桜視点
「桜お姉ちゃん早く行こうよー」
「分かっておる。袖を引っ張るでない」
居住地を紫苑の屋敷に移して以来、紫苑の娘の璃々に懐かれてしもうたようじゃ。余のことを姉のように思うているに違いない。
余は過去の記憶が曖昧じゃった。父上に操られて益州の民に酷い仕打ちをしてしまったことを聞いて愕然とした。余はとんでもない過ちを犯してしもうたのじゃ。
余は殺されても致し方のないことであると諦めておった。それだけのことをここに住まう者たちにしてしもうたのだ。形骸的であったにしろ、余は益州の君主であった以上、責任を取らなくてならぬ。
しかし旦那様はそんな余に生きろ、と言ってくれたのじゃ。重罪人である余に向かってあのような笑顔で許してくれたのじゃ。
余は死ぬことを諦めた。余を許してくれた旦那様のため、そして余がこれまで蹂躙してきたこの地に再び平和の光が差し込み、誰もが幸せになることを見届けるために、余は見守ることにしたのじゃ。
「桜お姉ちゃん、どおしたのー? そんなに難しい顔してー」
「うむ、何でもないぞ。ほら璃々、外出する前に母上と旦那様にきちんと挨拶をせよ」
「はーい」
こうして純朴な娘の姿を見るのもなかなか良いものじゃ。余の罪は決して消えはせぬが、己の穢されてしもうた物が浄化されていくような心地がする。
「お母さーん、お兄ちゃーん、璃々、桜お姉ちゃんと街に行くねー」
屋敷の奥に向かって璃々がそう大声で告げると、奥の部屋から旦那様が顔を出した。
「桜と璃々ちゃんだけで大丈夫か?」
「ぬぅ、璃々はともかく余を子供扱いするでない。何度も言うておるが、余は成人を迎えておるのだぞ」
「いや、分かってはいるんだけどね。どうにも心配でね」
苦笑しながらそう言う旦那様。
そこまで余のことを心配してくれるのじゃな。何とも優しい御方じゃ。旦那様は認めはせぬが、愛妻である余のことを一時も側から離したくないのじゃろう。それに恥ずかしがり屋な旦那様を余がきちんと引っ張ってあげねばな。
「お前様よ! 外出は中止じゃ! ほれ、今から閨に行くぞ! 早うお前様の子を孕ませてくれ!」
「馬鹿なこと言うな! てか近いから!」
「乙女に恥をかかせるでない! ほれほれ、良いではないか!」
「さり気なく危ういところに触れようとするな!」
迫る余の頭を掌で抑えつけながら近づけようとしない旦那様。全く、元益州の君主である余がここまでしておるのに、いつになったら余の身体に身を託してくれるものかの。
「桜お姉ちゃん! 今日は璃々と遊んでくれるって約束したでしょ!」
余の服を両手で力一杯引っ張って怒りを露わにする璃々。
「ぬぅ、妹との約束を反故には出来ぬか。仕方ないの、お前様よ。今日のところはこれで勘弁してやろう。では行って参るぞ」
「あぁ。昼食までには戻っておいで」
余と璃々は手を振りながら、街へと出かけた。特にこれと言って目的があるわけではないのじゃが、年頃の璃々にとっては街に溢れる物は全て輝いて見え、過去の記憶の曖昧な余にとっては、それまでの記憶を取り戻すかのようなことじゃ。
この永安の住民は誰もが余に優しくしてくれる。これまで民たちを苦しめてきた元凶であるにも関わらず、余に笑顔で挨拶をし、時には店の商品をくれる者までおる。
本来ならば余にはそれを享受する資格なぞないのじゃが、彼らの優しさは余には温かく、眩いばかりの表情でそうする彼らの行為を、余には無下に断ることなんて出来なかったのじゃ。
「桜お姉ちゃん、今日は何して遊ぶのー?」
「そうじゃな。とりあえず市へ行ってみようかの」
「うん!」
余は許されざる人間。しかし、この可愛い妹の笑顔を守るため、旦那様との約束を守るため、罪を背負うて生きると決めたのじゃ。それが余の出来る唯一の償いと定め、どのような末路を辿ろうと、余は生き続けると自らに課したのじゃ。
一刀視点
璃々ちゃんと桜が街へと向かった後、しばらくしてから俺も桔梗さんの許へ出かける準備をしていた。今日は桔梗さんと他国の情勢について話し合う予定だ。
