No.225472

鬼女岩手

みなさんご存知、「安達が原の鬼婆」です。 旅人をとって食うイメージが先行しますが、そうなる前の話が重要です。 奉公先の姫を難病から救うために、胎児の生き胆を与えるしかないと聞いた乳母の岩手は、姫を助けようと生き胆をもとめて旅にでます。 しかし、そんな残酷なことはとてもできず数年後(数年間だったか?)、安達が原に落ち着きます。 そんなある日、旅の妊婦とその夫が彼女の岩屋に一夜の宿を求めてきます。 そしてその夜、妊婦は産気づき、夫は医者を呼びに町へ戻りました。 これはチャンス、と、ついに岩手は妊婦の腹を切り開き、胎児をひきずりだすのですが、息絶える間際に、妊婦はこんな身重で旅をしていた理由をかたります。 「数年前に奉公先の姫を救うために旅に出た母をさがしている」 とね。 これが発狂して鬼婆になるまでのいきさつでございます! うろ覚えで申し訳ないけどorz どんなに理由が正当でも、そのための「行為」が間違いだったら誰も救われないってことなのかな~。

2011-06-30 01:04:33 投稿 / 1142×1268ピクセル

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