No.229970

GROW3 第六章 体育祭二日目 武道大会一日目 part3

しゃなさん

織物文辺VSエイミー=エヴァンスの戦い

いつものことながらまだなにも考えてませんww

2011-07-23 00:26:03 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:356   閲覧ユーザー数:351

 

 1

 

 Dパート第三回戦第一試合

 

 織物 文辺VSエイミー=エヴァンス

 

 審判の合図により試合開始が宣言された。

 

 「こんにちはエイミーさん、ご無沙汰でした。

早速で悪いのですが、わたしにやられちゃってください(#^.^#)」

 試合開始早々思いっきり毒を吐く文辺。

 「えへへーーー」 

 「中毒者じゃないんだからもっと真面目に取り組んだらどうだい?」

 「真面目に取り組んでいいーんですか?」

 ふっ

 一瞬姿を消す文辺。直後にエイミーさんの身体がばらばらになる。

 「あららーあっけない」

 「(乱撃を行う小刀(バブリック・ディ・ソルド)」

 しかし直後、復活したエイミーさんが文辺の前に現れ、無数の小刀で斬激を入れる。

 ギギギギィィィィン

 ズザザザッ

 「あれー?なんで生きてるのー?」

 すべての斬激を素手で受けきって後退した文辺が言った。

 「殺す気だったのかい?それにしては殺気が見えなかったよ・・・

しかし素晴らしい反射神経だね。とっさにあれを全部受けきるなんて」

 「えへへー確かに。でもエイミーさんも全然本気じゃないじゃん。

それと何で復活したのかなぁ?」

 ニッコリ笑って聞いてくる文辺だが、実際は気が付いているみたいだ。

 「いわゆる吸血鬼さ。あの程度の攻撃ならばすぐに復活できる」

 「なっ!チートじゃん。そんなのありえないよww

この大会ルール見る限りじゃ勝ち目ないじゃんww」

 「そうだな」

 「肯定したーーー!!!

そこは否定してよ!やる気無くなるじゃんかーーー!!」

 「まあそうだな。じゃあこれからわたしを五回殺せたらわたしの負けだ」

 「ちょっおまww

そこはいっかいだろーー自信ないのかよーー」

 「これがわたしの能力なんだ。卑怯もなにもない・・・」

 ぶーすかたれる文辺。しかしそのあとにとんでもないことを言い出した。

 「えへへーー。じゃあ殺しの条件なしでいいよ。その代わり・・・」

 「その代わり?」

 

 「エイミーさんを廃人になるまで殺し続けてあげる(^_^.)」

 

 とんでもない悪魔である。

 

 

 

 2

 

 「えへへーー。吸血鬼っていっても痛みは感じるんだよね。じゃあそこが一つ目の弱点だね」

 文辺の手刀がエイミーさんの心臓を貫く。

 しかし何ともなさそうなエイミーさん。

 「今更痛みなんてよほどのことがないとどうってことないさ。それよりこんなに接近して

いいのかい?氷の御刀(アイス・ミレゾルド)」

 エイミーさんは、文辺の右肩を攫(つか)み、身動きをとれなくすると、巨大な氷の剣を

振りおろす。

 ビュッ

 ギイィィィィィィィィィィィィィィーーーーーン

 文辺は首を反らして刀を首で受け止めた。

 「ば、ばかな!?鋼鉄をも斬れる剣だぞ!」

 「じゃあ鈍(なまくら)だね。」

 ばっ

 攫んでいたエイミーさんの左腕が簡単にはじかれ、エイミーさんは少しよろける。

 その隙を見逃さない文辺。エイミーさんの胸の下に右手を横にして添える。

 「爆懺掌(ばくざんしょう)」

 ドドォ

 エイミーさんの身体に文辺の強力な一撃が入る。

 その衝撃で、攻撃を受けた反対側の服が破れて吹き飛んだ。

 しかし、文辺の攻撃は終わらない。

 両手で首を攫み、首を近付けながらのひざ蹴り。その後鳩尾に10発程パンチを打ち込み、

後の首を攫んでそのまま地面にたたきつける。

 地面にめり込むエイミーさんの首に、両足ギロチンで骨を砕く。

 そしてとどめのかかと落とし。

 地面にあおむけに倒れたエイミーさんの身体が3mくらい地中に埋まってしまう。

 激しい連撃に思わず会場は静まり返る。

 文辺は少し息を切らしていた。

 