「紫苑さん、俺も行ってきますね。お昼には帰って来ると思います」
「分かったわ……」
紫苑さんは気の無い返事をしながら俺の袖を軽く引く。今日は、紫苑さんは部隊の調練で別々になってしまうから、少しばかり寂しいようだ。
「行ってきますね」
彼女の無言のアプローチに軽く唇を合わせて応えてあげる。俺と想いを遂げてから紫苑さんはよく俺に甘えるようになっていた。
俺よりも大人だからそういうことでも俺をリードしてくれることも多いが、意外と甘えん坊なところも俺に見せてくれた。それがとても可愛らしく、また愛おしかった。
唇を離すと、紫苑さんは紅潮しながらふぅ、と甘い溜息を吐いた。自分から誘ったくせにこうやって恥ずかしがるのも俺としては堪らない。
紫苑さんと別れてから桔梗さんの屋敷へと向かう。桔梗さんは広州の太守であるが、反乱が終結してから、州都の機能はほとんど永安に移っていたため、俺のサポートをする機会の方が多くなると、太守の座を別の者に託し、今はこっちに住んでいるのだ。
反乱によって成都が少なからず損害を受けてしまったため、現在はその復興活動の最中である。目処が立ち次第、ここから成都へと移ることも視野に入れているが、大陸の情勢を考えると、中原に程近い永安の方が良いのではという意見もある。
「おぉ、北郷、遅かったではないか。また紫苑と乳繰り合っておったのか?」
俺を出迎えると、早速いつもの皮肉っぽい笑顔を俺に向けながらそう言う桔梗さん。俺と紫苑さんの関係を、告げていないにも関わらず察してしまってからというもの、こうやって冗談を言うこともしばしば。
「そんなわけないでしょう。朝から桜の奴に迫られてしまって大変だったんですよ」
「ほぉ、さすがにもてる男は違うのう。朝から御盛んとは、英雄色を好むとよく言うたものよ」
「茶化さないで下さいよ。全く桜にも困ったものですよ」
「まさか我が宿敵と定めた相手があのような小娘であったとはの。これでは憎むにも憎めぬというものよ。首謀者が劉焉であったのだから、あの娘をどうこうしようというわけでもないがの」
さすがの桔梗さんも桜の個性的なキャラには圧倒されているようだ。あの容姿で成人、しかもそれなりの教養はあるようで発言も意外に正論が多いのだから仕方がない。
「まぁ良い。さて北郷、この図を見てもらえるか」
桔梗さんは卓上に大きな地図を広げた。大陸全土を簡略的に示した地図で、大まかではあるが各地を治める諸将の名が記してある。
「雅からの情報を纏めると、こんな感じだろうの。大陸の情勢も以前と比べると変わってきたものよ」
俺がここに来た当初は、大陸中に覇者を目指す者たちが溢れていた。しかし今ではその数も減り、それを目指す者も限られてきている。
益州を治める俺たち。西涼を治める翡翠さん。荊州を治める劉表。江南を治める孫策。そして、河北から中原を治める曹操。
俺の知る歴史とほぼ大差のない形になっている。ただ唯一違う点は孫伯符がまだ生きているということだ。確か孫策はこの時点で病死か暗殺かよく覚えていないが、この世を去っているはずだった。
――安心しろ。その程度ではお前は消されない。この先あの二人が歴史に関与しなければな。
確か管路が恋さんや月についてそう言っていた。孫策についても同じことなのだろうか。だが孫策という歴史に名を残す英雄の存在が、歴史に何ら影響を与えないとは思えない。
――世界は違えども、歴史は歴史。お前の知る通りの道筋を辿ろうと歯車は回る。
管路はそう言っていた。俺はこれを言葉通り、歴史は歴史として存在している、と解釈をしていたのだが、そもそも考えてみれば、ここは俺が知る歴史とは大きく違っている。
紫苑さんは益州に最初からいたし、月は暴君ではなく名君だった。麗羽さんも思った以上に優れた人物であった。それは俺の知る歴史とは大きく違っている。
