俺は鳴蓮姉様に書状を送ってきた奴に挨拶をして、近くの店で食事を済ませ町を見て回った。
想「さぁて、錦帆賊にあのクソ野郎を殺られる前に、証拠を集めてしょっぴくか。眞音(まのん)、鐘音(べるね)、いるか?」
眞音「眞音ここに。」
鐘音「鐘音ここに。」
眞音、鐘音は今ある孫呉の隠密部隊とは別に作った俺の隠密部隊に所属している。部隊と言っても全員で七名しかおらず、七名は姉妹の関係にある。この七名は賊に村を滅ぼされた孤児で餓死寸前の所を助けいつの間にか俺の親衛隊の真似事をし始めたので俺専属の隠密部隊にした。ちなみにこの七姉妹の容姿はうみねこのなく頃にの煉獄の七姉妹と同じだ。
想「二人にあのクソ野郎がしている事の証拠を集めてくれ。」
眞、鐘「「御意。」」
そして夜になった。
チリーン。
侵入者「死ね。」
鈴の音の後にそう言って、侵入者は太守の首を獲ろうとしたが俺はそれを防いだ。
侵入者「ちっ、何者だっ!」
想「初めまして、君は錦帆賊の人間で良いのかな?」
侵入者「あぁ、そうだ。それで貴様は何者だっ!」
想「俺は太史慈だ。鈴の甘寧。」
甘寧「なっ、江東の鬼神、橙なる種、人類最終といわれているあの太史慈かっ!!」
想「そうだ。」
甘「貴様のような奴が何故そんな奴を守るっ!?」
想「ここの太守である此奴から依頼が来てな。」
甘「だがそいつは人売りとかをしているのだぞ!」
想「だが証拠がない。」
甘「ちっ、所詮貴様も役人という事かっ!」
そう言って甘寧は攻撃してきた。俺はその攻撃を受け流した。そこから甘寧は俺に向かって攻撃を続け俺はそれを全て受け流し、最後には俺が甘寧を捕まえた。
想「此方の用事が終わるまで少し大人しくしてろ。」
甘「どういう事だっ!」
想「可笑しい思わないのか?こんなに五月蠅くしているのに件の本人が騒がない事に。」
甘「そう言われれば。」
想「余りにもウザ・・・鬱陶しかったから眠ってもらたんだよ。」
俺がそう言うと甘寧は吃驚していた。
眞「想夜様。」
想「眞音か。証拠は見つかったか?」
眞「はい。これです。」
そう言って眞音の差し出した書を甘寧を片手で拘束し、もう一方の手で受け取り、俺は受け取った書をパラパラ捲り中を少し確認した。
想「良くやったな眞音。それで、鐘音は何処に行った?」
眞「それがお腹が減ったとか言って厨房の方に。」
想「はぁ、全くあの子は。(呆れ)」
眞「それで、想夜様が捕らえている者は何者ですか?」
想「あぁ、彼女は鈴の甘寧。錦帆賊の頭だ。」
そう言って俺は甘寧の拘束を解いた。
甘「どういう事だ。どうして私の拘束を解いた!?」
想「それはだ、お前ら錦帆賊に我らが孫呉に来て欲しいからだ。」
甘「我らは賊だぞっ!」
想「あぁ。だがお前らは民から奪わず悪官達からしか奪わない義賊だ。」
甘「だが・・・。」
想「ごちゃごちゃ言うなっ!俺が来いと言ってるんだ。貴様が今までの事で人を殺しその事に罪の意識を感じるならば、我らが孫呉に来てもっと多くの者をその身で、その力で守れっ!」
俺がそう言った。
甘「はっ、はいっ!!」
想「よし、ならこれからこのクソ太守の犠牲者を救いに行くお前も手伝え。」
甘「御意。」
想「眞音、案内頼むぞ。」
眞「御意。」
こうして俺らはクソ太守の犠牲者を助けに行った。
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恋姫無双~転生せしモノ~#6 です