No.228603

GROW3 第一章 悪魔さんルート

しゃなさん

体育祭の種目決めをやるクラスにおいて、戦争勃発!

種目決めは平和にやりましょう。

そして、例の武道大会の詳細が明らかに・・・

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2011-07-18 02:01:32 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:375   閲覧ユーザー数:371

 GROW3 第一章 悪魔さんルート

 

 1

 

 現在我がクラス1-5では、種目決め戦争が起こっていた。

 うちの学校(流水学院)では、50種目以上もの種目から、出たい種目を選ぶのだが、

かなり大荒れだ。

 「はぁ?何言ってんのあんた!わたしが彰文と二人三脚に出るんだからっ。

だいたいあんたじゃ身長釣り合わないじゃない」

 「わたしがおにぃたんと出るんだもん。じゃましないでよ」

 二人が何やらもめているようだが俺が二人三脚するのは決まっていたらしい。

 いやいやまったく。

 すると、隣の席のエイミーさんが話しかけてきた。

 「大変だね。おにーさんは何の競技に出るのかい?」

 「ああ、これと、これだな。あんまりたくさん出ると最後のイベントで全力が出せないからね」

 俺は一応武道大会に出るつもりだ。これまで毎日治郎さんと組み手をしてきたし、生徒会の

連中とも多少は戦えるようになった。

 あと一カ月積めば、10番以内には入れるはずだ。

 何せ俺の知る限り、強いのは裏四天王の四人と顧問のエイミーさん、そして前年度本選二位だっ

たらしい夢幻くらいだろう。 

 治郎さんはでられないし表の連中は可愛さだけで選んだのだからたぶん出てこないだろう。

 悪くても7位には入れる。

 そんな勝手な妄想をしていると、エイミーさんが言ってきた。

 「おにーさんは本選までいくつもりかい?今の実力じゃまだ無理だとおもうな・・・」

 そんなことを言ってくる。この学校そんなに強い連中いたっけ?

 しかし、今思うと両生徒会メンバーを選ぶ際、時期的に三年生は省いた。もしや三年生に・・・

 

 「ねぇおにーさん。おにーさんさえよければわたしが鍛えてあげるよ。

わたしのすべてを教えてあげる・・・」

 ドキドキしてきた。

 頬杖をつき、じっとこっちを見つめてくる。

 可愛すぎる。

 思わず抱きしめてしまったよ・・・

 

 「コラーーー!!」

 遠くで声がする。

 悪魔委員長、三澤薪南だ。

 「なにやってんのあんた。この子にまで手を出して!!

いくらおんなじ生徒会メンバーだからっていちゃいちゃしないでよねっ」

 委員長は無理やりエイミーさんを俺から引き離す。

 なんてことを!

 まあいい、俺は自宅でも一緒なんだから、でへへへへ

 「だいたいアリスちゃんは放っておいていいわけ?」

 「もちろんアリスちゃんも大好きさ。でも今は・・・」

 横目でエイミーさんをチラ見する俺。

 にっこり返してくるエイミーさん。天使だなあ。

 

 「なにあんた彰文をゆーわくしてんの?だいたいおにーさんって。

あんたのほうが遥かに年上じゃない、腐れロリ!!」

 「言ってくれるじゃないか委員長。おにーさんは子供が大好きなんだ。

中身がBBAだろうが見かけがロリなら問題ないのさ。

何せ昨日は舞華を見て興奮してたからな。お姫様だっことか・・・」

 「舞華ちゃん。本当なのかなぁ今の」

 おいおい声がヤンデレみたいになってんぞ。

 「答えてよ舞華ちゃん。ねぇ、答えてよ。答えなさいよ。」

 「ちょっ。何でいきなりわたしに振るん?

会長は別にわたしのことなんて何とも思ってないんよ」

 ちらっと目配せをいれる舞華ちゃん。可愛いよ舞華ちゃん。

 「そ、そうだな。うん」

 いやいや助かった。

 「そういえばせっちゃんにも何かしてなかったかい?」

 「余計なことゆうなぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 いやいや確かに生徒会メンバーはみんなロリで可愛いよ。でもね、

それ以上爆弾を落とすなよーーーーーーー!!!

 「ねぇ本当なの刹那さん・・・」

 「やめーーーーい。もう話はいいんだ委員長!

早く競技を決めよう、これ以上は戦争が起こる。

みんな早く種目を決めるんDA-------------------------------------------!!!!」

 もはや教室はどす黒い異空間と化した。

 てゆうかニコニコ笑ってないで助けてください刹那さん。

 

 しかしまあ、こう同じクラスに裏生徒会四天王二人、番外一人、顧問一人、表生徒会の

天使(オアシス)さんも含め5+1もいるわけだがまったく。

 

 

 そもそも裏生徒会の結成は、入学当初会長になった俺が、天敵だった薪南を止めるために

集めた組織なんだよなぁ。

 一年二人を選んだ理由がロリだからっだったのは言うまでもない。

 二年の二人はもともと名の知れた元生徒会メンバーで、かなり強引に引き入れたっけか。

 

 昔というかまだ先月の話にしみじみしていると、教室は暴れだした生徒会メンバーにより

半壊していた。

 もっと仲良くしようぜ。

 

 

  

 

  2

 

 教室が半壊したため後日別の教室で競技種目決めを行った。

 今回はまあ無事決定したのだが、俺と二人三脚するのは委員長になった。

 (ついてないなぁ)

 

 そのあと例の武道会のついての説明があった。

 競技の出場条件があるとか・・・

 