俺の知る歴史を辿る、これはもしかしたら言外の意味が含蓄されているんじゃないのだろうか。何かまだ俺には分からない意味が……。
「北郷、どうした?」
「いや、大丈夫ですよ。雅から報告ありました?」
「ああ、お主の言った通り、曹孟徳は領内にて水軍の調練をしているみたいだの。巷でも南征を行うと噂が広まっておった」
南征――赤壁の戦い。
劉表を下した曹操軍が孫権と劉備の連合軍と争う歴史的大戦。まぁ江南を治めているのが孫策だから、孫策と劉備の同盟ってことになるのだろうけど。天下を分け目の戦が起ころうとしているんだ。
「それにしても北郷、儂らはこのまま静観しておって良いのか? 曹孟徳が荊州を得れば、儂らとて、いや誰にもあやつに対抗出来なくなるぞ」
「多分大丈夫だと思いますよ。俺の知る限り、曹操はこの先荊州から撤退せざるを得ない状況になりますから」
「ふむ……、まぁお主のことだから、儂はこれ以上何も言わぬがの」
さすがにこれから起こることについてあまり口外しない方が良いと思うから、赤壁の戦いについては黙っているけど、常識を考えれば曹操が敗北するなんて誰も思わないだろうな。
あのとき少しだけど曹操さんとは会話を交わした。それだけでもあの人が常人ではないことが、自分の肌を以って知ることが出来た。あの人は紛れもなく乱世の奸雄――大陸を支配できるだけの王の器だ。
俺もあの人が負けるなんて正直予想も出来ない。演義における曹操は何て言うか、良く勝ち、よく負けるような人物だけど、あの人が敗北する姿なんて想像すら出来ない。
相手が諸葛亮と周瑜という大陸における最高峰の智の持ち主なのだから、それでも仕方がない話だとは思うけど、あの曹操さんが二人の策にまんまとはまるだろうか。
戦略については俺では分からないから、今度、詠かねねにでも相談してみることにして、俺は、今は益州を繁栄させるために手を尽くさないとな。
「それから北郷、お主の提案通りの政策を推し進めておるが、さすがだの。農作物の収穫は前年に比べてかなり多い。また漢中に駐屯させている兵にも開墾をさせておるから、来年にはかなりの収穫量を予想できるぞ」
俺がまず目を付けたのは農業だった。益州が他の国と比べて農業に適していることを利用して、俺の国の作法を応用させた。肥料の作り方なども簡単にではあるが伝えてある。
また他国を相手に商売を行う商人には形の良い作物を高く売り、形の歪んだ物を民に安く売る。形が良いだけでも美味そうに見え、商人たちから貴族などを中心に売り上げが伸びたという報告を得ている。
俺の国と違って庶民は形なんかにそこまで拘りはないから、少しくらい歪んでいたって普通に買う。それで農民たちの暮らしは豊かになるし、商業も盛んになれば自然と国力も増すはずだ。
また漢中において屯田をさせている。漢中は軍事的に重要な拠点で、少なくない数の兵を駐屯させているが、調練だけでなく、農業もさせている。実際新兵にとっては農作業も訓練代わりになる。
漢中はおそらくこれから先も重要な拠点だから、安定した食料供給が長期的に得られれば、それだけこれからの戦いを有利に進めることが出来るだろう。
軍事に関しては目下詠から指導を受けている。俺も戦では総大将になる可能性がある以上、部隊を率いなくてはならない場合もある。今の俺は用兵術なんてものは身に付けていない。それでは駄目だ。
反乱軍を率いていたときはまだ紫苑さんと桔梗さんに頼ることが出来た。しかし益州の君主になった以上、ただ甘えるだけでは問題外だ。俺はこれから先、翡翠さんや曹操さんとも争うことだってあるのだから、彼女たちに勝てなくとも、肩を並べるだけの人間になりたい。
「儂の目に狂いはなかったの。お主はやはり大器の持ち主だ」
「まさか。俺なんて凡人ですよ。翡翠さんや曹操さんは俺からすれば化け物ですし、会ったことないですけど、孫策さんもきっと同じように化け物なんでしょうね」
