降りてきた人物は霧雨魔理沙だ。箒に乗ってくる自称人間で普通の魔法使いが触れ込みだ。
「久しぶりだな霊夢、元気に縁側で茶でもすすっていたか?」
つっ込みどころはたくさん有るけどそれはほっといて最近博霊神社に来なかった理由を問いただした。
「理由?そんなものは無いぜ! ただ自宅の霧雨魔法店が潰れたのにはびっくりしたぜ。」
これには普段他人には無関心の霊夢も驚きを隠せなかった。
一つづつ訳を話しを聞いてみるとこういうことだった。
潰れたのは財政面ではなく蒐集癖が酷くて店の中に物を詰めすぎて店が重みで倒れた事。
それを聞いたアリス・パチュリー・にとりが援助にやってきた事。
アリスはご飯と着替えと寝る場所をパチュリーは必要最低限の魔理沙の荷物を保管するために大図書館を
そしてにとりは頑丈な家を作るために設計図を引いて他の河童仲間に材料を揃えているところである。
「それにしても魔理沙、身長が伸びたわね・・・・」
魔理沙のそっか~という言葉を鵜呑みにはできない霊夢である。
実際、霊夢の頭一つ分抜きん出ておりすくすくと育っていた様である。
「まったく、服のサイズが合わなくなる度にアリスに体の寸法を取られて何着も作っては
いろんな服を着させられるんだぜ、私は着せ替え人形か!!」
それは好意以上の何物でもない気がしたが霊夢は押し黙った。
それに魔理沙にある相談を持ちかけたかったからだ。
「あのね魔理沙、お茶を飲みながらでもいいから相談に乗ってくれる?」
魔理沙はどうせ他愛も無いことだろうと思い返事の変わりに笑顔を作り二人で縁側に移動した。
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