 ひとクラス最大5人までの出場を許可する。

と、ゆう条件だけ。あとは何をしたって構わないらしい。

 武器や防具も使い放題の制限なしらしい。

 すごいなまったく。

 ちなみに5人までという制限つきだが0~5人のいずれかということだ。

 つまり参加しないクラスもいるだろうな。

 学年関係なく参加OKらしい。

 つまりひと学年7クラスのこの学校は、最大105人のメンバーが争うことになるのだが・・・

 

 夢幻の話によると去年は50人程度だったらしい。

 なるほどな。

 

 ちなみに余談だが、去年の本選。

 夢幻と戦った決勝の対戦相手は、夢幻に攻撃をかすらせもせず、

一瞬で決まってしまったらしい。

 三尋さんと松さんも出場したらしいのだが、まったく相手にならなかったらしい。

 しかもその男、去年二年生で、今年も出てくるらしい。

 すべての試合を一瞬で終わらせたため、能力どころかどんな人物かもわからなかったらしい。

 男であるという説も信じがたいという。

 そいつが今年も出てくるらしい。

 圧倒的な実力差のある相手・・・

 俺はなぜかそいつと戦ってみたくなった。

 

 そんなことを考えていると、もう参加者を聞いていた。

 俺はもちろん手を挙げる。

 ほかに手を挙げたのは・・・

 刹那さん、エイミーさん、舞華ちゃん、委員長、天使さん・・・

 6人だった。

 規定は5人、一人多い。

 てゆうか委員長は予想できたにしても天使さんは戦えるのか?

 どうやって戦うのか?

 この六人で勝負をしたら果たして落ちるのは?

 「こまったね。六人なんて」

 先生は言った。

 「この中で一番弱いんが手を引くんがええと思います」

 舞華ちゃんが手を挙げて言った。

 「そうだな。それがいい。会長は最強だからいいとして・・・

まあ薪南だろうな」

 刹那さんは言った。

 俺どんだけ高評価なんだよwww

 続けてエイミーさんが言う。

 「委員長が手を引くべき」

 「いいんちょやな」

 「です」

 満場一致で委員長だった。

 いやいやみんなもっと委員長は大切にしようよ。

 「ふーんそうなんだ。わたしがね。何か納得できる理由はあるの?」

 委員長は聞く。

 すると舞華ちゃんが答えた。

 「最初にゆうたやん、一番弱いんが手を引くて。委員長なぁはっきりゆうてあんたじゃ

無理やわ。あんたじゃ一回戦で負けるで。」

 「はっ?何を言ってくるかと思えばくだらない。

あなたこそ手を引けば。対して強くもないくせに」

 

 しかし止まりそうにない二人に俺は提案した。

 「六人揃って出られればいいんだな」

 俺の言葉に耳を疑ったのか委員長は答える。

 「無理だからこうやっていってるんじゃない」

 叫ぶ委員長に対し俺は携帯を出す。

 携帯のデブラボタンを押す。聞こえてきた声は・・・

 

 『6人の出場を許可する』

 「なっ!?」

 「え?」

 

 何の事だかわからない二人。

 簡単に説明すると、俺の祖父である校長に頼んだのだ。

 いやいやもっと抵抗してくれじいちゃん・・・

 まあ助かったが。

 

 とゆうことで例外ながら6人の出場が認められた。

 

 俺はこの時まだ知らなかったのだ。

 この大会の恐ろしさ。

 表生徒会連中の実力。

 そして、本選で現れる連中の異常なまでの実力を・・・

 

 

 

 

 

  3

 

 

 あのあと大会の出場申請をしてきたのだが、予選のメンバーは75人。

 例年より多いらしい。やっけだったルーキーでもいたのか?

 トーナメント形式らしいのだが抽選が終わるのが三日後らしい。

 夢幻はシードとか言ってたな。

 それよりもさっきの教室で、エイミーさんが言っていたセリフが気になる。

 その実力では本選にも厳しい、か・・・

 本格的に鍛えないといけないな。

 

 そんなことを考えながら歩いていると、委員長が話しかけてきた。

 「ねぇ、今から遊びに行かない?」

 「な、なんだよ急に?」

 「急じゃないよ。ずっと思ってたんだ」 

 「何をだよ?」

 「彰文とデート行きたいなぁーって。

 だって大好きなんだもん。あんたのこと」

 ニッコリ笑って言う委員長。

 「な?」

 なにいってんだこいつ。

 冗談だろ・・・

 「なぁーーんてね。冗談」

 顔が近いぞ委員長。

 速くなる心臓の鼓動。

 ばかか俺は、委員長だぞ。

 って・・・

 委員長ってこんなに可愛かったか?

 いや、そんなはずがない・・・

 「何?顔赤くしちゃって。もしかしてわたしの顔見てドキドキしてるとか・・・」

 その通りなんです委員長・・・

 すまない嫁たち。

 こんな委員長反則だ。

 「ふーん。わたしを見てドキドキしてくれたんだ。へー・・・

べ、別にあんたのことなんて何とも思ってないんだからねっ

勘違いしないでよ、ね・・・」

 委員長はなぜか泣きそうだ。

 まるで何かを後悔しているように・・・

 

 「ねえ、彰文っ。これからどこいこっか・・・」

 

 そのときの委員長の笑顔を見た時、俺は意識が持って行かれそうになった。

 

 

 

 

 次回予告

 トーナメント表の発表

 それとともに見えてきた未知のあいてとは

 体育祭直前に迫り修行はさらに激しさを増す

 

 次回

 自分の進むべき道

 

 長くなってもうしわけないです

ではでは


 
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