「ふむ、孫伯符か。母親の文台殿の血を受け継いでおれば、翡翠や曹孟徳にも劣らぬであろうな」
「うわぁ、そんなのが相手じゃ俺がいくら頑張っても勝ち目ないですね」
「何を言うか。お主なら大丈夫だ」
俺の背中をばしっと叩いて励ましてくれるが、俺みたいな何の取り柄もない普通の元高校生が、歴史に名を刻むような英雄たちと並び立つのは何年、いや何十年必要なのか、と苦笑すら漏れてくる。
「あ、それから聞くの忘れていましたけど、劉備って人の情報は得られました?」
「おお、そのことなのだがの。劉表の許に客将として養われおるとのことだが、それ以外はあまり特筆すべきことはないようだの」
「そうですか……」
「お主が何故そのような人物に拘るのかは知らぬが、儂が聞く限りだと、確かに元農民で義勇軍を結成してからの功績はあるが、翡翠や曹孟徳、孫伯符には比べることも出来んの」
この世界の劉備がどんな人物なのか気になるのだけど、さすがにまだ情報が無いみたいだな。そろそろ段階的にも活躍が噂されても良い頃合いかと思ったのだけど、報告を見る限りじゃそうでもないみたいだ。
黄巾の反乱で挙兵し、各地を転戦して、反董卓連合では董卓軍の華雄さんを撃退し、それからは徐州で州牧をやっていたみたいだけど、袁術の猛攻を受けて徐州は陥落。それからは荊州の劉表の許で客将か。
徳の高い人物として民からは多少の注目を集めたこともあったみたいだけど、桔梗さんの言う通り、翡翠さんや曹操さんに比べると華がなく、今一つ足りない気がする。
やっぱり会ってみないと分からないか。天下の大徳って言われていたくらいの人だから、会えばきっと分かるかな。
その後、桔梗さんと軍事に関して軽く打ち合わせをしてから、紫苑さんの屋敷に戻り、璃々ちゃんと桜の帰りを待つことにした。
桜視点
「おや、璃々ちゃんに桜ちゃん、今日も市に来たのかい?」
「うむ。主らの店も繁盛しておるようで、余も安心したぞ」
「桜ちゃんに心配されるようじゃ、あたしたちの店もお終いだからね」
馴染みの茶店で団子とお茶を飲む。旦那様から多少の小遣いをもらっておるため、このくらいのことは出来る。店主の恰幅の良い女性は大笑いしながらも、いつものように余計に多くの団子を馳走してくれた。
余の本名を晒すわけにもいかぬため、民には己の真名を幼名と称して呼ばせておる。余は璃々と大して年齢も変わらぬように見られるため、誰もそれには気付いてはいないが。
「もぐもぐ……、おいしいねー、桜お姉ちゃん」
「ほれ璃々、口に入れたまま話すでない。行儀が悪いぞ」
そう注意しながら、璃々の口元を手拭いで綺麗にしてやる。
余がこれまでの人生をどのように歩んできたのかは分からぬ。それが果たして幸せであったのかどうかもの。余はただ父上の操り人形にしか過ぎなかったのじゃからの。
しかし、このように民と触れ合い、楽しそうな笑みを見ながら、暮らすというのは悪くない。余は決して幸せになってはならないが、幸せな者を見るのなら良いであろう。
「それにしても、本当に良かったねぇ。御遣い様がこの地をお治めになってから、治安も本当に良くなったし、税も以前よりも少なくなったみたいだしねぇ」
店主との雑談は余にとって楽しいものではあったが、余がこれまで行ってきた非道の数々を明確に知ることにもなるため、心がズキリと刺されたように痛むこともあった。
しかしそれを知ることも余の責任なのじゃ。余のもっとも大きな罪は無知であること。自分がこれまでしてきたことを何も知らずに生きることなど、余には出来るはずがないのじゃ。
店を後にしてからは、広場で子供たちと遊んだり、屋台の手伝いをしたりなど、民に触れ合い、直に民の声を聞いて過ごした。
「あれぇ? 桜お姉ちゃん」
そんなときじゃった。璃々が何かに気付いたのか、余の手をくいくいと引っ張った。何だろうかと、璃々の視線の先に目を向ければ、そこには一人の少女が倒れておった。
