ご希望があればそちらもあげますね。

こちらはちょっとギャグ要素が入ってしまいますがww


 
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