今すべての人が瞬きを、忘れていた、その理由は
秋蘭「ふう・・・」
恋「・・・・うっ」
平然と立っている秋蘭と、何とか立ち上がった恋の姿である
桂花「華琳さま!!連れてきました!!」
一刀「何だ?華琳」
華琳「一刀、秋蘭に何をしたの?」
一刀「何って?修行だけど」
華琳「五日・・・」
一刀「ん?」
華琳「大会が決まる前と、開催までの期間を合わせても、五日しか経ってないわ・・・たった五日で恋を、飛将軍呂布に圧勝できると?」
華琳の目には、僅かに殺気が混ざっていた
風「お兄さん、正直に話した方が良いですよ」
稟「そうですね、私も正直気になっています、どうすればあれだけの力量を手に入れれるのか知りたいです」
一刀「わかった、じゃあまずは氣に付いて話そうか」
一刀は、華琳達に説明を始めた
秋蘭「恋、まだやるか?」
恋(コク)
秋蘭「そうか・・・なら」
そういい終わると、秋蘭の手が緑色に光りだす
秋蘭「風月!!(ふうげつ)」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
秋蘭の弓矢から、矢の形をした、五つの氣が放たれる
恋「くっ!?」
恋はそれを避けると、瞬時に秋蘭の前に駆け出す
愛紗「恋が、一方的に押されるなんて」
星「それだけじゃない、秋蘭は恐らく、まだ全力では無いはずだ」
鈴々「にゃ!?全力じゃないのか!?」
紫苑「一体何があったら、こんなに強くなれるのかしら?」
愛紗達が話している間に、恋が秋蘭の後ろを、取っていた
秋蘭「何!?」
恋「ふっ!!」
恋が秋蘭に攻撃したその時
ガーン!!
恋「くっ!?」
秋蘭「風神壁(ふうじんへき)」
秋蘭の体が、緑色の光に包まれ、恋の攻撃を防いでいた
春蘭「なっ!?何だあれは!?」
霞「秋蘭の体が光っとる!?」
季衣「すごい・・・」
流琉「秋蘭さま・・・」
今まで見たことの無い戦い方をする、秋蘭の姿に全員釘付け
愛紗「あれは一体!?」
紫苑「氣の壁・・・」
星「紫苑、お前・・・出来るか?」
紫苑「まず無理だわ」
鈴々「反則なのだあんなの!!」
紫苑「普通氣は、肉体強化などに使うものだは、それを意識して自分の意思で発動させるなんて、そんな事できるのは、祭位な者よ」
星「それを意図も簡単に、しかも短期間で覚えたと言うのか!?」
愛紗「これが、秋蘭なのか・・・」
愛紗達は絶望感に捕われていた
桃香「なんなの、あれ・・・」
蒲公英「恋の攻撃が届いてない!?」
焔耶「くそ!?一体どんな妖術を使ったんだ!!」
桔梗「あれは、氣の壁じゃな」
翠「氣の壁?」
桔梗「うむ、自分の体の周りに氣を放ち、恋の攻撃を防いでおる」
音々音「そんなの、反則なのです!!」
朱里「そ、そうですよ!?」
雛里「あわわ、朱里ちゃん落ち着いて」
桔梗「いや、氣自体を使うのは反則では無い、とにかくあの壁を何とかせんと、切りが無い」
蒲公英「何とか出来なかったら?」
桔梗「恋の負けじゃ」
桃香達は桔梗の言葉に、反論が出来なかった
華琳「あれが、秋蘭の氣・・・」
風「綺麗ですね~」
稟「風、そう言う事じゃなくてですね」
桂花「ここまで来ると反則ね」
一刀「あれ?何言ってんの、さっきから見てたんでしょう?」
華琳「それは、そうけど、ここまでじゃ無いは、それよりあれが秋蘭の属性なのね?」
一刀「ああ、風だ」
風「確か、貫通・守りでしたっけ?」
一刀「そっ、後は水の治癒・守りだ」
桂花「そういえば、途中に聞いた五つは何よ?」
一刀「強化・感知・放出・治癒・具現化か?」
華琳「確か秋蘭は、強化と放出だったかしら?」
一刀「ああ、見分け方は、瞳の中の氣孔球て言う模様が光るんだ、それが星型に並んでいて、右から強化・感知・放出・治癒・具現化の順番に並んでいる」
風「お兄さんは、強化・放出・ですか?」
一刀「あと具現化ね」
華琳「ふーん」
一刀「何?」
華琳「別に、それよりもっと説明なさい」
一刀「はいはい」
一刀は華琳達に説明を続けた
恋「ハアハア・・・」
秋蘭「そろそろ終らせて貰う・・・神風!!」
ブオン!ブオン!ブオン!
恋「!?」
愛紗「これは、北郷殿の技!?」
秋蘭は一刀の使っていた、高速移動術神風で舞台の上を駆け回る
春蘭「これは!?」
霞「一刀の技やんか!?」
秋蘭「終わりだ!!」
秋蘭が神風を止めた瞬間、恋の周りに無数の氣の矢が現れる
秋蘭「食らえ!!水雷風雨!!(すいらいふうう)」
秋蘭の言葉を最後に、一斉に氣の矢が恋に放たれた
ドドドドドドドドドドドーーーーーーン
蜀全員「恋!!(ちゃん)(殿)」
あまりの衝撃に会場全体が揺れる、そして煙が晴れて行くと、恋は仰向けで倒れていた
審判「呂布将軍戦闘続行不可能です、勝者夏候淵将軍!!よって決勝戦進出は、魏第一班です!!」
観客「「「おおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!!!!」」」
愛紗「恋!!」
愛紗は直ぐに恋に駆け寄る
愛紗「恋しっかりしろ!!恋!!」
秋蘭「余り動かすな」
愛紗「秋蘭」
秋蘭は恋に近づき、恋の胸に手を置くと、秋蘭の手が光りだす
愛紗「秋蘭何を!?」
秋蘭「一刀に教えて貰った、治癒術だ」
愛紗「何!?直せるのか!!」
秋蘭「いや、あくまで応急処置程度だ、それでも無いよりはましだ」
愛紗「そっ、そうか」
秋蘭「よし、これで良い」
秋蘭が治癒術を止めて、医療班に渡す
秋蘭「愛紗・・・お前はまだ一刀と戦いたいか?」
愛紗「ああ」
秋蘭「なら、はっきり言っておく」
愛紗「何だ?」
愛紗は秋蘭の言葉に耳を傾けた
秋蘭「今の私でも、一刀には勝てない」
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皆さん、どうもカイです、暑い日が続いていますが、皆さんは大丈夫ですか?こっちはそんな暑さを吹き飛ばす、武道会です、秋蘭の成長をちょっと見せます