 ぼこっ

 地面から腕が出てくる。

 「効いたねぇーーー」

 再び試合会場に立ったエイミーさん。

 先ほど受けた傷はもうない。

 「本当にチートだね吸血鬼なんて。正直勝てそうにないよ・・・」

 うんざりしたように言う文辺。

 「君だっておんなじようなものだろう。強力な障壁を常に纏(まと)っている。

そんな堅い防御じゃ簡単には崩せそうにない・・・」

 「お互いにお手上げか?ははっ

第一吸血鬼なんてけったいな能力なんて卑怯じゃないか。わたしなんて体術しか使ってないのに」

 「体術しか使えないの間違いじゃないかい・・・

それにその障壁も昔誰かに張ってもらったんだろ。君の姉も同じような気を纏っていた・・・

しかしそれを破れないとは言ってないよ・・・」

 「ふぅん?破れると。面白いことを言うね。見てる限りじゃ無理だと思うな」

 「じゃあ見せてあげるよ。吸血鬼の真の力を・・・」

 そう言うと、エイミーさんは呪文を唱えだした。

 

 

 

 3

 

 「・・・・・・・・・我の肉体を捧げ、神を降臨させたまえ・・・」

 エイミーさんの身体が紫色に光り出す。

 「随分長い呪文だったね。それでどうなるんだい?」

 退屈そうに聞いてくる文辺。

 「一分だけ神の領域(ゴッド・テンプレシオ)が使える。

この試合。あと一分で終わる。」

 「なんでそんなすごい技すぐに使わなかったのさ?」

 「使用時間が短すぎる上にリスクがでかすぎる。とくに相手が強いと暴走するから・・・」

 「ほう。だからわたしの実力を見てたと・・・つまり、一分間それに耐えたらわたしの勝ち

だね」

 「耐えられたらな・・・」

 ボッ

 キュューーン

 一瞬にして4、5回の瞬動をするエイミーさん。

 例の魔法陣を書きあげる。

 「動き回るだけか?それじゃあ時間がくるよ・・・」

 目で追う文辺。この異常なスピードにも反応しきっている。

 「五重風魔結界術式解凍開始」

 ぼぼぼぼぼ

 「風魔結界?わたしの結界を破りに来ないのか?何をしている・・・」

 エイミーさんの行動が読めずにその場から動けない文辺。だがやっと気がつく。

 「神の領域などハッタリか!わたしをこの結界内に閉じ込めるのが目的か!しかし結界如き

じゃこの神秘の血酷結界(ラリズドヴェール・ドルグドリヒ)は破れないよ」

 「残念でした。これは風魔結界ではありません」

 「何?まさか、まさか・・・」

 顔色を変える文辺。

 「特殊結界妨害魔法陣!」

 「そう。それに加えて、治郎右衛門の神の領域のひとつ、結界の無効化が組み込まれている」

 「ばかなっ?それでは最初の長い詠唱はこのためのもの!そしてわたしの結界を破るのでは

なく、無効化するということ。無効化ならば、結界の強度の強弱関係なしに消すことができる。

それに加え、周りに設置されている攻撃型魔法陣。これほどのものをたった一分で創るなんて・・・

 初めのセリフはわたしをだますための言霊か。まったく、最近の吸血鬼さんは恐れ入る。

参ったよまったく・・・」

 ぐったりとなり負けを認める文辺。これ以上戦って結界を消されるのを恐れたらしい。

 

 「文辺さん。正直純粋な体術ではあなたに勝てなかったよ。こんな卑怯な手を使ってしまって

済まないな・・・あと余談だが話しておきたいことがある」

 「話しておきたいこと?」

 「吸血鬼の再生能力は決して無限ではないし無敵ではない。生身の人間でもわたしに勝てる

と言うことだ。だから、今度はしっかりとした戦いがしたい。」

 そのセリフに文辺は核心を突いた。 

 「どんなことをしても絶対に勝たないといけない理由でもあったの?」

 文辺はエイミーさんの顔を見て確信した。

 「なるほどね・・・まったくそういうことか・・・

しっかし会長も罪だねまったく。

エイミーさん。頑張ってね。」

 「ありがとう」

 

 二人は握手をした。

 あんなに激しい試合をして結局どちらも無傷だった・・・

 

 勝者、エイミー=エヴァンス

 

 

 

 4

 

 武道大会の一日目が終わり、残ったメンバーは・・・

 

 1渡邊彰文

 2御狩懈刹那

 3孔雀院舞華

 4葱遅鮪

 5七天国使

 6籠山三尋

 7織物衣

 8湖都海天使

 9黒見暗天

 10エイミー=エヴァンス

 11三澤薪南

 12貢納松

 

 上記12名

 

 内本選出場者10名也

 

 

 5

 

 次回予告

 

 かなり厨二な感じですいません

 武道大会最終日にて本選メンバーが決まります

 本選メンバーほとんど考えてねーーーwww

 

 ということで次回

 

 GROW3 第七章 体育祭、武道大会最終日part1です

 

 ではでは


 
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