すぐにその娘に駆け寄って様子を調べてみるが、呼吸もしているし、外傷も見られない。綺麗な金糸の髪を流し、その身には余と同じような華美な衣服を身に付けておる。
薄汚れたその身から、どこかの貴族が落ち延びてきたのか、と予想してみるも、このままここに放置するのも気が引ける。
どこかに護衛の者でもないないのかと辺りを見回すも、それらしい人物は見当たらなかった。逸れてしもうたのか、それともたった一人でここまで辿りついたのか。
娘の端正に整った顔立ちは、まだ幼さを残しておるが、将来は必ず美人になることが分かる。しかし、その顔立ちを汗と泥がへばり付き、瞳には何を思うておるのか、涙すら浮かべてあった。
この娘を見て、余は何故か自分の姿を投影していた。余もきっと一人じゃったのだから。誰にも頼ることが出来ず、旦那様がいなければ孤独のまま人生を閉ざしておったのじゃろう。
「桜お姉ちゃん、早くお医者さんに見せないと」
璃々もこの娘が心配なのか、そわそわと落ち着きがない。紫苑の屋敷に居候しておる余には無責任な行動は取れぬが、璃々がするのなら心配はないじゃろう。
「分かっておる。璃々、街の者を二、三人連れて参れ。余とお主では運べぬじゃろう」
璃々は力強く頷くと、駆け足で協力してくれる者を探しに去って行った。
「安心しろ。余が助けてやる」
そう呟きながら、娘の額に汗で付いた前髪を払ってやると、娘は何かを求めるように余の手を握った。それだけで少し安心したような表情になった。
それからしばらくして数人の民を連れた璃々がやって来て、この娘を担ぎながら、紫苑の屋敷へと戻ったのじゃ。娘の容体が心配で背後で声がしたのなんて気が付かなかった。
「おやおやー、これは大変なことになりましたねー」
あとがき
第三十七話の投稿です。
言い訳のコーナーです。
今回は桜と一刀くんの日常をお送りしました。
初登場時にいきなり一刀の嫁発言をするなど、突拍子もないキャラとして登場しましたが、桜は意外とシリアスも担当出来ます。それなりに賢い設定です。
それから一刀くんのシーンですが、今回は一刀くんの成長に気付いていただければ成功かなと。政策については思いつきなので、あまり突っ込みは控えていただけると……。
己が消えるかもしれないという事実と、愛する者を守りたいという気持ち、この二つを手に、華琳様や翡翠さんと同じ舞台に立ちたいという意識が芽生えました。
本人は相変わらず鈍感なので、自分がどれ程のポテンシャルを秘めた人物であるのかは気付いていませんが。
未だに登場しない桃香に関してはもうしばらくお待ちください。間もなく登場させる予定です。
そして最後に桜が保護した人物。オリキャラではありません。キーパーソンというわけではないですが、作者が好きなキャラなので、それなりに活躍はさせたいなと。
それから三十五話に比べて三十六話の支援数が一際多くて驚きました(同じ閲覧数なのに十くらい違います)
同じような説明描写にも関わらず、どうしてこんなに違うのか不思議に思います。やはりオリキャラはあまり人気がないのでしょうかね。
それはさておき、やっと次回以降から物語が進み始めます。オリジナルストーリーとなってしまいますが、温かい目で見守って頂けると有り難いです。
相も変わらず駄作ですが、楽しんでくれた方は支援、あるいはコメントをして下さると幸いです。
誰か一人でも面白いと思ってくれたら嬉しいです。
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第三十七話の投稿です。
自分を取り囲む事実を受け止めながらも、天の御遣いは愛する者のために歩みを止めぬ。そして紫苑の屋敷に居候する身となった桜は一人の少女と出会う。
それでは三十七話をどうぞ御覧ください。
コメントしてくれた方、支援してくれた方、ありがとうございます!
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